荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

徳勝龍が優勝した翌日の木瀬部屋

2020年01月28日 | 散文

今年1番の寒さの東京です。

昨日、幕尻の徳勝龍が、ほとんどの人が負けて優勝決定戦になると思っていた、現在の場所最高位の大関貴景勝に勝ちました。堂々の14勝での優勝です。幕尻なので、全て自分より上の番付力士に14勝1敗です。おそらく結びの一番の相撲を取るのも昨日が初めてだったと思います。立派です。

 

夕方から雪になると天気予報が言っている中、木瀬部屋へ出掛けました。読者登録ブロガーさんの要望もあったので・・・。大勢の自転車とファンが居ました。

 

 

 

普段は開いていない部屋を覗いています。こんな日でもないと部屋内部を見ることなんかできないものね!

 

私も覗き込みます。番付順に力士の名札が並んでいます。私の応援の南海力はまだ三段目です。

 

後からTVで知ったのですが、マスコミインタビューが引けた直後だったようです。 

 

不思議だったのはこれです。相撲部屋を詳しく見たことが無いのですが、入り口の頭上に「静」の文字なんか貼っているものなのでしょうか? しかも、これって部屋から外に向いて見上げた場合に正しく読める貼り方です?

 

そんなことをしていたら、なんと、徳勝龍が現れました。

 

まさか現れると思っていなかったのでファンは大騒ぎです。

 

お母さん方はベビーカーを押して、赤ちゃんを連れての撮影です。相撲取りに抱っこされると元気に育つと言います。ましてや優勝力士ですもの。徳勝龍は丁寧に応対していました。

 

そして、大きな体を小さなタクシーに押し込んで出掛けて行きました。

こうして記録的大下剋上の初場所が終わりました。めでたし!

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徳勝龍が優勝した翌日の両国

2020年01月28日 | 散文

今にも雪が降りそうな、寒い寒い両国です。

 

国技館の切符売り場のモニターは、もう3月場所の告知です。

 

そして、嘉風の引退相撲の告知です。相撲界は世代交代の時期だと思います。

 

この幟の両横綱が休場し、豪栄道が大関を陥落し、高安の大関復帰が叶いませんでした。一方で炎鵬などの勢いある若手が出てきました・・・。と書いていたら、豪栄道が引退を表明しました。随分と潔い良い引き際ですね。大関復帰を地元大阪場所で期すものと思っていました。大関になって、カド番で全勝優勝した時に部屋を探して行ったことが思い出です。

 

さて、両国の交差点で相撲取りが信号待ちをしています。

 

相撲取り愛用のビッグサイズ店「ライオン堂」のある交差点です。

 

郵便局では相撲取りがATMの順番を待っています。相撲取りが普通に居る街です。

 

初場所は、感動的な勝利で徳勝龍が優勝しました。その時悔しそうにしていたのが13勝2敗で本割を終えて、同点決勝戦を待っていた正代です。で、「準優勝」した正代の時津風部屋へ行ってみました。当たり前ですが、普段と何も変わっていません。

 

勝負事は非情です。「勝者には全てを、敗者には何も与えるな」です。

 

同じ大関陥落でもこちらは豪栄道とは違う生き方です。十両で優勝した照ノ富士の伊勢ヶ濱部屋へも行ってみました。当然、何もありませんが、彼は膝さえ直れば(もっとも、みんな何処かが痛い状態で相撲を取っている)、幕内優勝も狙える実力の持ち主です。

 

大関から序二段まで落ちて(史上初)、再び大関に復活するという奇跡を見せて欲しい力士です。今場所は全勝して欲しかったです。そうだったら1場所で十両を卒業して、その勢いで幕内でも期待できたのに・・・ 彼の膝が、関取が勤める15日制の勝負に耐えられないのかも知れません。

 

ついでに(失礼)九重部屋にも来てみました。初場所に何かあった訳ではありません。

 

正月の門松を見に来ていなかったので・・・

 

冒頭で世代交代の話をしました。その期待の一番手はこの部屋です。

 

初場所で大関陣を連破して二場所連続で二桁勝利した朝乃山が居ます。一つも負けられなくなった終盤の難敵相手での4連勝は精神的にも立派で、その相撲はスケールが大きく、大関奪取の一番手です。特に、両横綱の衰えが顕著な今、相撲ファン待望の日本人横綱も視野に入れての期待です。

 

高砂部屋の裏側です。

 

お勝手口の看板も立派です。ある意味、こんな相撲部屋は他にありません。

あの暴れん坊横綱朝青龍以来の期待の星が育っています。

コメント (6)
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