浅草の外れの路です。銭湯から客があがっています。大方の銭湯は14時から開店しています。ゆっくりした足取りで帰って行きました。
唐破風の屋根を頂いた本格銭湯です。
よく見ると、雑草が繁っています。これって、ぺんぺん草ではないでしょうか?
家紋も掲げた立派な構えなのに、ぺんぺん草を生やしたらイカンでしょう。
「鶴の湯」です。銭湯はおめでたい名前を付けます。七福神とか富士山とか松竹梅とか鶴亀とかです。
名付けるのは早い者勝ちなので、こういったおめでたい名前の付いた店は老舗だと判断しています。
名前に似合わないぺんぺん草の屋根をもう一度見上げます。比較的新しいです。 どうして掃除しないのだろう?
煙突を探しに裏へ廻りました。あの白い車がある場所が銭湯のボイラー室のようです。
やっぱりそうです。配管が走っています。
廃材とかの燃料が見当たりません。重油を焚いているのでしょうか? それならタンクがあるはずですが、「火気厳禁」の下の鉄の扉の中にあるのでしょうか? 掃除が行き届いて、しっかり管理されている様子です。再び、何故屋根の掃除をしていないのか疑問が湧きます。
煙突を探します。周りは下町の風情です。
ありました! 太くて短い煙突です。この低さは珍しいです。正面から見えなかった筈です。
秋の雲のような空です。懐かしい気持ちになる路地です。