荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

大成殿(孔子廟)へ、

2020年06月24日 | 散文

入徳門から一直線に「杏壇門」を仰ぎ見ます。梅雨の晴れ間の光と黒い門のコントラストが美しいです。門の黒がネットリとした色に見えます。光が当たっていない筈の偏額の文字が鮮やかです。

 

季節の代表植物紫陽花が、水屋脇にぽつんと咲いています。

 

石段を踏むにつれて杏壇門の屋根が大きくなって、そして門が見えてきます。

 

ここにも紫陽花があります。

 

屋根の鬼龍子を見上げます。大きく水を吹き上げています。孔子廟は何度も焼失した歴史があります。

 

梅雨の晴れ間のいっときの青空です。空の青さと門の黒さに偏額の金色が映えます。

 

真正面から大成殿(孔子廟)に相対します。・・・ 重厚感があります。

 

前庭の石畳に踏み入れます。

 

おお! 

 

見上げます。暫く見上げます。梅雨の晴れ間の青空です。

 

前庭から振り返った杏壇門です。

 

入徳門の屋根が見えます。光が溢れています。

 

退出して振り返ります。木漏れ日の杏壇門です。

・・・静かなひと時を過ごしました。

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散策は楷樹より始まる/湯島聖堂

2020年06月24日 | 散文

楷の葉です。この左右整然とした姿から「楷書」の語源となった植物です。

 

詳細はこちらを。

 

楷の樹は孔子と縁の深い樹で、「学問の樹」とも呼ばれています。5代将軍徳川綱吉は孔子の教える儒教を広める場として「孔子廟」を建て、後にここが幕府直轄の昌平坂学問所となりました。梅雨の晴れ間に立つ孔子像です。

 

楷の樹を見上げます。日本では育ちにくいと言われていますが、見事な大樹です。整然とした葉が梅雨の晴れ間の陽射しにくっきりと浮かんでいます。なるほど、「楷書」です。

 

足元には、葉とは対照的に、くもの巣のように根が張り巡らされています。

 

樹下に「孔子銅像建立の記」がありますが、木漏れ陽で読めません。その木漏れ陽が涼しさを感じさせます。

 

梅雨の晴れ間の空に、孔子廟の東回廊の堀と屋根が見えます。今日はあそこへ行きます。

 

石段を踏んで、入徳門に来ました。

この話、続きます。

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