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荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

爪楊枝の使用優先順位

2023年09月09日 | 散文

最近爪楊枝を置いている店が少なくなりました。コロナ禍がきっかけになったように思います。私の行きつけの行列店の中には、客の回転率を上げるためにテーブルから撤去した、との店もあります。食事を終えても爪楊枝を使って座り続けるので、テーブルから撤去して、希望者にはレジで渡しています。使った爪楊枝の捨て場所に困るので、私は貰っていません。自然と訪問頻度が少なくなります。何はともあれ、年が寄って(何に寄るのか?冥界か?)歯間が隙くと、食後の爪楊枝は必需品です(確かに時間が掛かって長居します)。

 

さて、私には袋入り爪楊枝の使用(消費?)に、れっきとした優先順位があります。袋が綺麗でない、触れ回されて皺が寄った物から使うのです。これは昔からの習慣で、私自身確たる理由を持っていません。強いて言うなら、食卓の上は綺麗にしておきたい、心理でしょうか?

今日で言えば、触られながらここまで使用されなかったあれ、前列左ですね。

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「つづらそバ」の「つぼそば」

2023年09月09日 | 散文

目白通り商店街に在る蕎麦屋です。数年前から1度行ってみたいと思いながら縁がありませんでした。場所は目白通り沿いの下落合です。

 

今日は縁がありました。まだ営業中でした。

 

こんな屋号、「つづらそバ」です。

 

大きな店舗です。流行っていそうです。

 

店の正面奥に通されました。立派な造りです。蕎麦屋ではいつも「せいろ」を注文します。その店の蕎麦の味がよく分かります。注文しかけて、メニューの下の方で目が止まりました。

 

「つぼそば」とあります。ひらがなで、です。初めて訪れる店です。興味本位で注文しました。出てきたのがこれです。なるほど、「壺蕎麦」ですね。

 

先ず注意されます。「壺を傾けて覗き込まないで下さい。よくツユを零す人が居ます」注意深く真上に持ち上げて、混乱しないように元あった具材の側に置きました。また注意されます。「どれから召し上がられても結構ですが、カレーだけは最後に召し上がって下さい。口の中が全部カレー味になってしまいます」そして、「1度に、全ての蕎麦にツユを掛けないで下さい。蕎麦が伸びてしまいます」

 

なるほど、要領が分かりました。これから食べることにしました。具材は山菜で、ツユは大根おろしです。面白い!美味い!けど、ちょっと蕎麦の喉越しが悪い。でも面白さが勝ります。

 

 

次は椎茸の具で、とろろ蕎麦です。蕎麦に椎茸を乗っけて、壺のツユを掛けます。

 

こうなりました。とろろ蕎麦です。

 

次は見たとおり、天ぷら蕎麦です。

 

 

そして次の具材はうずら卵です。

 

ツユは、ワサビです。卵をかき混ぜて食べます。面白くて箸が止まりません。

 

そして最後に、薬味のネギです。

 

カレー蕎麦に乗せます。

 

完食しました。面白しろさに夢中で食べました。満腹満足です。容器を元に戻して改めて膳を眺めました。確かに、壺を蓋のようにパカッって開けたくなります。ツユをこぼしますね。

次回も行って、他のメニューも試してみたい、と思いました。

コメント (6)
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