荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

野見宿禰神社

2023年09月24日 | 散文

両国の隣街、墨田区横網に在ります。国技館のすぐ近くです。ちなみに、地名は「横綱」ではありません。「横網」です。「大日本相撲協会」の文字が歴史を語ります。

 

お参りします。東京での本場所開催前には、必ず日本相撲協会の関係者が神事を執り行うなど、相撲界が信仰している神社です。

 

そうなのです。こちらの石碑には「日本相撲協会」と刻まれています。野見宿禰は、日本書紀に登場する相撲の神様です。常麻蹴速の脇骨を踏み折って殺して勝ったそうです。

勝った宿禰は蹴速の領地を賜り、長く垂仁天皇に仕え、埴輪を考案したそうです。埴輪作りや古墳の造営に携わった古代の豪族・土師氏は宿禰の末裔といわれています。土師氏の中から菅原氏が現れ、平安時代には学問の家系として活躍しました。天満宮に祀られている学問の神様・菅原道真は、野見宿禰の子孫になります。  人を蹴り殺した荒々しい大男の子孫が、平安貴族で学問の神様・菅原道真なんて、ちょっとイメージが結びつきません。

さて、境内には「横網碑」が2基有ります(勧進相撲発祥の地・富岡八幡宮にも有ります)。そのうちの私に親しい2基目です。金文字は故人です。相撲取りは統計的に短命です・・・。

 

一見小さな神社ですが、けっこう由緒ある神社なのです。

さて、2023年9月場所の勝者は?

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「ジョイフル三ノ輪」で今年最後(かな?)のかき氷

2023年09月24日 | 散文

9月の終盤だというのに今日も真夏日です。都電を追って終点までやって来ました。もう3本の自販機飲料を飲んでいますが、体の暑さが堪りません。

 

見上げるアーケードは、「ジョイフル三ノ輪」商店街です。

 

入って直ぐの右手です。以前から気になっていた店が在ります。

 

かき氷の幟暖簾が私を呼びます。

 

「都電屋」です。

 

こんな外見です。

 

都電荒川線を含めた、王子電気軌道沿線案内図です。以前から気になっていた店です。

 

彼が入ったので店内が覗けました。おじさん一人でも大丈夫そうです。

 

後を追って入りました。昔、プラットホームに有った行き先案内ですね。

 

おお、懐かしい!鉄ちゃんが喜びそうな店です。

 

思ってた以上に店内は広いです。

 

 

かき氷を食べると決めていますが、メニューを取りました。写真は昭和20年頃の三ノ輪橋停留場です。戦争直後の下町です。都電の挿絵も好いです。

 

いちごのかき氷を注文しました。かき氷らしくない盛り付けです。これが意外性のかき氷でした。

 

氷が白くて水っぽくないんです。ミルクが入った味ではありません。パウダースノーのようです。最後までこの白いままの氷でした。サラリとした、不思議な食感でもあります。

ここは散策でよく通ります。来年の夏の散策には、必ずかき氷を食べに寄り道すると思います。

コメント (2)
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