
写真1 切り分けたアクマキ 白砂糖をのせてある

写真2 鹿児島県姶良郡湧水町恒次の「ふるさと加工グループ」製アクマキ

写真3 孟宗竹の茶色の皮 アクマキに使う

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端午の節、鹿児島の伝統食はカカランダゴとアクマキ(写真1・写真2)。
アクマキを私たちはアッマッとも呼ぶ。
アクマキの作り方は次のよう。
1.木灰でアク・灰汁を作る。
かつて、アクは煮炊きするカマドの灰からとっていた。
2.アク・灰汁に糯米を1夜浸す。
3.孟宗竹の皮を水に浸し、柔らかくする。
4.水を切った糯米を孟宗竹の皮に詰めて包み、
竹皮やシュロの細紐で2~3ヵ所縛る。
5.縛った竹皮包みを、糯米を浸していたアク・灰汁に入れ
水を足しながら3時間ほど煮る。
米粒が飴色に変化したらできあがり。
食べる際、竹皮を剥ぎ、アクマキを左手に持ち、
糸の一方を口にくわえ、他方を右手で動かし切っていた。
切り分けたアクマキは、黒砂糖や白砂糖、キナコなどをつけて食べる。
アクマキを、薩摩藩は関ヶ原の戦いに兵糧として持参したと云われる。
引用・参考文献等:『さつまの味めぐり<3> ふるさとお菓子の歳時記』
発行:鹿児島県食生活改善推進員連絡協議会 平成4年
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1・写真2;2013年05月12日、写真3;2012年04月21日
撮影地:写真1・写真2;埼玉県久喜市、写真3;鹿児島県姶良郡湧水町