
写真1 自然堤防の土手に棕櫚 整枝の男性

写真2 自然堤防の土手に棕櫚


写真3 自然堤防上に神明神社と棕櫚 平方新田(手前)と深井新田(前方)の境
1本道は神明神社横で平方新田から下り、深井新田へ上がる
写真4 一輪車ひく男性 自然堤防上の1本道 男性に棕櫚利用等を伺う


写真5 自然堤防上の1本道に棕櫚
写真6 棕櫚の皮は細く長く、絡まりフワフワ

ブログランキングに登録しています。よろしければ、左の緑色部をクリックしてください。
JR武蔵野線吉川駅から江戸川右岸堤防へ歩く(弊ブログ2015年02月04日)
目的地は旧太日川の自然堤防上にある集落、平方新田と深井新田
道すがら、シュロ・棕櫚を植栽する屋敷が多い
両新田でも目に入る
平方新田で遇った男性(1950年生まれ・写真4)にシュロの利用を伺う
次のよう
シュロの使いみちは二つだった
一つはヨシズを造るためのシュロ縄
二つは浅井戸水の濾過材
当地では農家がヨシズを造り販売していた
旧太日川の河道跡や江戸川にヨシ・葦が繁茂
そのヨシと自家産シュロ縄を使ってヨシズを編んでいた
江戸川ではヨシ原を焼いていた
当地の飲料水は井戸から汲みあげていた
浅井戸の水は濾過を要するほど濁っていた
シュロ皮、砂利、砂を重ねた濾過セットを拵えた
それを2~3セット重ねて通水
澄んだ水になり、飲めた
なるほど、シュロ・棕櫚は有効利用されていた
今見るのは名残り棕櫚
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日・撮影地:写真1~写真5;2015年02月02日・埼玉県吉川市
写真6;2015年02月15日・埼玉県久喜市