
写真1 ムラサキツメクサは花の直ぐ下に葉をつける。その葉には白斑
別名:アカツメクサ 学名:Trifolium pretense マメ科
2015/07/10 渡良瀬遊水地第2調整池堤防。写真2~写真5も同じ

写真2 光合成のために、種の保存のために周りの草と競いつつ上に伸びるムラサキツメクサ
白い花はムラサキツメクサの変異個体

写真3 光合成のために、種の保存のために周りの草と競い、丈を60cm、70cmほどに伸ばすムラサキツメクサ
写真奥は渡良瀬遊水地第2調整池

写真4 道端のムラサキツメクサは、競わず光合成できる道中央へ伸びて倒れ匍匐するよう
それでも、上へ伸び立とうとしている

写真5 光合成のために、種の保存のために周りに競う草のないムラサキツメクサ
丈は20cmほど、写真2、写真3の群生個体にくらべて低い

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盛夏、7月10日
渡良瀬遊水地第2調整池の堤防天端道を歩く(弊ブログ2015年08月09日写真1)
土手はムラサキツメクサに被われているよう
天端道を歩き、ムラサキツメクサを見ると次の生育状況がある
1.周り四方の草と競い、丈を60cm、70cmほどに伸ばす(写真2・写真3)
2.周り片方・道端に競う草があり、競う草のない道中央へ伸びて倒れ匍匐するよう
それでも、上へ伸び立とうとしている(写真4)
3.周りに競う草はなく、丈は20cmほど(写真5)
三つの状況から次のように考える
1.一言でいえば種保存の環境適応性(弊ブログ2015年09月29日)
具体的には次のよう
2.DNAに組み込まれた生長限界の範囲で
周り四方に光合成を競う草があると、有利にできる上へ上へと伸びる
伸びる際、周りの草を支えにする(写真2・写真3)
3.周り片方に光合成を競う草があると、競わない方へ伸びる(写真4)
4.周り四方に光合成を競う草がなければ、無理して上へ伸びない(写真5)
ムラサキツメクサの仲間・同科同属にシロツメクサがある
特徴は次のよう
白い花をつける
葉を4枚つける個体、いわゆる四つ葉のクローバーもある
白い花の直ぐ下に葉をつけない
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2015年07月10日 撮影地:栃木市・旧藤岡町