おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

風になびくイグサ 開発波のなか

2016年06月22日 04時13分17秒 | 農業

写真1 風にゆれなびくイグサ(い草・藺草)、開発の波にもゆれなびく
     ホテル、マンション、住宅などへイグサや稲の田んぼは転用されつつある


写真2 イグサの倒伏折れを防ぐメッシュ(網目)が全面につくられている。強風はイグサの敵


写真3 倒伏折れを防ぐメッシュ(網目)の1辺は約17cm


写真4 イグサの田んぼに薄茶色の防風ネットが見える。手前は早苗田


写真5 イグサの手前に早苗田、向うにブルドーザー、イグサ、集落、里山(①~④)
     ブルは田んぼの農外転用のため? 里山にはミカン畑


写真6 「自然の香り くまもと畳表」の椅子と座布団。新八代駅改札口の中、1階フロアー

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 2016年06月08日
 10:40、肥前飯田で各駅停車に乗る
 肥前鹿島で特急に乗り換え新鳥栖へ(弊ブログ2016年06月17日
 新鳥栖発12:05・つばめ323号に乗り、新八代に13:22着く
 駅近くのイグサ田んぼなどを見撮

 その印象は次のよう
 一つに、駅周りの田んぼは農外転用進行中
  イグサ、稲などの田んぼは住宅、ホテル、マンションなどへ替わる
 二つに、思ったよりイグサの田んぼは少ない
  中国産や国内産のイグサとの競争ゆえ
 三つに、関東地方と違い田植えは遅い
 四つに、里山の姿
  1961年農業基本法の農業生産の選択的拡大でミカンは里山を登った(注1)
  しかし、オレンジ自由化(注2)などによりミカンの木は減った
  その姿を反映しているかのような里山(写真5①~④)
 
 14:26、新八代でつばめ328号に乗り新鳥栖へ(弊ブログ2016年06月19日

 注1 当時は高米価に入り、田んぼにミカンは不利だった。1969年度・1970年度から始まる米の生産調整政策で
     田んぼにミカン、リンゴ、ナシ、モモなどの果樹永年作物の植栽が進んだ
     リンゴの事例:弊ブログ2016年05月26日
 注2 1991年にオレンジ生果の自由化、1992年にオレンジ果汁の自由化
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日・撮影地:上記

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