シルバーストーン・サーキットで31日(金)、2020年FIA F1世界選手権第4戦イギリスGP金曜フリー走行2回目が実施され、レーシング・ポイントのストロールがタイムシート最上位に立った。
ピレリがC1からC3のドライタイヤ3種類を用意したシルバーストーンでの初戦――来週末にはF1 70周年記念GPが同地で開催予定――は、初回セッションでレッドブルのフェルスタッペンがトップタイムを記録し、メルセデスのハミルトンとストロールが続いている。
快晴に恵まれたシルバーストーンは気温34.6℃、路面温度49.1℃、湿度28%のドライコンディションで初日2回目のフリー走行がスタートするも、数分間は動きがなく、開始から5分が経過しようというタイミングでルノーのリカルドがコースに向かい、アルファ・タウリのクビアトが合流した。
その後、ハースF1やアルファロメオ・レーシングのドライバーたちが始動し、初回セッションでインタークーラーのトラブルに見舞われていたフェラーリのベッテルもインストレーションラップを終えてコース上での作業に取り掛かっている。レッドブルやメルセデスはしばらくガレージにとどまっていたものの、20分経過を前に全車のタイムが出そろい、トップにつけたのは1分28秒039をマークしたボッタス(メルセデス)だ。
セッション序盤はミディアムもしくはハードのタイヤを使ったプログラムが主流となり、ボッタスをはじめ、トップ5のドライバーはミディアムで残したタイムだった。6番手にとどまっていたハミルトンはハードタイヤで周回し、レーシング・ポイントのストロールと、ペレスに代わってイギリスGPに出場するヒュルケンベルグもハードタイヤを評価している。ペレスがグランプリ開幕を前に新型コロナウイルス検査で陽性反応となり、今週末のレースは欠場を余儀なくされたため、レーシング・ポイントは急きょ、ヒュルケンベルグを代役に立てた。
初回セッションで走行時間を大きく失ったベッテルはなんとか埋め合わせたいところだったが、思うようにペースが上がらず、8周を走ったところで「何かがルーズになっている」と訴えてピットに引き上げた。マシンを降りたベッテルはノーズが外されたフロント部分をしきりに確認しており、すぐさまメカニックたちが修復作業をスタートさせている。
セッション中盤にはソフトタイヤに切り替える陣営が増え、1分27秒台に入れたストロールが最速タイムを更新。0.090秒差でレッドブルのアルボンが2番手に飛び込むも、2度目のクイックラップを走行中、ストウを通過中に縁石に触れたところ、マシンのコントロールを失ってスピンを喫し、そのままランオフエリアのガードレールにぶつかって停車した。これで赤旗が振られ、コースに出ていた全車にピット帰還が命ぜられた。
約10分後に再びピットレーン出口の信号が青に変わり、予選シミュレーションを完了していなかったドライバーを中心にコースに向かう。ベッテルはそこからさらに10分ほど遅れて出陣の準備を整えたが、最初のタイム計測では1分28秒860にとどまり、ポジションは2つ上がって18番手だった。
多くがレースシミュレーションに取り組んだ終盤、メルセデスは2人のドライバーのタイヤを分け、ミディアムを履いたボッタスは1分31秒半ば、ハードタイヤで周回を重ねたハミルトンは1分32秒から33秒台のタイムを刻んでいたが、周回数が増えるにつれて2人のタイム差は縮まり、ハミルトンの方がコンマ数秒上回ることもあった。
ストロールがトップに立ったまま初日の走行が終わり、クラッシュによって13周の走行にとどまったアルボンが2番手、ボッタス、ルクレール、ハミルトンがトップ5に並んでいる。マクラーレンのサインツをはさんで7番手にヒュルケンベルグが入り、アルファ・タウリのガスリーが8番手、リカルド、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)が10番手タイムを刻んだ。
フェルスタッペンは14番手、アルファ・タウリのダニール・クビアトは15番手だった。
ホンダPU勢のフェルスタッペンは、FP1ではトップタイムだったものの、FP2ではファステストラップで他のマシンにブロックされ、タイムは14番手でしたが感触は悪くはないようです。
土曜日の予選に期待しましょう!
ピレリがC1からC3のドライタイヤ3種類を用意したシルバーストーンでの初戦――来週末にはF1 70周年記念GPが同地で開催予定――は、初回セッションでレッドブルのフェルスタッペンがトップタイムを記録し、メルセデスのハミルトンとストロールが続いている。
快晴に恵まれたシルバーストーンは気温34.6℃、路面温度49.1℃、湿度28%のドライコンディションで初日2回目のフリー走行がスタートするも、数分間は動きがなく、開始から5分が経過しようというタイミングでルノーのリカルドがコースに向かい、アルファ・タウリのクビアトが合流した。
その後、ハースF1やアルファロメオ・レーシングのドライバーたちが始動し、初回セッションでインタークーラーのトラブルに見舞われていたフェラーリのベッテルもインストレーションラップを終えてコース上での作業に取り掛かっている。レッドブルやメルセデスはしばらくガレージにとどまっていたものの、20分経過を前に全車のタイムが出そろい、トップにつけたのは1分28秒039をマークしたボッタス(メルセデス)だ。
セッション序盤はミディアムもしくはハードのタイヤを使ったプログラムが主流となり、ボッタスをはじめ、トップ5のドライバーはミディアムで残したタイムだった。6番手にとどまっていたハミルトンはハードタイヤで周回し、レーシング・ポイントのストロールと、ペレスに代わってイギリスGPに出場するヒュルケンベルグもハードタイヤを評価している。ペレスがグランプリ開幕を前に新型コロナウイルス検査で陽性反応となり、今週末のレースは欠場を余儀なくされたため、レーシング・ポイントは急きょ、ヒュルケンベルグを代役に立てた。
初回セッションで走行時間を大きく失ったベッテルはなんとか埋め合わせたいところだったが、思うようにペースが上がらず、8周を走ったところで「何かがルーズになっている」と訴えてピットに引き上げた。マシンを降りたベッテルはノーズが外されたフロント部分をしきりに確認しており、すぐさまメカニックたちが修復作業をスタートさせている。
セッション中盤にはソフトタイヤに切り替える陣営が増え、1分27秒台に入れたストロールが最速タイムを更新。0.090秒差でレッドブルのアルボンが2番手に飛び込むも、2度目のクイックラップを走行中、ストウを通過中に縁石に触れたところ、マシンのコントロールを失ってスピンを喫し、そのままランオフエリアのガードレールにぶつかって停車した。これで赤旗が振られ、コースに出ていた全車にピット帰還が命ぜられた。
約10分後に再びピットレーン出口の信号が青に変わり、予選シミュレーションを完了していなかったドライバーを中心にコースに向かう。ベッテルはそこからさらに10分ほど遅れて出陣の準備を整えたが、最初のタイム計測では1分28秒860にとどまり、ポジションは2つ上がって18番手だった。
多くがレースシミュレーションに取り組んだ終盤、メルセデスは2人のドライバーのタイヤを分け、ミディアムを履いたボッタスは1分31秒半ば、ハードタイヤで周回を重ねたハミルトンは1分32秒から33秒台のタイムを刻んでいたが、周回数が増えるにつれて2人のタイム差は縮まり、ハミルトンの方がコンマ数秒上回ることもあった。
ストロールがトップに立ったまま初日の走行が終わり、クラッシュによって13周の走行にとどまったアルボンが2番手、ボッタス、ルクレール、ハミルトンがトップ5に並んでいる。マクラーレンのサインツをはさんで7番手にヒュルケンベルグが入り、アルファ・タウリのガスリーが8番手、リカルド、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)が10番手タイムを刻んだ。
フェルスタッペンは14番手、アルファ・タウリのダニール・クビアトは15番手だった。
ホンダPU勢のフェルスタッペンは、FP1ではトップタイムだったものの、FP2ではファステストラップで他のマシンにブロックされ、タイムは14番手でしたが感触は悪くはないようです。
土曜日の予選に期待しましょう!