15日(土)、バルセロナ郊外にあるカタロニア・サーキットで2020年FIA F1世界選手権第6戦スペインGP予選が行われ、メルセデスのハミルトンがポールポジションを獲得した。
3回のフリー走行を通してメルセデスが1-2態勢を築き、レッドブルのフェルスタッペンが3番手の座をキープしていた今週末は、いつもに増して中団グループのバトルが激しく、0.1秒の違いでポジションが複数後退する状況だった。
ピレリはバルセロナにC1からC3のドライタイヤを用意しているが、例年のスペインGPとは開催時期が異なっていることから、レース用タイヤを見極めるにあたって過去のデータを適用しにくい状況と言え、各チームとも入念に戦略を練って予選に臨んでいる。
太陽の日差しが照りつけるカタロニア・サーキットで気温30.5℃、路面温度48.7℃、湿度59.7%のドライコンディションで始まった予選Q1はウィリアムズのラティフィとラッセルが真っ先にコースイン。2人がタイムを刻んでピットに引き上げようというタイミングでフェルスタッペンとメルセデスコンビが動き出すと、他のチームもドライバーたちをコースに送り出し始めた。
フェルスタッペンのタイムをボッタスが0.002秒上回った直後、1分17秒037を刻んだハミルトンが2人を0.3秒以上引き離し、さらにレーシング・ポイント勢が好ペースを発揮して2番手と3番手に飛び込む。ペレスはハミルトンに0.080秒差のタイムを残し、ストロールは0.279秒遅れながらボッタスよりも速くラップをまとめている。
ペレスとストロールはガレージで次のセッションに備え、それ以外のドライバーがQ1終盤のアタックラップに臨んだ。1分16秒台に入れたハミルトンが突き放し、フェルスタッペンとボッタス、されにフェラーリのルクレールが自己ベストタイムを更新してポジションを上げている。
1,000分の数秒を競う超混戦となったQ2進出をかけたバトルはアルファロメオ・レーシングのライコネンが15番手でQ1を突破した一方、初日のフリー走行では好パフォーマンスを見せていたハースF1が予選を終えてみればマグヌッセンが16番手、グロージャンは17番手でともにQ1で姿を消し、ラッセルとラティフィのウィリアムズ勢が18番手と19番手、アルファロメオ・レーシングのジョビナッツィが20番手だ。とはいえ、ライコネンとマグヌッセンのギャップは0.1秒しかなく、グロージャンとラッセルも匹敵するペースでアタックしていた。
Q1はハミルトンをトップに、ペレス、フェルスタッペン、ボッタス、ルクレールが5番手に続いている。
15分間で争われたQ2はメルセデス勢が先陣を切り、2人ともソフトタイヤでコースに向かう。さらに10台が同じ柔らかいコンパウンドのタイヤセットを装着して動き出し、ストロールやアルファ・タウリのガスリーら、一部はユーズドタイヤで最初のランに臨んだ。
1分16秒013をたたき出したハミルトンに0.139秒差でボッタスが2番手につけ、フェルスタッペンは0.5秒遅れの3番手、4番手以降はポジションの入れ替わりが激しく、1分16秒台の好ラップをまとめたマクラーレンのサインツがトップと0.863秒差の4番手に飛び込んでいる。
15台のタイムが出そろった時点でノックアウトゾーンの11番手以下は、フェラーリのベッテル、ルノーのオコン、ガスリーとクビアトのアルファ・タウリ勢に加えてライコネンが名を連ねた。10番手に並んでいたルノーのリカルドとベッテルのギャップはわずかに0.08秒しかない。
トップ3が参加を見送ったQ2終盤のアタックではライコネンがミディアムを選んだ以外は新しいソフトタイヤでペースアップを目指した。ストロールが自己ベストでまとめて4番手に上がる中、Q3進出をかけたバトルはドライバーがコントロールラインを通過するたびにオーダーが入れ替わり、最後にガスリーが5番手タイムを刻んでノックアウトゾーンから大きく浮上した結果、ベッテル、クビアト、リカルド、ライコネン、オコンの5人がここで姿を消すことになった。
Q2を突破したのはトップのハミルトンから順位、ボッタス、フェルスタッペン、ストロール、ガスリー、サインツ、ペレス、ルクレール、アルボン、ノリス(マクラーレン)だ。
10番手タイムでQ3に進んだノリスと、11番手でQ2敗退を喫したベッテルのギャップは実に1,000分の2秒。9番手のアルボンとベッテルのギャップも0.005秒しかなく、アルボンから13番手だったリカルドを含めてもタイム差は0.035秒だった。
ポールシッターが決まるQ3はレーシング・ポイント勢が最初にガレージを出発し、ユーズドタイヤを履く者もいれば新品を投入するドライバーもいたが、10台すべてがコースに出てアタックラップに挑んでいる。
メルセデスコンビは2人ともペースアップに成功しているが、暫定ポールのポジションを手に入れたのは1分15秒584をマークしたハミルトンだ。とはいえ、ボッタスのタイムは0.059秒違いと非常に匹敵しており、ラストアタックでの巻き返しに注目が集まった。メルセデス勢は最後のアタックを前に3番手につけていたフェルスタッペンに0.7秒のリードを築いていたため、ポールポジション争いはメルセデスコンビニしぼられたものの、ボッタスがタイムを更新できず、それを知ったハミルトンはペースを緩めてコントロールラインを通過している。
結果、ハミルトンがポールポジションを手にし、ボッタスが2番手につけてメルセデスが再びフロントローを独占。3番手にフェルスタッペン、ペレス、ストロール、アルボン、サインツ、ノリス、ルクレール、ガスリーのオーダーで予選順位が決した。
ホンダPU勢は、3番手のフェルスタッペン、6番手のアルボン、10番手のガスリーとその0.056秒遅れの12番手のクビアトと好調ですが、決勝では4台とも入賞して欲しいですね!
3回のフリー走行を通してメルセデスが1-2態勢を築き、レッドブルのフェルスタッペンが3番手の座をキープしていた今週末は、いつもに増して中団グループのバトルが激しく、0.1秒の違いでポジションが複数後退する状況だった。
ピレリはバルセロナにC1からC3のドライタイヤを用意しているが、例年のスペインGPとは開催時期が異なっていることから、レース用タイヤを見極めるにあたって過去のデータを適用しにくい状況と言え、各チームとも入念に戦略を練って予選に臨んでいる。
太陽の日差しが照りつけるカタロニア・サーキットで気温30.5℃、路面温度48.7℃、湿度59.7%のドライコンディションで始まった予選Q1はウィリアムズのラティフィとラッセルが真っ先にコースイン。2人がタイムを刻んでピットに引き上げようというタイミングでフェルスタッペンとメルセデスコンビが動き出すと、他のチームもドライバーたちをコースに送り出し始めた。
フェルスタッペンのタイムをボッタスが0.002秒上回った直後、1分17秒037を刻んだハミルトンが2人を0.3秒以上引き離し、さらにレーシング・ポイント勢が好ペースを発揮して2番手と3番手に飛び込む。ペレスはハミルトンに0.080秒差のタイムを残し、ストロールは0.279秒遅れながらボッタスよりも速くラップをまとめている。
ペレスとストロールはガレージで次のセッションに備え、それ以外のドライバーがQ1終盤のアタックラップに臨んだ。1分16秒台に入れたハミルトンが突き放し、フェルスタッペンとボッタス、されにフェラーリのルクレールが自己ベストタイムを更新してポジションを上げている。
1,000分の数秒を競う超混戦となったQ2進出をかけたバトルはアルファロメオ・レーシングのライコネンが15番手でQ1を突破した一方、初日のフリー走行では好パフォーマンスを見せていたハースF1が予選を終えてみればマグヌッセンが16番手、グロージャンは17番手でともにQ1で姿を消し、ラッセルとラティフィのウィリアムズ勢が18番手と19番手、アルファロメオ・レーシングのジョビナッツィが20番手だ。とはいえ、ライコネンとマグヌッセンのギャップは0.1秒しかなく、グロージャンとラッセルも匹敵するペースでアタックしていた。
Q1はハミルトンをトップに、ペレス、フェルスタッペン、ボッタス、ルクレールが5番手に続いている。
15分間で争われたQ2はメルセデス勢が先陣を切り、2人ともソフトタイヤでコースに向かう。さらに10台が同じ柔らかいコンパウンドのタイヤセットを装着して動き出し、ストロールやアルファ・タウリのガスリーら、一部はユーズドタイヤで最初のランに臨んだ。
1分16秒013をたたき出したハミルトンに0.139秒差でボッタスが2番手につけ、フェルスタッペンは0.5秒遅れの3番手、4番手以降はポジションの入れ替わりが激しく、1分16秒台の好ラップをまとめたマクラーレンのサインツがトップと0.863秒差の4番手に飛び込んでいる。
15台のタイムが出そろった時点でノックアウトゾーンの11番手以下は、フェラーリのベッテル、ルノーのオコン、ガスリーとクビアトのアルファ・タウリ勢に加えてライコネンが名を連ねた。10番手に並んでいたルノーのリカルドとベッテルのギャップはわずかに0.08秒しかない。
トップ3が参加を見送ったQ2終盤のアタックではライコネンがミディアムを選んだ以外は新しいソフトタイヤでペースアップを目指した。ストロールが自己ベストでまとめて4番手に上がる中、Q3進出をかけたバトルはドライバーがコントロールラインを通過するたびにオーダーが入れ替わり、最後にガスリーが5番手タイムを刻んでノックアウトゾーンから大きく浮上した結果、ベッテル、クビアト、リカルド、ライコネン、オコンの5人がここで姿を消すことになった。
Q2を突破したのはトップのハミルトンから順位、ボッタス、フェルスタッペン、ストロール、ガスリー、サインツ、ペレス、ルクレール、アルボン、ノリス(マクラーレン)だ。
10番手タイムでQ3に進んだノリスと、11番手でQ2敗退を喫したベッテルのギャップは実に1,000分の2秒。9番手のアルボンとベッテルのギャップも0.005秒しかなく、アルボンから13番手だったリカルドを含めてもタイム差は0.035秒だった。
ポールシッターが決まるQ3はレーシング・ポイント勢が最初にガレージを出発し、ユーズドタイヤを履く者もいれば新品を投入するドライバーもいたが、10台すべてがコースに出てアタックラップに挑んでいる。
メルセデスコンビは2人ともペースアップに成功しているが、暫定ポールのポジションを手に入れたのは1分15秒584をマークしたハミルトンだ。とはいえ、ボッタスのタイムは0.059秒違いと非常に匹敵しており、ラストアタックでの巻き返しに注目が集まった。メルセデス勢は最後のアタックを前に3番手につけていたフェルスタッペンに0.7秒のリードを築いていたため、ポールポジション争いはメルセデスコンビニしぼられたものの、ボッタスがタイムを更新できず、それを知ったハミルトンはペースを緩めてコントロールラインを通過している。
結果、ハミルトンがポールポジションを手にし、ボッタスが2番手につけてメルセデスが再びフロントローを独占。3番手にフェルスタッペン、ペレス、ストロール、アルボン、サインツ、ノリス、ルクレール、ガスリーのオーダーで予選順位が決した。
ホンダPU勢は、3番手のフェルスタッペン、6番手のアルボン、10番手のガスリーとその0.056秒遅れの12番手のクビアトと好調ですが、決勝では4台とも入賞して欲しいですね!