前戦イギリスGPと同じシルバーストーン・サーキットを舞台に8日(土)、2020年FIA F1世界選手権第5戦F1 70周年記念GP予選が実施され、メルセデスのバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得した。
前回のグランプリとは異なり、C2からC4のピレリタイヤが用意された今週末は、柔らかいソフトタイヤの耐久性に難があることから、フリー走行でC4タイヤを使用し続けるチームが多かったものの、ミディアムタイヤで自己ベストタイムを刻むドライバーも複数いた。
3回のフリー走行を通してメルセデスが1-2態勢を維持して迎えた予選は青空が広がる中、気温26.4℃、路面温度44℃、湿度52%のドライコンディションでQ1開始時刻を迎える。ピットレーンオープンと同時にハースF1のマグヌッセンとグロージャンがガレージを離れ、レーシング・ポイントのヒュルケンベルグが合流した。
ハースF1勢はミディアムタイヤを選んだが、ペレスに代わってRP20を駆るヒュルケンベルグはソフトタイヤだ。ウィリアムズのラッセルがミディアムタイヤを装着してコースに向かったものの、その後に加わったドライバーたちは全員がソフトタイヤを履いており、ハースF1の2人は3周を走ってソフトタイヤに履き替えている。
20台のタイムが出そろった時点でトップに立っていたのは1分27秒154を刻んだレッドブルのフェルスタッペンだが、メルセデス勢がタイムを更新してハミルトンとボッタスのトップ2に変わった。
ノックアウトゾーンの16番手以下にはアルボン(レッドブル)、マグヌッセン、ライコネンとジョビナッツィのアルファロメオ・レーシング勢、ウィリアムズのラティフィの名前が並んでいた。
全車がソフトタイヤで挑んだQ1のラストアタックはメルセデス以外のドライバーが新品のタイヤセットを投入している。ノックアウトゾーンにいたアルボンは一気にペースを上げ、フェルスタッペンをも上回って3番手に飛び込み、レッドブル勢の後ろにはアルファ・タウリのガスリーがつけたが、相棒のクビアトは思うようにラップをまとめきれず、16番手でQ1敗退を喫した。他にQ1で予選順位を確定させたのは17番手だったマグヌッセン、ラティフィ、ジョビナッツィ、ライコネンだ。
Q1はユーズドタイヤで自己ベストタイムを記録したボッタスが1分26秒738のトップタイムを記録し、0.080秒差でハミルトンが2番手に控えた。
インターバルを経て迎えたQ2はユーズドタイヤで出陣したグロージャンを含め、ほとんどのドライバーがミディアムタイヤを選択するも、レッドブルはフェルスタッペンにハードタイヤを履かせてコースに送り出す。フェラーリ勢はタイミングをずらして動き出し、ラッセルは序盤のアタックに参加せずにガレージで待機していた。
1分25秒785をマークしたボッタスがトップに立ち、ハミルトンは0.481秒遅れの2番手、ルノーのリカルドが3番手につけ、フェラーリのルクレールが4番手、ハードでアタックしたフェルスタッペンはトップから約1秒差の5番手だ。フリー走行から好パフォーマンスを発揮していたレーシング・ポイントはストロールが6番手に入るも、ヒュルケンベルグはコースを飛び出してしまい、13番手のタイムにとどまった。
14台がピットに引き上げたのと入れ替わるようにコースインしたラッセルは新しいソフトタイヤを装着し、1分27秒455を刻んで12番手に飛び込んでいる。他に、Q2終盤のアタックでソフトを選択したのはメルセデスの2台とフェラーリ勢だけで、レースのスタートタイヤになることを踏まえてミディアムタイヤにこだわる陣営が多かった。
リカルドとフェルスタッペンはQ3進出を確信してアタックせず、ガレージで次のセッションに向けた準備に専念している。ヒュルケンベルグが2番手に飛び込んだほか、ガスリーが4番手タイムをたたき出すなどタイム更新が相次いだ結果、リカルドとフェルスタッペンの順位は少しずつ後退してしまったものの、最終的にはリカルドが5番手、フェルスタッペンが9番手の位置でQ2を突破した。
Q1のトップはボッタスがキープし、ヒュルケンベルグ、ハミルトン、ガスリー、リカルド、アルボン、ストロール、ルクレール、フェルスタッペン、マクラーレンのノリスが10番手でポールポジションを争うQ3へと進んでいる。
11番手以下となったオコン(ルノー)、ベッテル(フェラーリ)、サインツ(マクラーレン)、グロージャン、ラッセルがQ2で姿を消した。
12分間で争われたQ3はノリスを先頭に、メルセデスの2人やガスリーらが続いてコースに向かう。開始から1分経過する頃には10台がアウトラップに入っており、ソフトタイヤを選んだ中でメルセデス勢に加えてヒュルケンベルグとルクレールが新品、ノリス、ガスリー、ストロールはユーズドのタイヤセットだ。リカルドとレッドブル勢がミディアムを履き、うち、アルボンだけがユーズドだった。
路面温度が40度を下回る中、1分25秒284を刻んだハミルトンが暫定ポール、0.116秒差でボッタスが追いかけ、1秒遅れの3番手にミディアムのリカルド、その後ろにソフトを履いたヒュルケンベルグ、ミディアムを試したフェルスタッペンとアルボンが5番手と6番手に並んだ。
ポールポジションをかけた最後のバトルにメルセデス勢が選んだタイヤは新品のミディアム。3番手に控えるリカルドも同じタイヤ戦略を採用したが、それ以外のドライバーは新しいソフトのタイヤセットを装着している。
ハミルトンがわずかながら自己ベストタイムを更新した直後にコントロールラインに飛び込んだボッタスが0.063秒上回ってポールポジションを奪取。メルセデスには0.9秒のリードを許したものの、3番手にはヒュルケンベルグが食い込み、RP20をドライブしてまだ2戦目ながら好パフォーマンスを披露した。
4番手にフェルスタッペン、リカルドが5番手、6番手から後ろはストロール、ガスリー、ルクレール、アルボン、ノリスのオーダーで予選順位が決している。
ホンダPU勢は、クビアトを除いて3台がトップ10、特にフェルスタッペンは4番手ではありますが、トップ10で唯一、ハードタイヤでのスタートとなります。
この戦略が功をなすのか、今日の決勝は楽しみですね!
前回のグランプリとは異なり、C2からC4のピレリタイヤが用意された今週末は、柔らかいソフトタイヤの耐久性に難があることから、フリー走行でC4タイヤを使用し続けるチームが多かったものの、ミディアムタイヤで自己ベストタイムを刻むドライバーも複数いた。
3回のフリー走行を通してメルセデスが1-2態勢を維持して迎えた予選は青空が広がる中、気温26.4℃、路面温度44℃、湿度52%のドライコンディションでQ1開始時刻を迎える。ピットレーンオープンと同時にハースF1のマグヌッセンとグロージャンがガレージを離れ、レーシング・ポイントのヒュルケンベルグが合流した。
ハースF1勢はミディアムタイヤを選んだが、ペレスに代わってRP20を駆るヒュルケンベルグはソフトタイヤだ。ウィリアムズのラッセルがミディアムタイヤを装着してコースに向かったものの、その後に加わったドライバーたちは全員がソフトタイヤを履いており、ハースF1の2人は3周を走ってソフトタイヤに履き替えている。
20台のタイムが出そろった時点でトップに立っていたのは1分27秒154を刻んだレッドブルのフェルスタッペンだが、メルセデス勢がタイムを更新してハミルトンとボッタスのトップ2に変わった。
ノックアウトゾーンの16番手以下にはアルボン(レッドブル)、マグヌッセン、ライコネンとジョビナッツィのアルファロメオ・レーシング勢、ウィリアムズのラティフィの名前が並んでいた。
全車がソフトタイヤで挑んだQ1のラストアタックはメルセデス以外のドライバーが新品のタイヤセットを投入している。ノックアウトゾーンにいたアルボンは一気にペースを上げ、フェルスタッペンをも上回って3番手に飛び込み、レッドブル勢の後ろにはアルファ・タウリのガスリーがつけたが、相棒のクビアトは思うようにラップをまとめきれず、16番手でQ1敗退を喫した。他にQ1で予選順位を確定させたのは17番手だったマグヌッセン、ラティフィ、ジョビナッツィ、ライコネンだ。
Q1はユーズドタイヤで自己ベストタイムを記録したボッタスが1分26秒738のトップタイムを記録し、0.080秒差でハミルトンが2番手に控えた。
インターバルを経て迎えたQ2はユーズドタイヤで出陣したグロージャンを含め、ほとんどのドライバーがミディアムタイヤを選択するも、レッドブルはフェルスタッペンにハードタイヤを履かせてコースに送り出す。フェラーリ勢はタイミングをずらして動き出し、ラッセルは序盤のアタックに参加せずにガレージで待機していた。
1分25秒785をマークしたボッタスがトップに立ち、ハミルトンは0.481秒遅れの2番手、ルノーのリカルドが3番手につけ、フェラーリのルクレールが4番手、ハードでアタックしたフェルスタッペンはトップから約1秒差の5番手だ。フリー走行から好パフォーマンスを発揮していたレーシング・ポイントはストロールが6番手に入るも、ヒュルケンベルグはコースを飛び出してしまい、13番手のタイムにとどまった。
14台がピットに引き上げたのと入れ替わるようにコースインしたラッセルは新しいソフトタイヤを装着し、1分27秒455を刻んで12番手に飛び込んでいる。他に、Q2終盤のアタックでソフトを選択したのはメルセデスの2台とフェラーリ勢だけで、レースのスタートタイヤになることを踏まえてミディアムタイヤにこだわる陣営が多かった。
リカルドとフェルスタッペンはQ3進出を確信してアタックせず、ガレージで次のセッションに向けた準備に専念している。ヒュルケンベルグが2番手に飛び込んだほか、ガスリーが4番手タイムをたたき出すなどタイム更新が相次いだ結果、リカルドとフェルスタッペンの順位は少しずつ後退してしまったものの、最終的にはリカルドが5番手、フェルスタッペンが9番手の位置でQ2を突破した。
Q1のトップはボッタスがキープし、ヒュルケンベルグ、ハミルトン、ガスリー、リカルド、アルボン、ストロール、ルクレール、フェルスタッペン、マクラーレンのノリスが10番手でポールポジションを争うQ3へと進んでいる。
11番手以下となったオコン(ルノー)、ベッテル(フェラーリ)、サインツ(マクラーレン)、グロージャン、ラッセルがQ2で姿を消した。
12分間で争われたQ3はノリスを先頭に、メルセデスの2人やガスリーらが続いてコースに向かう。開始から1分経過する頃には10台がアウトラップに入っており、ソフトタイヤを選んだ中でメルセデス勢に加えてヒュルケンベルグとルクレールが新品、ノリス、ガスリー、ストロールはユーズドのタイヤセットだ。リカルドとレッドブル勢がミディアムを履き、うち、アルボンだけがユーズドだった。
路面温度が40度を下回る中、1分25秒284を刻んだハミルトンが暫定ポール、0.116秒差でボッタスが追いかけ、1秒遅れの3番手にミディアムのリカルド、その後ろにソフトを履いたヒュルケンベルグ、ミディアムを試したフェルスタッペンとアルボンが5番手と6番手に並んだ。
ポールポジションをかけた最後のバトルにメルセデス勢が選んだタイヤは新品のミディアム。3番手に控えるリカルドも同じタイヤ戦略を採用したが、それ以外のドライバーは新しいソフトのタイヤセットを装着している。
ハミルトンがわずかながら自己ベストタイムを更新した直後にコントロールラインに飛び込んだボッタスが0.063秒上回ってポールポジションを奪取。メルセデスには0.9秒のリードを許したものの、3番手にはヒュルケンベルグが食い込み、RP20をドライブしてまだ2戦目ながら好パフォーマンスを披露した。
4番手にフェルスタッペン、リカルドが5番手、6番手から後ろはストロール、ガスリー、ルクレール、アルボン、ノリスのオーダーで予選順位が決している。
ホンダPU勢は、クビアトを除いて3台がトップ10、特にフェルスタッペンは4番手ではありますが、トップ10で唯一、ハードタイヤでのスタートとなります。
この戦略が功をなすのか、今日の決勝は楽しみですね!