笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

大会から

2009-06-30 23:37:16 | Weblog
 先日の大会で感じたこと。それは、どのチームもレシーブが安定しているということ。特に、お尻が下がっていないこと。お尻が下がると前に出ることが難しい。うちの子達は大半はお尻がさがってしまう。そのために前に落ちるボールに対応できない。
 それから、次のボールに触る準備ができているということ。特に、バックの子達の動きは上位になればなるほど、弾むようにリズム良く動いて常に準備を怠っていない。ただ、残念なのはネット際のプレー、ネット付近に落ちるボールに対して、あわてていたり、どうしようもないといった感じでプレーに粘りが見られなかったように思われる。
 どのチームも素晴らしいアタッカーが一人はいて、攻撃の軸がしっかりできているということを感じた。ただ、素晴らしい身体能力をもっている子達だが、腰椎分離を起こす可能性のあるようなスパイクの打ち方、片足着地、両肩のバランスが崩れ、右肩に負担のかかるような打ち方をしている子が中にはいたこと。全道大会に出るような子供たちは中学、高校でも活躍するだろうと思われる。しかし、今の打ち方を続けていると将来は腰や肩、ひじ、足首、膝などに爆弾を抱え、整骨院に通いながら、バレーを続けると思われる。多少のけがならまだしも、慢性的な故障は20年後、30年後、40年後、筋力に衰えが出てきてから大きく出るとも限らない。素晴らしいアタックの代償に自分の身体の故障では、あまりにも悲しい。それを予防し、正しい指導をするのは指導者の最大の役割だろうと思う。そういったことに重点をおいた講習会がもっと各地で開かれないかなあと思う。
 
 明日は、私が宿泊学習の引率のため、子供たちの練習は他のコーチにお願いすることになる。私がいなくても自分でどういう練習するか目的をもって取り組んでほしいと思う。日々努力。
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バランス

2009-06-29 23:37:54 | Weblog
 きょうは、とても身体がだるかった。大会中も平日と同じ時間帯に起きて、会場でも身体と気を張って動いていたこともあって、その疲れが出たのかもしれない。たいした仕事をしていないのにこれくらい疲れるのだから、委員長という名のつく方達はもっと疲れているのだろうと思う。
 昨日は家に帰ってから、頭痛がしたり、身体がだるかったりしていたので横になったら、しばらくの間うたた寝をしてしまった。そのため、我が息子と全く遊ぶことができなかった。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。そんな気持ちを息子に話すとけなげに「いいよ、慣れているから。」と言ってくれた。その言葉に甘えてはいけないなと思った。できるだけ息子をかかわれる時間をつくったり、息子のために何かをしなければならないと思った。そう考えないと、自分と家庭、家族とのバランスが崩れそうな気がするからだ。
 今週は、私自身が仕事で何かと忙しくなりそうである。そういうときこそ、いろいろなバランスを考えて生活をしなければならないと思っている。日々努力。
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帯広ウエスト 全国出場!おめでとうございます!

2009-06-28 22:17:45 | Weblog
 すごかった!感動した!北北海道大会の決勝戦。帯広ウエストジュニアと釧路鳥取フェニックスの対決は素晴らしかった。
 1セット目は、終始ウエストのペースで取り、2セット目は中盤まで釧路鳥取フェニックスがリードする展開。かなりの点数差があったにもかかわらず、じわりじわりと点数差を縮めていき、追いついたときにはウエストのペースでの試合運びで大逆転の勝利に会場内はものすごい歓喜に包まれた。
 私が感じたのは、両チームとも力の差はそれほどなかったように思う。しかし、鳥取の子たちは本来の力をコンスタントに出せなかったように思う。対照的にウエストの子達は、点差はあっても落ち着いて、自分達のもっている力を常に出していたように思う。とにかく、「1点をとる」ことに集中しているように感じた。

 それから勝った直後のS監督のガッツポーズと感極まっての涙が印象的だった。S監督は、1昨年度の釧路での大会の決勝戦で全国にあと一歩のところで涙をのんでいる。相手は、チームは違うけれども鳥取の監督が率いるチームだった。そういった経緯もあって、念願の全国出場なので、さぞかしうれしかったに違いない。そして、この地元帯広での開催での優勝ということで、大会関係者の方達もうれしかったのではないかと思う。

 決勝の補助役員をしたうちのチーム子たちも私としては誇らしかった。堂々と的確に自信をもってジャッジをしていた。姿勢はもちろん、最後まで集中していたことはこれからの自分たちのバレーボールに大きなプラスになったに違いない。また、私もレベル高い試合を観ながら、これからの練習のヒントになることをたくさんもらった。

 大きな大会がひとまず終わり、これから夏休み明けまで、じっくりと子供たちとバレーボールに向き合いたいと思う。日々努力。
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北北海道大会1日目

2009-06-27 23:14:33 | Weblog
 全日本の北北海道大会が始まった。釧路、網走、根室、北見紋別、名寄、深川、旭川、稚内、留萌、富良野、帯広の地区から男女各16チームが集まって熱戦が繰り広げられた。うちのチームは、補助役員として審判クリニックから始まり、3試合割り当たった。ジャッジの様子を見ていると、一人ひとりが自信を持ってやっているし、きびきびと集中してやっていた。そして、明日の女子の決勝の補助役員を割り当てられている。子供たちには決勝でジャッジできるくらいがんばろうねと言っていた。まさか現実になるとは思わなかった。子供たちは明日もたいへんだろうが、全道大会の雰囲気を存分に味わい、これからの自分たちのことに役立ててほしいと思う。
 
 私はといえば、準備の段階からあちこち動き回ったり、試合が始まると記録員の横でボールを拭いたり、細々とした仕事をしていた。監督してベンチに座りたいという気持ちはもちろんあるが、こういう裏方の仕事も楽しい。仕事の合間にいろいろな人と交流もすることもできた。
 
 試合の様子は、さすが各地区の代表ということもあり、レベルの高い戦いが繰り広げられていた。どのチームもアタッカーは素晴らしい。勝ち上がるだけの特徴をもっている。ポイントは、サーブだろうか。それぞれに攻撃をもっているだけにサーブで崩して自分たちのリズムにもっていけるかどうかなのかもしれない。
 明日は、準決勝と決勝戦である。最後まで、いい大会になるように裏方として動きたいと思う。日々努力。
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気持ちに余裕

2009-06-26 23:12:19 | Weblog
 明日から、全日本のバレーボール小学生大会北北海道大会が開催される。私は練習後、前日の準備として何か手伝えることがあればと思い、会場の体育館に足を運んだ。役員の方達と既存のラインをとったり、消したりする作業などを行った。大きな大会になればなるほど、いろいろな方達が支えているんだなと改めて感じた。そして、参加する子供たちが思う存分プレーできるように準備と明日からの運営に微力ながら自分自身も力を注ぎたい。また、うちの子供たちは補助役員として、力を発揮してほしいと思うし、自分達の何かプラスになるようなものを得てほしいと思う。

 きょうの練習は、私自身の指導がよくなかったことを反省している。練習の中で、私の球出しに子供たちが同じようにミスをしていることが目立っていた。いつもならそこで違う練習に切り替えたり、一つ段階を下げるなどの方法をとったりしている。ところが、私自身が体育館に行くのがかなり遅くなり、気持ちに余裕がなかったように思う。できるようになるまで子供たちも「もう一本お願いします!」と言ってくる。私がいい形になるまでと思い、どんどん球出しをする。しかしなかなか上がらない。
 今、子供たちにはひざのサポーターを下ろさせてレシーブをさせている。できるだけひざをつけないようにがんばっているので、出だしの一歩が遅い子はなかなか思うようにはいかない。そういう状況の中で、同じことをやればやるほど子供たちも私も追い込んでしまっているなと感じた。

 「急いては事をし損じる」という言葉があるが、気持ちがばかりが焦ってしまうと肝心なことも成し遂げられないことを感じる。実は、そんなときこそリラックス、ひと呼吸おくぐらいの気持ちの余裕がないと、いい指導ができないことを感じる。また、私自身が大まかな長期計画や短期計画、日々の計画をもっているようで明確にしていないことが根底にあると思う。本当の意味でのチ-ム作りをやっているようでやっていないのだと思う。日々努力。
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バリエーション

2009-06-25 23:30:35 | Weblog
 きょうの練習で「落ち着いて!」「ゆっくり!」という言葉を何回言っただろうか?子供たちは、レシーブをするとき焦ってしまうことが多い。飛んでくるボールをどのタイミングで受けるかがわからないのかもしれない。そういう子供たちに対して、いくらゆっくりと言っても、具体的にはわからないだろうと思う。ここは私の指導者としての力量のなさだと思うので、より具体的な指導の引き出しをたくさん持っていなければならないと感じた。
 きょう子供たちには、栓抜きレシーブを改めて教えた。特に腰から上の強打やサーブレシーブに対してはかなり有効であると思う。そういうレシーブを教えたのはある子供の動きが不自然であったので、このレシーブなら対応できると思ったからだ。打球によってレシーブのバリエーションをたくさん持つことが必要だと思った。明日も子供たちの動きを見極めながら、より適切な対応の仕方を身につけてほしいと思う。

 それから、子供たちは選手としては、今度の土、日の北北海道大会に出られないが、補助役員として運営を支えるので、練習の中でラインジャッジの練習も行った。やればやるほどいい旗の音を出してジャッジをしていた。怪しいジャッジもいくつもあったが、慣れだと思うので、明日も練習をして自信をもって大会に臨んでほしいと思う。

 ラインジャッジと平行して、アタックやレシーブ、そしてレシーブの約束の確認を繰り返し行った。やはり、約束が徹底していないようである。捕るべきボールを捕らなかったり、捕らないと約束しているはずのボールを捕ったりとちぐはぐだった。このあたりも反復練習で自然体で動けるようになるまでやっていく必要があると思う。
 子供たちは、やらなければならないことはわかっているけれどもなかなかできないようである。だからこそ、じっくり、こつこつとやっていく必要があると思う。日々努力。
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日々新たに

2009-06-24 22:52:26 | Weblog
私は特別支援学級を担当させていただいている。きょうは、その学級の保護者懇談会だった。
 私には、師と呼べる方が2人いる。一人は、教員になってからずっとお世話になっている、いわゆる教育の師であるY先生である。もう一人は、自然体バレー塾の草野塾頭である。
 きょうは、そのY先生をお招きして、お母さん方の悩みなどをY先生がていねいにアドバイスしていただいた。いろいろなお話の中に、心に響いた言葉がいくつかあった。一つは、「一人ひとりのお子さんを見れば確かにしょうがいと呼ばれるものはあるけれども、人格にしょうがいはないということ」、それから、「人間というものは、人生を100とするならば、50苦労があるとすれば50は幸せがあるということ」などである。
 そんな話を聞きながら、気持ちがとても温かくなった。たぶん、きょう来ていただいたお母さん方もたくさんのおみやげをもって帰られたに違いない。
 
 そんな行事があり、私自身とても気持ちがリフレッシュしたこともあり、バレーの練習に行くのが楽しみだった。また、大会後の練習ということもあり、新たな気持ちでスタートしようという気持ちもあったし、一生懸命バレーの練習をがんばっている子供たちのことをいとおしいと思うからだ。 

 子供たちにどんな練習をしたいのか聞いた。「サーブレシーブ」「サーブ」「チーム練習」と言っていた。そこで、骨盤前傾を意識させながら、直上アンダーやオーバーなどを行った。また、3~4人一組でのバウンドバックパスや、片手でD1面にボールを当てる練習をした。いろいろな練習を組み合わせながら、子供たちの神経系を刺激し、できたときにいっぱいほめ、できなかったら「かっこうわるいなあ」と言いながら、子供と苦笑いをした。
 明日からも子供たちとバレーができることの喜びを感じながら、日々新たに取り組んでいきたい。
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どういう視点をもつか

2009-06-23 22:50:16 | Weblog
 草野塾頭が、『次にプレーする人は今、ボールに触ってない人です。だからボールに触ってない人の動きをどれだけ見れるかが指導者の力量なのです。』と言われている。

 私は、試合中でも練習中でもできるだけボール以外の動きに着目しようとしている。ボールを触る人以外の人がどう動いているかを見ると、次のプレーの準備をしているかどうかがよく見える。しかし、まだ未熟なのでついボールも追ってしまう。ボールを触る人の動きに着目してしまう。

 草野塾頭の「指導者の人間学」という著書に中にこういうことが書かれている。
『原因は二つ三つ先にある!
 目の前で怒るミスは現象。ミスの原因はそこにはない。だからいくら指摘しても怒って も何も解決しないのである。』

 目の前で起こる現象、結果ばかりに目が行ってしまいがちであるが、例えばスパイクの動作一つにとっても、ネットにかける要因はたくさんある。助走なのか、踏み込みなのかなどである。つまり指導者がどういう視点をもって指導しているかだと思う。まだまだ私には力量が備わっていないことはわかっている。だから、とにかく勉強である。バレーの勉強もそうだが、塾頭が言われるものごとの原理原則ももっと学ばなければならないと思っている。そのためには、まず心身が健康で、意欲に満ちあふれているということだろうと思う。日々努力。
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勝つ資格にこだわりたい

2009-06-22 22:00:07 | Weblog
 今回の大会であるチームの子が試合に出ていなかったことに気づいた。そのチームの監督に聞いたところ、腰椎分離で今後あまり試合に出すことは難しいということだった。またあるチームのエースは、定期的に整骨院に行って身体のメンテナンスをしてもらっているようだ。他のチームでも少なからず成長痛などを抱えている子供はいるようだ。いずれにしても小学6年生で身体に何らかの故障や痛みを伴いながらバレーボールをしているということだと思う。

 うちのチームのもっとも信頼のおけるレシーバーが今大会、スタメンでは出すことはできなかった。前大会前の練習で左手親指付け根の剥離骨折だった。明らかに私のミスだった。故障をさせないバレーをめざしているにもかかわらず、けが人を出してしまった。それも大事な試合に出られないほどのけがをさせてしまった。目先のことばかりに気がいってしまい、大事なことを忘れた罰があたったのだと思う。

 試合に勝ちたい、勝たせたいという思いは指導者なら誰にだってあると思う。しかし、子供たちがバレーをしたくてもできないくらい、練習をする必要があるのだろうか?練習をしなければうまくならないし、試合にも勝てない。そんな考えじゃあ、ずっと勝てないよと言われそうである。しかし、子供たちの人生はこれからである。バレーボールをやってよかった、もっとやりたいという気持ちを持たせながら、バレーがうまくなり、思わず勝ってしまったというようなバレーがしたい。

 草野塾頭が、「勝ち方にこだわれ」「勝つ資格にこだわれ」ということを自然体通信で書かれている。私は人として正しい道を歩んでいきたい。日々努力。
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自信のなさ

2009-06-21 20:52:38 | Weblog
 ミカサカップが終わった。ベスト4には進出できなかった。またしても前大会と同じ相手に屈した。ほとんど自分たちのバレーボールができずに終わってしまった。基本的な姿勢、基本的な動きがまだまだ未熟であるということ。そのことが自信のなさとして、プレーのいたるところで見られた。バレーボールというものが自分たちのものになっていないように思われた。

 ベスト4のチームは、レシーブがとても安定している。その要因は、お尻が落ちずに骨盤前傾の姿勢を保ちながら、面でボールの勢いを殺していることだった。それから、各チームとも伸びのあるサーブできわどいコースをねらっていた。そのため、上位チームでもその対応に苦慮している場面が多く見られた。その中でも決勝に残ったチームは、アタックやブロックなどネット上での攻防がすばらしかった。何度となく修羅場をくぐり抜けているからこそできるプレーが随所に見られた。

 きょうの試合では子供たちのことがよくわかる出来事が私にあった。それは、自信がないということがどういうことにつながるのかということだ。
 私は、自分たちの試合が終わった後に、準決勝のある試合の主審を務めた。私は準決勝の主審をするのが、今回が初めてだった。副審は何度もあるが、主審をするということで明らかに動揺し、正確なジャッジができるという自信がなかった。そのため、何度となく正確なジャッジができなかった。ワンタッチ、ヘルドボール、ライン際などの見極めが自分の中ではっきりできていないことや見逃してしまったジャッジに対する切り替えができなかったことをいつまでも引きずっていたことなどでいくつかがあいまいな判定になってしまった。
 子供たちには平常心や無心などのメンタル面を説いていながら、自分自身まだまだ弱さをもっていることに気づいた。子供たちもコート上ではそういう気持ちになっているんだなあと改めて感じた。私自身、もっと審判でのスキルを高めていかなければならないと再確認した。
 
 ミカサカップが終わり、しばらくは大会もない。もう一度、子供たちと基本の姿勢と動きなどをじっくりと焦らずにやっていこうと思う。

 きょうは後援会の方たちには、本部席の運営のお手伝いを最後までしていただきました。初めての運営の仕事で大変だったと思います。2日間に渡り、後援会のお母さん、お父さん方には本当にお世話になりました。応援ありがとうございました。これからも引き続きよろしくお願いします。子供たちとともに日々新たにがんばります。
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