笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

ねらいをもって

2010-07-31 22:53:01 | Weblog
 子ども達の練習の様子を見ているといろいろなことがよく見える。一人で練習をする場合、黙々と一人でやっている子もいれば、話ながらやっている子もいる。3人でグループを作りなさいと言うといつも同じ子が一人だけ残ってしまう。3人ないし4人でじゃんけん列車をして、前の子が後ろの人のことを考えずに急に下がったために頭を強く打って泣いてしまう。
 きのうも1人、2人、3人、4人、5人、6人でやる場合のねらいを伝えたがどうもわかっていないようだった。それは、私自身が伝え切れていなかったのだと思う。そこで、何度も子ども達にはそのことを話した。

 3年生のある子が、休憩中に私のところに来て、「次は何やるの?」「6人でやるやつ(コート上の動き・4車線レシーブなど)」がいいな」などと意欲的な言葉を言ってくるようになってきた。やらされているという練習ではなく、もっとやりたいという気持ちを強く感じる。
 計画で考えていた練習の半分もできないくらい、時間が足りないが子ども達は充実した表情で練習をしていたと思う。
 明日から2日間は、小さな大会が行われる。せっかく、基礎工事をしている最中なのであまり試合をしたくないのが本音である。しかし、何事もねらいをもって行動すればそれは意味のあることだと思う。そのことを子ども達と確認をして臨みたいと思う。日々努力。
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前回よりも超える

2010-07-30 23:31:06 | Weblog
 きょうの練習は、比較的涼しかったが、子ども達はめいっぱい体を動かしているので、こまめに水分補給をしながら練習を行った。
 練習の途中で、子ども達に以下のことを話した。

1人の時は(孤独に克つ=自分と戦う)
2人の時は(相手のことに気を使う)
3人の時は(3本の矢のように力を助ける)
4人の時は(楽しく)
5人の時は(わいわいと)
6人の時は(さあーいくぞー!)

 静岡のバレー塾で塾頭が話されていたことのようである。さっそく使わせていただいた。

 きょうの練習では、子どもの実態に即して段階的に指導することをこころがけた。うまくいかないときは、あまり長くやらないでそれができるような練習にすぐに切り替えてまた戻るような練習や一度やった練習を後でもう1回やってみるなど、私の中で子どもを動きを見極めながら、今何が必要なのか、どうすればいいのか、考えを巡らせながら指導をしてみた。また、途中で動きがだれてきたように感じたので、次にやろうと思っていたことを変更して、モーションバランストレーニングを入れてみた。子ども達はすぐに動きが活発になっていった。
 子どもの動きに柔軟に対応しながら、いろいろなアプローチを試みた。少し自分の中で引き出しを使えるようになってきたかもしれない。まだまだであるが、前回の指導を超えるよう今回の指導を作り、また今回の練習を超えるような指導を次回に試みたいと思う。あくまでも子どもが主役の練習である。日々努力。
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リズムに合わせて

2010-07-29 22:39:31 | Weblog
 きのうの練習でスパダンをDVDを見ながら踊った後に、3人一組でもしかめの音楽に合わせて、左右から球出しされたボールをリズムよく打つドリルを行った。最初は、手だけで打っている子が多かった。体の一部分しか使っていないことは明らかだった。そこで、膝を入れることを伝えた。すると、徐々になめらかな動きになっていた。たったこれだけで、体がしなやかに動くことがわかった。ボールを打つことに集中すると、そこに触る部分だけに意識が集中してしまうのだろう。そうならないために、もしかめの音楽に合わせて、リズムの中で一連の動作の中で自然に身につけることが大切なのだと思う。何より子どもは暑い中でも楽しく体を動かしている。
 膝の動作、肘の動作というのは、バレーボールにおいて、かなり重要な部分を占めているように思う。そこを理解して、どう子ども達に指導していくかが指導者の力量ではないかと思う。日々努力。
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あつい!!

2010-07-28 22:59:02 | Weblog
 きょうはとても蒸し暑い日だった。練習時間が、午後1時から4時までという暑い時間帯だったので、水分補給をまめに行った。それでも、頭がぼーっとするという子もいたので、すぐに休ませた。すると、次のメニューには参加していた。こういうときは、短時間で集中することが必要だと思う。同じメニューを長い時間やっても子どもの集中力は落ちると思われる。そうするとミスも多くなる。すると、指導者はイライラする。その矛先は子どもにいく。悪循環である。それを繰り返すと練習の最後の方では子どもはやらされることを強要されるだけになってしまわないだろうか。それでは、勝てない、強くならないと言われそうである。しかし、人間のからだのしくみを指導者はしっかりおさえて、子どもの最大のパフォーマンスを引き出すには何が必要なのかを考えることが大切だと思う。

 何度か休憩をとった後に子どもから、6人のやつをやりたいと要求してきた。前回は最後の方にやった4車線レシーブを中心にした、コート上の6人の動きを1から5までカウントしながら動くメニューである。チーム練習に直結するものであるが、きょうはメニューの間に取り入れてみた。何と言っても子どもがやりたいといったものだけに集中して取り組んでいた。
 その後は、また2人で行う練習や3人で行う練習を行った。私としては、3人でやるカメステップを指示したつもりだったが、子ども達はさあこーいレシーブをやり始めた。前回やって楽しかったようである。子ども達が自らやり始めたものなので、暑い中でも大きな声を出して、ボールを落とさないようにカバーにもすばやく入って、次々と動いていた。やらされている練習ではなく、体が欲するような練習をしているように思えた。
 まだまだ 暑い日が続きそうである。子どもの心と体にやさしい、そしてバレーがうまくなる、好きになる練習を心がけたい。日々努力。
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夏休みの練習初日

2010-07-27 17:19:19 | Weblog
 昨日から夏休みの練習が始まった。夏休みは、最初から最後まで練習につくことができる。日頃、子ども達に任せている部分もいろいろなメニューをすることができる。そういう意味では、子どもも私も腰を据えて練習に取り組むことができる。
 練習の始めに夏休みの目標を考えさせた。子ども達の多くは、オーバーやアンダーがうまくなりたい、スパイクやサーブを決められるようにしたいなど、今よりもうまくなりたいという気持ちを感じた。それから、大きな声を出すなどを挙げている子もいた。それぞれが、この夏休みで少しでもうまくなったと実感できるような指導をしていかなければならないと思った。
 まずは、ウォーミングアップ。弘前で教えてもらったうつ伏せと仰向けのものを2セットずつさせた。子ども達には家でもやるんだよと話ながらさせた。前回、つま先が手につかなかった子がつくようになっていた。聞いてみると家でやっていたそうである。この夏にこつこつ取り組み、終わった頃がどうなっているか楽しみである。
 あらかじめ私の方で考えていたメニューをさせながら、子どもの実態に即して指導を行ってみた。塾頭が言われる、レミニッセンス効果を引き出すことが私の課題である。
 きのうは、子どもの実態にあまりに即した指導になってしまい、子どもに何をさせたいのか中途半端な指導になってしまったように感じる。このあたりが、まだまだ私自身が指導の本質をよくわかっていない部分なのだと思う。
 Aチーム(6年生主体)を育てつつ、今はBチームの動きづくりにも着手しているところである。今から、コート上での交通ルールを覚えることをねらいとして指導している。 まずは、基本である。じっくり子どもを育てていきたい。日々努力。
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テクニカル・キャンプ

2010-07-25 23:11:54 | Weblog
 昨日は、帯広小連主催のテクニカル・キャンプが行われた。4、5年生を対象に午前と午後の部に分かれて行われた。各部とも100人ほどが集まった。私は、講師としてウォーミング・アップとクール・ダウンを担当し、もう一人の方がパスやアンダーの基本を担当した。
 初めて会う100人ほどの子達をいかに笑顔で楽しくバレーボールに親しんでもらうかというねらいで臨んだ。最初は、全員でハイタッチ、ジャンプしてハイタッチ、ジャンケンをして勝った人が座り、負けた人が勝った人の頭を触る、ジャンケンをして負けた人は勝った人の周りを回るなど、先日の弘前での自然体バレーで行ったものを使わせていただいた。それから、うつぶせで体を起こしたり倒したり、足をバタ足のように動かしたり、左手に右足のつま先をつけることなど、自然体バレーで教わったことを使わせていただいた。その後、ボールを使ったコーディネーショントレーニングを行い、次の方へバトンタッチした。最後のクールダウンも弘前で教わったことをやってみた。
 午後は、流れは同じだったが、ところどころ午前と変えてみたりした。というのも午前と午後では子どもがすべて入れ替わったので、子どもの状態を見て、より子ども達の実態に即してやってみた。
 それから、私の担当ではなかったが、午前で子ども達がうまくできていないところを見て、私ならどうするかという視点で考えみた。つまり、できるようになるためには祖前の段階をどうしたらいいのかということを考えみた。昼食の時に担当の人とそのことについて話し合った。午後では、ひとつ前の段階をやってから本来のメニューをさせるとスムーズに子ども達は動いていた。
 子どもの実態に即して指導するということがどういうことなのか、少しわかったような気がする。日々の練習の中でもそういうことを常に考えながら指導していきたい。日々努力。
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認められるということ

2010-07-23 23:08:30 | Weblog
 草野塾頭のきょうのブログに私の投稿記事が載せられてあった。びっくりしたと同時に誰かに認められるということは幸せだなと思った。特に、師事している人から認められると自信がつく。そして、また謙虚に学ぼうと思う。
 以下は、その内容である。

ーー北海道で小学校の教師をしながら少年団を指導されているS先生からの投稿ーーー
この投稿は自然体研究会というML(メーリングリスト)に投稿されていたものです。
とても重要なところに気づかれていましたのでここに紹介しました。
バレーボールの指導上、とても重要なポイントが記されていました。
それは、マニュアル優先ではなく、実態に即した指導を行う、ということです。
マニュアル? 
あらかじめ準備されている練習メニューのことです。
行き当たりばったりの思いつき練習より、計画的に準備された練習メニューのほうが
効果がありますが、それでもあくまで計画は計画だということです。
破られてもいい規則があるように、破られる計画があってもいいということです。
ここが人間相手の大事な部分ではないでしょうか。
人間は機械ではありません。流れ作業では選手は育ちにくいのは明白の理。
大事なのは指導者の目利き。
自分の目で確認して、その時、その場の最高にして最善の練習メニューを提供すること。
運動療法の鉄則ですね。
さらには筋肉ではなく、脳にインプットするためのレミニッセンス効果を引き出すこと。
それらが、選手が育つ土壌ということになります。

夏休み!
新チームへの移行期です。
鍛える!ことの意味を考え直す機会です。
指導者が学ぶ夏休みにしたいものです。
それでは投稿記事を紹介します。
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「自然体バレー塾への参加は、北海道の旭川以来実に3年ぶりでした。その間、DVDや本、この自然体研究会での動画、草野先生のブログなどから自然体バレーを自分なりに吸収をしていました。そして、3日間を終えて、まず感じたことは「やっぱり来てよかった」「目からうろこ」「あまり間をおかずに来ないといけない」ということだった。
 私が3日間を通じて納得したことを書きたいと思います。
 一つは、「心の花を咲かせる」ということです。そのためには、根っこの部分に必要な土壌、太陽、水、肥料が大切だということです。その土壌づくりには、心の教育が大切ですが、教育の現場ではそれがなされていないこともおっしゃっていました。
 もう一つは、f=maということです。サーブレシーブの練習でレシーバーはサーバーに返すこととやさしいボールほど楽をしないということがよくわかりませんでした。そのため、私なりに解釈をしていましたが、それは大きな間違いでした。やさしいボールほど強くて速いボールを体感するためにサーバーに返すということでした。
 それから、原理原則をしっかり教えることとそれを踏まえて、子どもに考えさせたり、子どもが教えてほしい時にアドバイスをすることです。
 そして、段階的に指導するということがどういうことかということも今回参加して少しわかりました。草野先生は、中学校に入って初めてバレーを始めることが多い子ども達を前にして、子どもから教わることをおっしゃっていました。そして、子どものつまづいている部分からどんどん段階を下げていました。目の前の子ども達ができるようになるためにはということを考えた上で段階を調節して指導をされていました。私は、子どもの実態よりも段階的なドリルに子どもを当てはめて指導していたように思い、全く発想が逆なんだと気づかされました。そういう意味で、自然体バレーの本質がまだまだわかっていない自分に気づきました。」
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野球道

2010-07-22 22:53:20 | Weblog
 20日の朝日新聞の朝刊にオピニオンというコーナーで紙面いっぱいに桑田真澄氏の「野球を好きになる7つの道」というコラムが載っていた。このブログでもたびたび桑田氏のことを書かせていただいている。どういうことが書いてあったのか紹介する。

1「練習時間を減らそう」練習量を増やし過ぎると動作は徐々にゆっくりになってしまう
2「ダッシュは全力10本」自分の体力と集中力には限界がある
3「どんどんミスしよう」ミスから学ぶことのできる選手の方が成長が早い
4「勝利ばかり追わない」目の前の試合に勝つことを至上の目的にすると指導者は手段を選ばなくなる
5「勉強や遊びを大切に」成長期の人には心身のバランスが大切
6「米国を手本にしない」人格を磨くことのできる日本流の「野球」
7「その大声、無駄では?」野球を通じて人間性を磨き、技術だけでなく精神的にも自分自身を成長させていく

 自然体バレーの基本理念にも通じることを桑田氏は言っていると思う。先日の弘前では、塾頭が「心の花を咲かせる」ことを言っていた。そのためには、幹の部分、根っこの部分が大事だと言っていた。そして、心の教育が最も大事だとも言っていた。目先の勝利、目先のゴールよりも子どもの幸せ、その人なりのゴールをどう指導者が考えて指導するのか問われている思った。
 原理原則をしっかり教えた上で、子どもに考えさせる。心と体に大事なことは今の時期にしっかり教えなければならないと思う。それが、指導者として大事なことだと思う。日々努力。
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学んだこと

2010-07-21 23:22:29 | Weblog
 弘前で学んだことをきょうの練習でいろいろとやってみた。まずは、ウォーミングアップでは、うつ伏せになって体を動かすものと仰向けになって体を動かすものを一つ一つやったあとに、セットとして一通りやって覚えてもらった。
 その後、ボールを使ったモーションバランストレーニングをいくつかやった後にもしカメの音楽に合わせての重心アンダーを行った。それから、サイドハンドサーブの基本やオーバーハンドサーブの基本をやった。動きは卓球のステップである。
 そして、トスとの強調で肩の内旋・肘の伸長・前腕の回内動作をさせてみた。これだけをやるだけでもずいぶんスパイク動作はなめらかになると思われる。実際、肘の角度や手に平の向きなどポイントを絞って練習をさせるといい動作になっている子がいた。
 次に、3人レシーブの基本の動きをさせたり、2人でパスをしてネットにぶつけてレシーブなどの動きもいろいろとやってみた。
 最後は、4車線レシーブの基本の動きを少しだけやったあと、クールダウンを行った。あっという間に時間が過ぎてしまった。まだ、ほんの少しだけである。それでも今までの練習とは違って、子ども達は笑顔で練習に取り組んでいた。
 途中、ボールはなぜ落ちるの?などの重力の話なども織り交ぜなたり、悪い習慣といい習慣はどうやって作るかなど、バレーボールを通して子ども達にいろいろな話をした。そんなことをしているので、いつもより5分もオーバーをしてしまった。私の準備不足である。学んだことが整理されていないからである。まずは、一つ一つ整理をした上で子ども達にとって必要なことをさせてみたいと思う。日々努力。
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学びを生かす

2010-07-20 23:55:21 | Weblog
 今度の24日土曜日に十勝・帯広地区では、4、5年生対象のテクニカル・キャンプが行われる。私は、ウォーミングアップとクールダウンを担当させていただくことになった。今回、弘前で学んだことをさっそく十勝・帯広地区の子ども達に広めることができる。とても楽しみである。まずは、今のチームの子ども達に明日の練習で試してみたいと思っている。
 子ども達をいかに笑顔にさせられるか、どれにしようかといろいろと試行錯誤しながら、いいものにしていきたい。日々努力。
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