笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

いい納会だった

2009-02-28 18:17:08 | Weblog
 きょうは納会だった。6年生にとっては最後の少年団の活動である。(とはいっても、例年の子達は練習に顔を出しているが・・・)
 最初は、12人の子ども達を2チームに分けての縦割りチームによる試合だった。練習では、たいてい負けることの多いチームが1セット目を取り、2セット目はもう一方が取った。この2セットで終わる予定だったが、もう1セットを設定した。一進一退のシーソーゲームで最後は1セット目を取ったチームが最終的には取った。最後の最後までいいゲームだった。自分達が今までやってきたことを出していた。この1年の成果、成長を親の目の前でしっかり出せたのではないかと思う。その後の親子試合は、子ども達のポジションを全て変えても子ども達の圧勝だった。一人ひとりが本当に力がついてきていることを確認できたし、これからもまだまだ伸びていくだろうという思う。
 卒団式では、5年生の代表が涙ながらのあいさつで、今までの楽しい雰囲気からお別れの雰囲気になった。2人の6年生は、一所懸命お別れのあいさつをしていた。最後まで、ひたむきな子達だった。今さらながら、この子達に救われているところがあるなと感じた。他の子達がもっていない一生懸命さ、素直さなどをもっていると感じた。今の4、5年生にもこのことがしっかり伝わっていると思いたい。
 私からは、最後までやめることなく、続けてきたことに自信をもってほしいことやほんとど練習を休むことなくがんばってきたことなどを話した。続けることの大事さは、この後いろいろなところで生きてくると信じている。
 最後の写真撮影をする頃には、子ども達は泣きじゃくり、後援会の方々もじーんと心に響いていたと思う。午前は、気持ちが満たされ、午後は、焼き肉バイキングでおなかを満たした。いい納会だった。
 毎年のことながら、無事この納会を終えられるということは当たり前ではないんだということを感じる。つまり、1年に1回の納会ではあるが、子ども達にとっては4年間の最後の日である。入団当初のメンバーが全員いるわけではない。そして、4年間いろいろな人が支えがあって、この日があるんだと思う。一つの節目であり、新たなステップの始まりでもある。来週からは、新入団員も加わり、新しいチームの指導である。私自身も心新に精一杯取り組まなければならないと思う。日々新に、日々努力。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ありがとう!6年生

2009-02-27 23:03:48 | Weblog
 明日は、納会。6年生の卒団式でもある。6年生の2人は、3年生から少年団に入って、今まで続けてきた。よく2人でここまでがんばってきたと思う。そして、私がちょうど今の団の指導者になったときに初めて教えた子ども達だった。それだけに、私の指導の足跡はこの子達の成長でもある。そして、あの頃の指導を思い出すと、いかに指導者ぶって適当なことを教えていたかと思うと申し訳ない気持ちでいっぱいである。そういう自責の気持ちもあって、今年度は何とか6年生に活躍してほしいと思って指導してきた。大会では、ほとんどが初戦敗退で勝ち進むことはできなかった。しかし、6年生はいつもみんなの先頭に立って、一生懸命引っ張っていってくれた。おかげでとても雰囲気のいいチームになったと思う。それは、2人の明るさやひたむきさなんだと思う。
 きょうの練習の最後に明日はみんなの心に残るプレーをしてほしいと伝えた。しかし、すでにみんなの心の中にはしっかりと2人のことは刻み込まれていると思う。だって、今年は12人で精一杯戦ってきたんだから。
 毎年、この納会が楽しくもあり、寂しくもあり、とても大切なひとときでもある。2人の子どもに感謝しながら、明日は盛大に送り出してあげたいと思う。ありがとう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

根比べ?

2009-02-26 21:12:14 | Weblog
 昨日の練習で子ども達に伝えたこと。それは、いつでも自分の力を出そうということ。先生方との試合でもサーブミスが目立った。きょうの職員室でも昨日の試合のことが話題になったが、サーブミスが多いことを指摘されていた。そこが勝てない要因であることは明かである。いいサーブを打てるけれども、サーブミスで終わるケースが多い。このような試合でもミスをするのだから、本大会でも同じだと思う。サーブ練習は、一人ひとりに任せている面もあったり、練習ではいいサーブを打っていることが多い。そこに私自身の慢心があるのかもしれない。まずは練習の時から、試合を想定した気持ちで同じような力加減で打てるようになることだと思う。しかし、それだけではだめなのかもしれない。もっと一人ひとりの打ち方のどこにくるいが生じているのかを見極める必要があるように思う。
 また、昨日の練習で重点的に練習したのが、サーブレシーブをはじくケースが多いので、面をセッターに入れることを何回も繰り返した。繰り返すことで、まずは意識することを徹底させたいと思う。ちょっとした工夫でいくらでもできるようになるが、定着となると時間がかかる。それでも自然にできるようになるまで根気よく、粘り強く子ども達を見ていくことだと思っている。そう考えると、指導することは子どもとの根比べ、また自分自身との根比べのようなところもあるかもしれないなと思う。まだまだ日々努力。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

親善試合

2009-02-25 20:55:30 | Weblog
 きょうは、うちの学校の教職員チーム対バレーボール少年団の親善試合を行った。校長先生が、優勝トロフィや各個人賞のミニトロフィを用意してくださった。昨年も同じように用意してくださり、先生方や子ども達に対して、心配りをしてくださっていることに頭の下がる思いである。昨年は子ども達が勝った。全道大会に駒を進めた子ども達なので先生方もたじたじだった。今年は、5年生が主体のチームだが、結果的に2-1で子ども達の2連覇に終わった。その中でも、6年生の2人の子ども達が素晴らしい活躍をして、個人賞を受けた。また、5年生からはコースをねらったアタックで先生方をほんろうした子どもが個人賞を受けた。私も試合に出たが、思うように身体が動かず、子ども達にやられっぱなしで情けなかった。
 試合後は、事務職の方が先日と同じようにみそおでんを振る舞ってくれた。育ち盛りの子ども達なので、一番のご褒美だったと思う。最近、練習後におなかがすいたと言う子どもおり、昨年のように練習前にパンを用意した方がいいのかもしれない。
 さて、おなかが満たされた後に身体を温めてから、納会の時のチームに分かれて、練習や乱打を行った。しかし、あまりにも動きが良くなかったので、途中からいつも行っている場面場面での反復練習やミスをどうカバーするかなどつなぎを中心とした練習に切り替えて行った。今までは、5年生レギュラーを中心とした練習だった。今回、全員が同じように練習を行ったので、正対や予測すること、セッターに身体を向けることなど、どういう動きやつなぎをすればいいのかを全員が理解しながら練習をした。頭ごなしにミスを指摘するのではなく、どうすればいいのか細かく子ども達に考えさせながら、何回も同じことを繰り返すことで身体が自然に反応できればと思っている。本当はきょうのような練習はもっと早く取り入れてやるべきことだったなと今さらながら思っている。ただし、ここにきてようやく個人のいろいろなスキルが整い、チームとしてどう成長していくかスタートラインにたったように思う。これからも日々努力。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バレーの神様はいるか?

2009-02-24 22:27:26 | Weblog
 きのうは、職員会議があり年度末反省があった。その中の教育環境の項目で、あいさつや廊下にゴミが落ちていても拾わない傾向にあることの指摘があった。
 昨日の練習の中で、バレーの神様はいるかということを子ども達に聞いた。みんないると答えたが、どうしてかという問いには何となくという答えだった。私は、さっそく先日ブログに書いた、田中将大投手の話などをした。そして、人の役に立つことをしよう、小さな良いことを毎日積み重ねて、自分をほめようなどと話した。それから、人を傷つけたりしてしまうことがあるかもしれないが、そのときには素直に謝ったり、自分を戒めようと話した。そういったことをやっていくと、バレーの神様はいつかはわからないけれども、きっとご褒美をくれると思うよと話した。子ども達は、うんうんとうなずいてくれた。とても素直で、純粋な子ども達。こういう話をいつまでも忘れないで、持ち続けてほしいなと思った。この時期に学んだこと、身につけたことなどが後々のその人の人生に大きな影響を与えると思うから、どんどんいろいろな話を子ども達に伝えていきたいと思っている。

 練習では、明日の教職員と少年団員との親睦戦に備えて、校長先生がジャージ姿で子ども達と一緒に練習をしてくださった。最後の方までいてくれたので、思わずサーブなどを打ってもらった。子ども達の練習も見て、「いい練習をしているね」と言ってくださった。

 最後の10分間は今度の28日の納会用のチームで乱打を行った。以前よりも、動きやつながりも良く、確実に個々のレベルは上がっているように感じた。また、雰囲気もよかった。最後にいい雰囲気で終われると、次の練習につながると思う。そのため、笑顔で終われるように心がけている。明日の親睦試合では、お互い精一杯力を出して、いい刺激をたくさんもらいたいと思う。私も教職員チームでがんばります。子どもに負けないように日々努力。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徳性について

2009-02-22 22:59:21 | Weblog
 私は、学生時代バレーボールをやってきて、その都度、いろいろなことを教えてもったのかもしれないがあまり教えられたという記憶にない。というよりも怒られて、怒鳴られて鍛えられたようにも思う。ただ、手首の使い方を教えてもらったことはよく覚えている。それから、トレーニング的なこともあまりせず、とにかく日々の練習メニューをやっていたように思う。練習にはあまり積極的ではなかった。しかし、うまくなりたいとずっと思っていた。そこで、いろいろな試合を見ながら、うまい人に注目して、その人の真似をしようとしたことは覚えている。だから、自分の感覚で身につけていったように思う。そのため、スポーツはある意味では感覚が大切だと思い込んでいた。今から思えばとんでもない思い込みだった。だから、指導も適当だったように思う。
 それが、自然体バレーに出会ってからは、その考えを180度転換したつもりである。(まだ未熟な部分があるので)それからは、経験からくるものを排除して一からバレーボールを考えるようになったし、子どもの成長や発達、人体のメカニズムなど、科学的に考えるようになった。そして、一人でも多くの子どもがバレーボーを好きになってほしいと思っている。
 先日の情熱大陸というテレビ番組で、楽天の田中将大投手が出ていた。取材の中で、野球の神様はいるかの問いにいると答えている。それは、野球以外の私生活でも神様は見ていると思うので、目の前にゴミが落ちていたら拾うと言っていた。また、具体的な目標はおかず、自分を超えることだと言っている。野村監督は「マー君、神の子、不思議な子」と呼んでいた。彼が投げると味方が点を取って勝ってしまうからだ。
 草野塾頭は、著書の中で徳性を磨くことを書いている。日常生活の小さな善意が徳を積むことになる。田中投手のすごさは、こういった徳性を磨いていることにも関係しているような気がする。私も小さな善意を積みながら、子ども達に徳性について、人間性について伝えていきたいと思っている。日々努力、日々自分磨き。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サーブレシーブ

2009-02-21 22:01:15 | Weblog
 サーブレシーブについて考えてみたいと思う。今は、レセプションと言うようだが、使い慣れた言葉で書きたいと思う。うちのチームの子どもは決して、サーブレシーブが下手なわけではないが、安定感に欠けるところが多い。特に、試合開始後、中盤、そして終盤と肝心のところではじいてしまうことが多い。どこかに変な力や腕先から動いてしまうことが多いように思う。
 中田久美は、サーブレシーブはセンスだと言っている。いったんボールの勢いを止めて、腕にボールを乗せて、そこから身体全体でボールにコントロールをつけて送り出すという感じだと言っている。私は、選手時代サーブレシーブが苦手だった。だから下手だった。うまい選手は、サーブレシーブも安定していた。
 先日、本を読んでいると東亜学園の練習ではサーブレシーブをどれだけ正確に返すことができたかという割合ではなく、100%に近い返球ができるか否かという精度にこだわっているようである。求めるレベルが違うようである。確かに、いくら80%返球できても残りの20%が試合の大事な場面で出たら勝敗に直結するだろう。うちのチームも精度を高めることは必要だろうと思う。
 しかし、バレーにはミスはつきもので、そのミスをどうカバーするかも大切なことである。現在行っている練習でもセッターに正確に返らなかったボールをどう上げて、どう打つかという具体的な場面での対応を繰り返し行っている。こういう場合は、どう動くということが自然にできるようになってほしいと思っている。
 サーブレシーブの練習一つとっても飽きさせず、いろいろな練習を行っているが、もう一度基本に戻って、子ども達に意識づけをさせる必要があると思っている。私のような下手な選手にならないように、日々努力。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

練習中止!

2009-02-20 21:28:28 | Weblog
 きょうは十勝地方は大雪のため、練習を中止にした。体育館では、もちろん練習はできるが、練習を休む子がいることやお迎えの保護者の方のこと、私自身の帰路のことなどいろいろ考えると中止せざるを得なかった。もちろん練習はしたかった。しかし、ここは私自身の我は捨てなければいけないと思った。
 まだ外が明るいうちに帰り、大急ぎで除雪をして息子の塾の送迎をした。いつもは妻が送り、私が迎えに行っている。この悪路の中を妻に車を出させるのも申し訳なかった。息子が塾の最中にお店でコーヒーを飲みながら、先日購入した本を読んだ。本のタイトルは「天才セッター中田久美の頭脳」。二宮清純との対談形式の中身でとても読みやすい。なぜこの本を買ったかというと、一つはセッターをどう育てていったらいいかということが私自身よくわかっていないということ。私が目指しているバレーではセッターが重要なポイントになっているので、セッターとは何かということをもう一度考えてみたかった。もう一つは、二宮清純が書いた本であること。スポーツジャーナリストでテレビでもよくコメントをしている人である。実に的確にスポーツをとらえていて、以前から興味のある人だった。
 まだ読み切っていないが、バレーボールの奥深さを感じるとともに私自身がバレーボールをよくわかっていないことに気づかされた。また、大切なことはバレーボールを通して、何を学ぶか、何を伝えるか、人間としてどう成長していくかということも考えさせられた。週明けの練習に備えて、日々努力。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の怠慢

2009-02-19 21:00:12 | Weblog
練習では、できるだけワンパターンにならないように工夫をしてきた。しかし、ここのところ私が最初からつけない場合は、ホワイトボードに書いたメニューをやらせていた。それもほとんど変えずにやらせていた。明らかに私の怠慢だった。すると子ども達は、練習メニューに対して適当になってしまう。当然といえば当然だと言える。そして、変なクセがついてしまう。どうしてそんなクセがついたのか、私自身がよく分かっていなかった。こうして自分自身を振り返ってみると、私の怠慢な態度が子どもを被害者にしてしまったことに気づいた。では、そのためにはどうするか。ワンパターンな練習からの脱却だと思う。いろいろな練習を組み合わせながら、その都度練習のポイントを伝えることで、子ども達は自然な動きへと変わっていくと思われる。せめて、私が指導についた時点では目先を変えていろいろな練習をしながらも基本の動きを常に意識させるようにしていきたい。そして、子ども達をどんどん刺激していきたいと思う。
 今は、セッターを中心にコンビバレーをどう組み立てていくか、基本練習をしながらもシステム作りを行っている。そこで、焦ってはいけないということを子ども達から教えてもらった。月曜日の練習では、明らかにがたがただった。私自身が確かに焦っていた。昨日は、短い練習だったが私が一つ一つていねいに確認と反復練習を繰り返しながら、できること広げようと心がけた。するとレフトの子どもが、平行のタイミングを少しずつわかってきたと自分でも言っていた。
 焦らず、じっくり、こつこつと、したたかに。日々努力。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひと工夫

2009-02-18 21:03:26 | Weblog
 きょうは、5時過ぎに体育館に行った。中学生は、風邪をひいている子が多いので、練習はとりやめたそうである。私が行くまでの間、子ども達は間落としというゲームなどをして過ごしていたようである。練習メニューを詳しく伝えていなかった私も悪かったが、自分達なりにバレーボールの練習もするように話した。
 きょうは、基礎的な練習を中心に行った。まずは、サーブレシーブの練習。サーブを打つ側とレシーブをする側に分かれて、サーブを打つ方はサーブ練習、受ける側はできるだけセッターを動かさないで捕る練習を目的として行った。それだけの指示では、動きがどうも悪かった。そこで、セッターを動かさないでレシーブを返球できたら5点、セッターを2~3歩動かしての返球は3点、全く返球できなかったら0点としてやらせてみた。するとセッターに返す意識を強く持ってレシーブをしていた。ちょっとした工夫で子ども達の動きがよくなるものだなと感じた。ただ、指示したり、ほめたり、怒ったり、口やかましくアドバイスをするだけでは指導者のねらいとする練習にならないことを改めて感じた。ねらいとする練習をどういった方法で行うか、これが指導者の力量なのだと思う。
 それから、台上に上がってアタックを打ち、それをレシーブさせた。レシーブをするこの中に瞬時に予測して動いている子がいたが、簡単にあきらめてしまう子もいた。アタッカーはどうしてもボールを見過ぎるあまりに台上から落ちそうになったり、うまくヒットできない。オーバーやアンダーパス、サーブレシーブでもアタックレシーブでそうだが、子ども達はどうしてもボールを最後まで見てしまう。ボールをあまり見ないでねらって打とうと指示をするが、すぐにはできないようだった。では、どういった工夫が必要か、これからの私の課題である。
 こうして、子どもの実態からひと工夫を凝らした練習を私が考え、それを積み重ねていく必要があるなときょうの練習で改めて感じた。常に日々努力。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする