昼休みに職員室にいる私のところに少年団の子ども達がやってきた。今度の大会に向けて、はちまきを作ったという報告だった。前から、作りたいと言っていたが、大会に間に合うように作ったようである。そして、「きょうの練習では、厳しくしてください!」「強い球を打ってください!」などと意欲満々である。5年生以下の子ども達は、チームとしてまとまりたいという気持ちを強く感じる。今までは、どちらかというと大人しく、やらされているという感じが強かっただけに、私としてもきょうの練習が楽しみだった。
体育館に行くと、さっそく子ども達がウォーミングアップ2011を黙々と取り組んでいた。その中に一人体験で来ている子がいた。周りに子達に教えられながら、取り組んでいる姿が初々しかった。
体験に来ている子どもが、少しでも楽しく、興味を持ってもらえるよう、大根抜きやおんぶでじゃんけん、地球1周などいろいろなモーションバランストレーニングやコーディネーショントレーニングを行った。
連続対人キャッチに取り組ませた時に、子ども達の動きがぎこちなく、カメや四股を入れていない、安易なキャッチをしていたので、子ども達を集めて話をした。厳しくしてくださいと言っていたけど、今の練習で楽なキャッチをしていないかということ。自分に甘くて、楽なことをしていては、いくら私が厳しくしても意味がないということ。もっと自分に厳しくキャッチしてごらんと話した。誰かにやってもらおう、うまくしてもらおうという気持ちがあるうちは進歩はないだろうと思う。自分から動き出してから、初めて自分のことを知ることができるのではないかと思う。今の子ども達はちょうど動き出しているところである。このチャンスにカメ四股ドリルを中心に基礎工事を徹底させていきたい。日々努力。