笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

自分に厳しく

2011-11-30 22:34:20 | Weblog

 昼休みに職員室にいる私のところに少年団の子ども達がやってきた。今度の大会に向けて、はちまきを作ったという報告だった。前から、作りたいと言っていたが、大会に間に合うように作ったようである。そして、「きょうの練習では、厳しくしてください!」「強い球を打ってください!」などと意欲満々である。5年生以下の子ども達は、チームとしてまとまりたいという気持ちを強く感じる。今までは、どちらかというと大人しく、やらされているという感じが強かっただけに、私としてもきょうの練習が楽しみだった。

 体育館に行くと、さっそく子ども達がウォーミングアップ2011を黙々と取り組んでいた。その中に一人体験で来ている子がいた。周りに子達に教えられながら、取り組んでいる姿が初々しかった。

 体験に来ている子どもが、少しでも楽しく、興味を持ってもらえるよう、大根抜きやおんぶでじゃんけん、地球1周などいろいろなモーションバランストレーニングやコーディネーショントレーニングを行った。

 連続対人キャッチに取り組ませた時に、子ども達の動きがぎこちなく、カメや四股を入れていない、安易なキャッチをしていたので、子ども達を集めて話をした。厳しくしてくださいと言っていたけど、今の練習で楽なキャッチをしていないかということ。自分に甘くて、楽なことをしていては、いくら私が厳しくしても意味がないということ。もっと自分に厳しくキャッチしてごらんと話した。誰かにやってもらおう、うまくしてもらおうという気持ちがあるうちは進歩はないだろうと思う。自分から動き出してから、初めて自分のことを知ることができるのではないかと思う。今の子ども達はちょうど動き出しているところである。このチャンスにカメ四股ドリルを中心に基礎工事を徹底させていきたい。日々努力。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

床と遊ぼう

2011-11-29 22:50:11 | Weblog

 床と仲良くなる。室内トレーニングの日には、ボールを使わないメニューをしているが、とりわけ重点に置いているものの一つにローリングやスライディングなどを通して、床を怖がらないことをさせている。毎回のようにやっているのと遊びで尻滑りをさせているので、子ども達は喜んで床を滑っている。しかし、一人一人を見ていると骨盤や膝をごつごつと打っている子や恐る恐る滑るというよりは転んでいる子もいる。基本は、赤ちゃんの寝返りと塾頭は言っている。また、この間から、遊びで3人による「イルカ跳び」をさせている。これも子ども達は喜んで行っている。一つの練習というよりも遊びや切り替えには最適のメニューだと思う。

 子ども達は、体を動かしたいのである。おもしろい、楽しいと思えるものや難しいけどやってみたいと思えるような動きは体が素直に反応するのだと思う。ところが、ボールを使ったり、コートに入ったり、6人になるととたんにぎこちなくなる。子ども達には、今やっている練習につながりを持たせるような指導をしていくことが大切なんだと思う。子ども達に幅を持たせられるような指導をしていきたい。日々努力。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見られているということ

2011-11-28 22:21:11 | Weblog

 先日の土曜日は、5つのチームが集まっての練習試合だった。いろいろなパターンのポジションで練習を行っていたので、今度の土日の大会に向けてある程度のパターンを見つけられたらいいなと思った。最初は、とりあえずいつもやっているパターンから始めたが、休憩の時に子ども達が、違うパターンでやりたいと言うので、それを尊重して試合に臨んだ。ある程度の安定した試合運びができていたので、そのままそのパターンを中心に試合を続けた。

 子ども達は、自分達の持っている今の力を出していたように思う。どうしてもボールをとらえる位置が高いのは、まだまだカメ四股が定着していないということだろうか。

 試合後、ある指導者からオーバーパスがいいとお世辞でもうれしいことを言ってもらえた。また、試合には出ないのにうちの6年生の子達が一生懸命ラインジャッジをしていることもほめてもらった。見てくれている人は見ているんだなと感じた。子どもだけでなく、私の言葉かけや態度、子どもへの指導の内容や姿勢などもいろいろな人から見られているのだと思う。それこそ、公の場に出ると普段やっていることが出てしまうのだと思う。だからこそ、日頃からどういう思いや考えで指導し、子どもに投げかけているかが大切なのだと思う。日々努力。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中学生との合同練習

2011-11-25 22:19:04 | Weblog

 きょうは、近隣の中学校のバレー部との合同練習を行った。顧問の先生とは旭川での自然体バレー塾で一緒だったようで一度一緒にやりましょうと言いながら実現には至らなかった。今回貴重な機会を得たので、合同練習でいいですかと了解をとって練習を開始した。しかし、私にとっては全く知らない中学生達との出会い。最初は、どのくらいのことができるだろうかと私自身に不安があった。しかし、そんな不安は素直で一生懸命な中学生の様子を見て吹き飛んだ。小学生が9人、中学生も9人だったので、小学生と中学生をペアにして、まずはおんぶしてジャンケン、その後もいろいろなジャンケンで気持ちと身体をほぐしていった。
 その後、1人1個ボールを使ってのモーションバランストレーニングやコーディネーショントレーニングをみっちり行った。中学生は初めてのメニューに戸惑いながらも、楽しそうに笑顔で取り組んでいた。
 時々、私のつたない話し方で申し訳なかったが、人間学の話をさせてもらった。中学生の真剣なまなざしとうなずきに私自身がとてもやりがいを感じることができた。
 先日届いた最新のDVDを見ながらのウォーミングアップ2011や動き作りのためのウォーミングアップや技術につながるウォーミングアップ、カメ四股ドリルなどを行い、最後に故障をさせないフローターサーブを行った。まだまだやりたいことがあったけれども、欲張らずに、でもこれだけはわかってほしい、伝えたいというものをやりながらの2時間半だった。きょうやったことを復習することが大切だよと結んで終わった。
 終わった後に顧問の先生とも話をして、今後も機会のあるごとに一緒にやりましょうということで連絡先を交換した。
 うちの少年団の子達にとっても中学生から見習うべきところがたくさんあった。いつもは少ない人数でお互いなれ合いながらの練習が多いが、中学生と一緒にやることでお互い緊張感を持ちながら練習するというのも刺激がたくさんあり、子ども達の違う面を見ることができた。何よりも私自身の指導が子ども達にどれくらい通じるか、頭をフル回転しながらいい勉強をさせてもらった。小・中の連携とまでいかないけれども少しずつつながり深めていきたいと思えた練習だった。日々努力、日々学び。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新DVD届く

2011-11-23 23:39:27 | Weblog

 きょう自然体の最新DVDが届いた。先日メールがあり、さっそく注文をしたところ、全6巻が届いた。ウォーミングアップ2011から超クロススパイクまで盛りだくさんである。まだほんの一部しか見ていないが、バレー塾でのドリルはほんの一部だということがわかる。また、モデルの紀和ティンカーベルズと志賀中の子ども達の動きが素晴らしい。 まだ少ししかDVDを見ていないが、一般の技術指導のDVDとは違うことがわかる。ドリルのねらいが明確であり、ときおり人間学が入っている。だから、塾頭の発する一言一言がすとんと自分の中に入ってくる。先日のバレー塾と今回のDVDを見てしっかり復習をしていきたいと思う。日々学び。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人間の生き方の種まき

2011-11-22 23:55:46 | Weblog

 「父親のための人間学」森信三著より
『父親の主要な役割の一つとして、わが子に対して人間としての生き方の方向を指示すべきことを申しましたが、これを言い換えれば、子どもに人生の生き方の種まきをすることとも申せましょう。この「人間の生き方の種まき」ということは、父親に限らず、およそ教育と名のつくもののすべてに通ずるわけでありまして、教育の根幹はすべてこの一語に尽きるように思われます。ですからわたくしは、「教育とは人生の生き方の種まきをすることなり」と機会あるごとにいいもし、書きもしていますが、とりわけ理想の父親像を思います時、この一語ほど適切なコトバは他に思い出し得ないのであります。』

 私は、わが子に対して、人生の生き方の種まきをしてきただろうかと反省する。いつも小言やきつい一言で子どもを追いつめてきたのではないかと反省する。他人だと偉そうなこと、もっともなことを言っていても、わが子のことになるとつい感情が先に立ったり、つい言いたいことをずばずばと言ってしまう。きょうもそういうことを言ってしまった後に、上記のことを思い出し、人として志を高くもつことなど、人間学の話しを少しした。できないこと、できていないことを指摘しても落ち込むだけで、何の解決にもならないと思った。人としてどうあるべきか、今の自分はどうなのかを考えさせることが大切なのだと思う。そういうことを考えさせながら、自分自身も考えさせられた。わが子と共に成長する親でありたいと思う。日々学び。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

論語

2011-11-21 23:52:50 | Weblog

 きょうがボールを使わない室内トレーニングの日である。1時間半の練習時間だが、有意義なものにしたいと思った。ダッシュ系やラダーを使ったトレーニング、モーションバランストレーニングなどを行った。それから、床と仲良くなることをねらいとして、尻滑りやローリングを行った。中には、おそるおそる転がっている子もいる。滑るというよりも転んでいる感じである。それでも、他の人がやっているので、転がりながらでもやっている。やっている内にスムーズにできるのではないかと思う。
 途中で、論語を子ども達に話した。内容は「己に如かざる者を友とすること無かれ」自分より劣った者を友だちにしてはいけない、自分をよくしてくれるような友だちとつきあうということ。この月曜トレーニングをただのトレーニングの時間にしたくないと思っている。心のトレーニングもできないかなと思っている。いい話をたくさんしたいと思っている。そういうときに、塾頭が子ども達と論語を学ばれていることをお聞きし、私も挑戦してみようと思った。簡潔な言葉の中にこれから生きていくヒントがぎっしり詰まっている。子ども達は、最初は抵抗はあると思うが、いつかどこかでなにかのヒントになればと思う。それにしても、私自身がこの論語で多くのことを勉強させてもらっている。よく売られている自己啓発の本を読むよりもずっと心に入り込んでくる。まさに人間学だと思う。日々学び。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

言葉の位置エネルギー

2011-11-20 22:02:35 | Weblog

 てっぺん大嶋啓介の「夢エール」vol.1223より
『言葉には位置エネルギーがあるのだ。
言葉の最後のエネルギーを高いところに置けば、その高いエネルギーが伝わるのだ。

「彼はイケメンだけど、性格が悪い」というのと
「彼は性格が悪いけど、イケメン」というのでは、同じ事を言うにも印象が違う。
ということは、最後に褒め言葉を持って来ると、相手に悪い印象を残しにくい。
「でけへんなぁ」というマイナスの言葉の後に、プラスの言葉を付け加えることで、気分を高められる。
これは、言葉の位置エネルギーが上がって終われるからだ。』

 指導者が、子ども達にどのように言葉をかけるかでその後の子どもの伸びは違うのではないだろうか。マイナスの言葉ばかりかけられたり、ダメ出しばかりされている子どもの心はどうだろうか。逆に、プラスの言葉ばかりかけられたり、ほめられてばかりいる子どもの心はどうだろうか。私は、言葉の位置エネルギーが上がって終われる言葉かけが飯野ではないかと思う。「アウトになったけど、コースはいいよ」「(ボールを)はじいたけど、目線はいいよ」などなど。
 私は、結果ばかりを指摘してしまうことが多いと感じている。結果に至るまでの過程の中でいいところを見つけられるような指導者になりたいと思う。そのためにも子どもの動きをしっかり見極められるようにならなければならないと思う。日々努力。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分から変わる

2011-11-18 23:19:20 | Weblog

 自分が変わる。相手に変わることを求めれば求めるほど相手は離れていく。相手が変わらないのは自分が変わっていないから。まず、自分が変わる。相手に求めたければまずは自分が与える。
 できないことを子どものせいにしてしまうことが多い。よくならないのを相手に求めてしまうことが多い。自分のことは棚に上げて、偉そうにさも自分が悪くない、わかっていると思っている。その時点で、自分は謙虚さも素直さも失い、傲慢さだけが目立っている。素直な子どもにしたけければ、自分が素直な心をもつ。
 塾頭は、「希望を持たせる」ことが何よりも一番とおっしゃっている。子どもを笑顔になれるように、まずは自分が希望を持って笑顔でいることが大切なんだな。すると、周りも笑顔になるかも。日々努力。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素直な子

2011-11-17 23:56:06 | Weblog

 昨日は、カメ四股ドリルをカメレシーブ作りからこつこつと取り組んだ。股関節を使うことを意識させることは難しいようである。また、自分では動かしているようだが、ちゅと半端な形で終わっている子も中にはいる。そういう子をどうするか、そういう子をどうその気にさせるかが指導者の力量であると考える。
 ここのところカメ四股ドリルを行っているのが、素直にドリルに取り組むようになってきているし、こちらがポイントを繰り返し言っているので、徐々に浸透し、形になりつつある。ただし、小手先でやっている子、適当にやっている子と真剣にマスターしようと素直に取り組んでいる子の差は、コートに入るとすぐにわかる。素直に取り組んでいる子は、自然と美しい形に変わりつつあるが、そうでない子は変わりなく、同じミスを繰り返していることが多い。やはり、目の前にいる子をいかに素直にいろいろなものを吸収できるようにするかということが指導者として心がけなければならないことなのかもしれない。日々努力。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする