きのうは、テクニカルキャンプが行われた。来週、5年生以下の子ども達の大会が行われる。今回のテクニカルキャンプは、チーム形式による練習と練習試合の2本立てである。チーム数が多いので、4会場に分かれての開催となった。私は、ある会場の担当となり、他の担当の方とどういう内容で行っていくか相談をした。私の方から、事前にコート内での動きということで、4車線レシーブや約束毎などを実技でしてみてはどうかと提案したところ、受け入れていただいた。
実際の場面では、大根抜きやじゃんけんでの遊び、竹の子ニョッキなどを前段や途中で入れて、子ども達が少しでも私の説明に興味を持ってもらえるように配慮した。また、チームでの動きのことについては、私がモデルチームで説明した後に各チームで反復練習をするという形で行った。チームの事情でいろいろと工夫をしてそれぞれ練習に取り組んでいた。
最後に、やさしい練習をいかに自分に厳しくできるかがうまくなるポイントだということ。自分に克つこと。仲間を大事にすること。あいさつや返事、くつをそろえることなどの躾の三原則などの話をさせてもらった。
私がうれしかったのは、昼食が終わり、至る所で大根抜きや竹の子ニョッキなどをして楽しんでいたことだった。子ども達は、素直で貪欲だなと感じた。そして、受け入れられるものは、すんなり自分達で取り入れることがわかった。
今回、他のチームへの全体指導をさせてもらった。貴重な体験だった。私自身どれだけできるかとても心配だった。しかし、子ども達に救われた。ありがたかった。自分自身が少しだけ成長できたことを感じることができた。もっともっと自分を高めていきたいと改めて感じた。日々努力。
きょうの指導は、自分でも何をしたいのという指導になってしまったことを反省。子どもの状態を見ながら、あれもこれもという感じで、系統だってもいないし、段階的でもなかったように思う。いろいろなことのつまみ食いのような感じになってしまった。まだ、まだ指導の未熟さを感じた。じっくり、どっしり構えていなかったように思う。準備不足、勉強不足である。また、1から出直し。日々努力。
1年生の子ども達と会話を楽しみながら指導をさせてもらっている。子ども達は、とても意欲的である。こちらが提示したものをどんどんやっている。カメ四股もかなりできるようになっている。動物園カメ四股で、次は何の動物かなと聞くと、カバとかライオンとかいろいろな発想をしてくる。それが楽しい。もしかしたら、この子達の発想からヒントをもらって、いろいろなカメ四股ができるかもしれないと思った。私から与えるばかりではなく、子どもから与えてもらっていることも多いなと感じる。とにかく、素直な子どもの目はキラキラと輝いている。その輝きが失せないように指導者は常に勉強していかなければならないと思ったし、しっかりとした指導の理念をもっていなければならないと思った。明日はどういう練習をしようかと考えるだけでも頭がぐるぐると回転して楽しい。日々努力。
きょうは、新しく入った子がいるので、その子達と今までの子達に「たかが1週間、されど1週間」の話をした。新入団員は心が不安定である。まずは、不安な心を取り除いてあげる。バレーボールの上達より、少年団が好きになる、仲間を好きになる、運動が好きになる、先輩が好きになる、体育館に足が向く、そちらが先である。挨拶のマナーも先輩がていねいに教える。大切なことは、相手に勝つことよりも、自分に克つこと。弱い自分と向き合うことで、心が軽くなる。心が軽くなると素直な心になる。心が素直になると、練習も練習の準備もゴミの処理もトイレ掃除も弁当作りさえも楽しくなる。そんなことを話した。
塾頭のブログにある入部1週間というものを参考にさせてもらった。新しく1年生と4年生が入り、明らかに今までと違った雰囲気になっている。この1週間が大切だと思っている。黄金の1週間である。何を大切にしなければいけないのかをしっかりわかってほしいと思って、とにかくいろいろな話をしている。日々努力。
子ども達を指導しているときに気をつけていることは、つい休憩も忘れて、あれもこれもとやり過ぎにならないようにしている。また、子ども達にとって、このメニューは難しいのか、簡単なのか、できそうか、もう少しでできそうでできないのかなどの見極めを常に心がけている。だから、少し飽きそうになっているなと感じたら、すぐに切り替えるようにしている。また、同じことを長い時間練習することよりも段階的な練習をするようにしている。
昨日の練習では、練習の終盤で集中力が切れそうになったときに、竹の子ニョッキや数字の20を言ったら負けなどの頭を使った練習を挟んだ。回路の変更を意図的にすることで、集中力がリセットされるように思う。いかにバレーボールの練習をさせられているという受け身の姿勢ではなく、もっとやりたい、楽しい、おもしろい、そして上手になっているという指導を心がけたい。日々努力。
新しく入った子は何をどうすればいいかわからない。そこで、高学年の子は教える。そのときに、言葉を添えないで体を引っ張っている。そうじゃないよと話した。自分達が見本になりなさい。つまり、見て覚えることをさせなさい。わからないときは、わかりやすくる言葉で伝えなさい。そうしないと、考えないで言われるままの人になるので気をつけなさい。とにかく、高学年の子には、正しい見本になりなさいと話した。
高学年と低学年の子がペアになって、高学年の子が教える場面が多々あった。見て覚えさせなさいと言って、教えたがるようである。黙って見ていられないようである。このあたりは、今度の練習で考えさせなければならないと思った。私もそうだが、できないとつい言ってしまう。それでは、教えられたとおりにしかできない。自分の頭で考える習慣をつけさせないといけないと思っている。よけいな口出しは、慎まなければならない。日々努力。
「致知」10月号の中に、日本将棋連盟会長の米長邦雄氏の言葉が載っていた。
「ねたむ、そねむ、ひがむ、うらむ、にくむ。そういう気持ちを持っている人に運はついてこない」
この言葉にはっとさせられた。うまくいかないとき、どうしようもないときにはこういう気持ちがどこかにあったように感じる。しかし、それでは現状を打開できない。まして、運などついてこない。やはり、つらくても苦しくても、今できる精一杯の努力を惜しまずに生きること。見返りを求めない、結果を求めない生き方をすること。そして、謙虚に学習を怠らないことなのだと思う。いい言葉に出会うと自分を正すことができると改めて感じる。日々努力。
10月に5年以下の大会があるが、きょうが申し込みの締め切り日であった。残念ながら我がチームは不参加である。6人に満たないからである。人がいなければ試合には出られない。5年生の子たちはさぞ試合に出たかったと思う。子ども達とは、試合に出られなくても日々の練習をがんばるということを改めて確認した。
チームが置かれている現実を受け止めつつ、次なる目標を考えた。10月末には、市内で6年生も出られる交歓大会、12月には市内大会がある。一つの大会に向けて、今までのポジションを変えて練習をしてみようという提案をした。特に、6年生の子たちはバックのポジションばかりだったので、今度はフロントでアタックやブロックにがんばってみてはどうかと話した。最初は抵抗があった子も話し合っていくうちに納得したようである。そして、身長の低い6年生の子が、さっそくブロックをしたいと言って、少し手が出たことを喜んで私に見せてくれた。できないからさせないではなく、できるように指導することが指導者の役目であると思う。そして、結果ではなく、どのような過程で練習を行っているかを見極めていきたい。
試合があるから練習するわけではない。しかし、目標を定めることによって、子ども達の意欲につながるのではないかと思う。そして、一つ一つのメニューの意味やねらいを押さえて、昨日よりもきょう、きょうよりも明日につながるような指導を心がけたい。日々努力。
バレーボールを通して、子ども達に何を伝えるか。球出しをし、サーブを打ったり、アドバイスをするのもバレーのよく見られる指導だが、それだけで終わらせたくない。高学年でも低学年の子にもわかりやすく、そしてためになることをたくさん伝えていきたい。無理だと思うと、頭がそう感じると体が動かなくなって、本当にできなくなるよと話した。できる、できると思うこと、いつかはできると思うこと。そう思うのと思わないとの差は大きい。子ども達は、あきらめないとかねばるとかつなぐとかをよく言うけれども、そういう練習をどれだけしているか。子ども達の心を動かす指導を心がけたい。そして、今度はもっとやりたいと思ってもらえるような指導を心がけたい。日々努力。
自分が必要とされる。この上ない喜びである。子どもから、保護者から、いろいろな思いをもらう。もらえるから、与えることもできる。精一杯、人に尽くす。自分の思いを先にするのではなく、相手が何を望んでいるのか、自分をどのように必要としているのか、そういったことを考えて、尽くして、尽くして、尽くすことができるような生き方をしたいないと思う。
もらうばかりではダメ。もらったらお返しをする。ありがとう、こんな自分でも必要としてくれることに感謝できるような生き方をしたい。自分のために生きるのではなく、人のために生きることが、生かされているということなのかもしれない。日々努力。