愛知県
第92回安城地区メーデーが開催されました
5月1日、西三河地域における第92回安城地区メーデーが天候に恵まれて安城1号公園で開催され、コロナ禍で感染対策を取りながら130人が参加しました。メーデーではATU若月委員長が集会議長を務めました。メーデー実行委員長の挨拶、来賓として共産党、新社会党の挨拶、安城市長・安城市議会議長・大西衆議院議員・社民党・緑の党の祝電披露の後、今年初めて参加した名古屋ふれあいユニオン碧海工機のメンバーが前に並び、雇止めの闘いが報告され決意を述べました。
報告によれば、トヨタの下請けの碧海工機(400人程度)はコロナ禍を理由にして約100名もの外国人期間労働者を雇い止めにしました。雇い止めにされた労働者たちは、名古屋ふれあいユニオンに参加し、分会を結成して闘っています。会社は5年以上働いていて無期雇用の権利を獲得している労働者については、団交で雇い止めを撤回しました。しかし、5年以下の労働者については雇い止めを撤回していません。このため彼らは、雇い止め撤回の裁判を提起するととともに労働委員会にも組合員差別として提訴しています。また21春闘の取り組みとして賃上げ、賃金差別是正にも取り組んでいます。
その後、集会は「命とくらしを守る闘いを強める」、「菅政権に抜本的なコロナ対策を求める」、「改憲、平和運動への取り組み」、「消費税引き下げ・不公平税の制是正」などを内容とする『メーデー宣言』 を採択し、全員で「がんばろう」を合唱した後、安城駅までのデモ行進を行いました。