アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

トウワタ(唐綿)‐ キョウチクトウ科

2021-08-05 18:04:19 | みんなの花図鑑

トウワタ(唐綿、学名: Asclepias curassavica)はキョウチクトウ科(旧分類ではガガイモ科)の多年草。
原産地は南アメリカ。寒さに弱いため、日本では一年草(wiki 「トウワタ」)




花は赤い花弁に黄色または橙色の副花冠を有する。シルキーゴールドと呼ばれる黄花品種もある。(同上)




原産地は 「北アメリカ、アフリカ」とする記述も見受けられます。




花後に出来る果実が熟して弾けると、中からフワフワした綿毛の付いた種が出てきます。





「トウワタ(唐綿)」の和名は、この種の綿毛に由来しています。




さやに納まった種子。




綿毛というより 冠毛 といったほうがぴったりですね













欄外で・・・・

セミの抜け殻、三段。




モミジアオイ - アオイ科のシベ

2021-08-05 10:21:12 | みんなの花図鑑

昨日の タイタンビカスに続き、アオイ科のシベの観察です。




今日の花はモミジアオイ。きのうの タイタンビカスの ’ブライトレッド’ と同じではないか、と思われるかもしれません。
それもそのはず、モミジアオイは タイタンビカスの母親なんです。




(花が傷だらけですが)葉を見てください。切れ込みの深い モミジのような葉をしています。




本題の アオイ科のシベの観察 モミジアオイ・バージョンですが、
昨日のタイタンビカスとほとんど同じです。
雄しべのほうは 花糸が合着して筒を作っていて、頭の葯の部分だけ筒から離れて伸びています。
葯が伸びる方向は、アオイ科の種類によっては 全体に 天の方向に集中する種類もあるのですが、
このモミジアオイは 全方位に(筒の外壁から鉛直に)伸びています。
めしべの花柱はこのおしべ筒の中を貫いて抜け出たところで 柱頭を展開しています。
柱頭は 5つに分かれています。
タイタンビカスの柱頭のように 天を仰ぐことはないようです。




おしべ筒の終点から めしべが外に出ているところを拡大してみています。




同上です。




モミジアオイの葯と花粉です。