アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ネコノヒゲ・サルビアなど - 唇形花

2021-08-10 19:51:09 | みんなの花図鑑
以下の花はすべて 安城デンパークで撮ったものです。

ネコノヒゲ

ネコノヒゲは オルトシフォン属の花。




花茎の同じ位置から 左右に3個ずつ花を咲かせます。




マレー語(インドネシア語)で Kumis Kucing。意味はずばり「猫( Kucing)の髭(Kumis)」 (^_-)-☆
ちなみに、インドネシアでは クチン はかわいがられますが、犬(アンジン) は不浄なものとして避けられています。




サルビア・ガラニティカ

Salvia guaranitica は シソ科アキギリ(サルビア)属の宿根多年生植物。
「ガラニチカ」の名前は、原産地の1つであるパラグアイの先住民族グアラニ族に由来する。(wiki「サルビア・ガラニチカ」)




花は穂状花序につき、長さ3~5㎝の濃い青紫色の唇形花。上唇はフード状で大きく、下唇は短い。(三河植物観察「サルビア・ガラニチカ」)



萼は黒色を帯び、先が2裂し、下側の先がさらに浅く2裂する。(同上)












サルビア・コクシネア

サルビア・コクシネアは シソ科アキギリ(サルビア)属 Salviaの多年草。




「花はシソ科の植物に見られる唇形花です。
唇形花とは、筒状に合着した花弁の先が上下2つに分かれている花のことで、この様子を口に見立て、上部を上唇(ジョウシン)、下部を下唇(カシン)と呼びます。」(ガーデニングの図鑑「サルビア・コクシネアの育て方」)




「サルビア・コクシネアの唇形花は、上唇は下唇よりやや短く、下唇は3裂し、中央裂片が大きくなっています。
雄しべは2個、雌しべは1個で、花冠から長く突出します。」(同上)







ディクリプテラ・スベルレクタ (メキシカン・ライオンズイヤー)

キツネノマゴ科です。
学名 を Dicliptera suberecta というのですが、覚えにくいので、別名の メキシカン・ライオンズイヤーのほうがよくつかわれているかも。

安城デンパークに解説板がありました。




属名Dicliptera は、ギリシャ語のdiclis(=戸のような二重のひだ)とpteron(=翼)の合成語で、2枚の総包葉の形状から。
種小名 suberecta は「やや直立の、やや真っ直ぐな」の意。




サルビアに似たオレンジ色の筒状の花が咲きます。



時期が来ると、おしべと花筒がいっしょに ポロリと抜け落ちます。
糸状の雌しべが残ります。








サギソウ、サギゴケ - シラサギから

2021-08-10 08:18:44 | みんなの花図鑑
サギソウ

幸田町憩いの農園園芸コーナーにて。
サギソウはよく見てるのですが、私が取り上げるのは 多分初めてだと思います。
サギソウは「ラン科サギソウ属(Pecteilis)の湿地性の多年草の1種。」(wiki 「サギソウ」)




「花期は7-8月。花の径は3 cmほどで、唇弁は大きく、深く3列し、中裂片は披針形、両側の側裂片は斜扇形で側方に開出てその縁は細かく裂ける。」(同上)




「この唇弁の開いた様子がシラサギが翼を広げた様に似ていることが和名の由来である。」




シラサギにも 大・中・小 とありますが、サギソウのサギは コサギのようです。





サギゴケ

サギソウを見た後では「(サギゴケの)和名は、花が紫色で、形がサギ(鷺)に似ていることから。」(wiki「ムラサキサギゴケ」)と言われても、どこが?ってなものですが・・・




「4本の雄蕊と1本の雌蕊を持ち、柱頭は2つに分れ触れると閉じる(柱頭運動)。これは送粉者に付着した花粉を積極的に取り込み受粉を促す役割をしていると考えられている。」(同上)




「この動きを律動にたとえジョロウバナの別称があるが、漢字で女郎花と書くとこれはオミナエシをさす。」(同上)



憩いの農園のオミナエシ