アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アオツヅラフジ - 雌花

2021-08-18 18:23:15 | みんなの花図鑑
雌花

先端が2つに裂けた花弁が6枚、そのうえに めしべ、花弁の下に萼片が(3片が2重になって)6個あります。




雌しべは6組あります。




6個全部が受粉に成功し果実になると、6連の果実がなります。




青い果実です。(8月15日撮影)




色づいた果実です。(8月15日撮影)




アオツヅラフジの(アンモナイトのような)種子です。(15年11月4日撮影)







アオツヅラフジ - 雄花

2021-08-18 09:36:15 | みんなの花図鑑
↑ブドウのような美味しそうな果実は アオツヅラフジの実です。でも食べられません。


雄花

ブドウそっくりの果実がなるのに、アオツヅラフジはブドウ科ではなく、ツヅラフジ科アオツヅラフジ属の落葉つる性木本なのです。(なぜか?「木本なのです。」)




そして 雌雄異株です。ここに挙げた画像は 雄花なので、トップ画像の果実は別の雌株になった果実です。




おしべは6個あります。おしべの中に入っている黒いものは 小さなアリです。




雄しべの周囲の白っぽい花弁のような器官は(花弁ではなく)萼片です。




萼片は 3枚ずつ重なっていて 合計6枚あるようです。
では 花弁は無いのかというと・・・




先が2つに割れたのが花弁です。花弁のよく目立つ時期は短期間ですぐに小さくなって目立たなくなります。


次回は アオツヅラフジの雌花と果実を特集します。