
本日、幸田町憩いの農園にて。
見たことない花に遭遇 !
でも、ムクゲとヤノネボンテンカの花に似たところがあるので、アオイ科ではないかと直感 (^_-)-☆

ラベルがあって そこには
四季咲き低木
アンソドンテア
ダラスピンク
とあったので、アンソドンテア ではなく アオイ科アニソドンテア属の花だと分かりました。
アニソドンテアの葉っぱはカエデのようなかわいい形でフチは少しギザギザしていて、枝から互生しています。
「不規則な鋸葉状の葉を持つことから、学名の Anisodontea はギリシャ語で不同の意味「aniso」と、歯の意味「odontos」という言葉が由来である。」

花シベは アオイ科特有の、おしべとめしべが組み合わさった構造をしています。
アニソドンテア属の雄しべの葯は 焦げて黒くなったような色をしています。
雄しべの花糸は束になってひとつの円筒になっています。
この雄しべの花糸筒の中を雌しべが貫通して抜け出た先で 柱頭を展開するのですが、タチアオイなどと同じで、おしべ活動期と雌しべ活動期が時間的にずれていて自家受粉を防いでいます。
上の画像の花で、右の花は おしべ期で、花柱は見えていません。
左の花は 先端にちょこんと赤い点が見えますが、これが おしべ筒の中を抜けてきた雌しべ(花柱)です。

こちらが おしべ期の花シベ。

これも同じく おしべ期です。

こちらが、おしべ筒の中を抜け出ためしべが柱頭を展開し始めたところです。

上に同じく 雌しべの柱頭が展開を始めた花シベです。

上の拡大図です。

柱頭が成熟した花シベです。

上の拡大図です。