アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

トウコマツナギ - 外来種

2021-08-17 17:45:07 | みんなの花図鑑

いきなりのアップ画像なので、マメ科ということしか分かりません (´v_v`)
でも、マメ科の蝶形花ということは分かります。




ふつうに離れてみると、こんな風でした。
これは トウコマツナギといって、マメ科のコマツナギ属の樹木です。




「トウコマツナギは中国原産の落葉低木。在来種のコマツナギが草本に間違えられる低木であるのに比べ大きく、樹高は2~4m程になる。」(岡山理科大・植物雑学辞典「トウコマツナギ」)




道路の法面整備で持ち込まれた木のようです。
「コマツナギに似ていることから、導入されて緑化に利用された。」(同上)





「導入当時は在来種による緑化として使われたはずであるが、その後別種であることがわかって急速に緑化事業に使われることが少なくなった。利用された時期は、2000年頃ではなかったかと思う。緑化に利用されたものが野生化しているとの報告がある。」(同上)




別の記事
「新たに道路整備した土手など緑化目的に導入されたのが、このトウコマツナギとされている。在来のコマツナギより明らかに大きく、高さ2mを超えるものも見られる。大きくなる以外はコマツナギとはほとんど変わらない。日本の在来種をコマツナギIndigofera pseudotinctoria 、中国のものをトウコマツナギIndigofera bungeana と分ける見解があるが、同一種とする見解もある。」(三河植物観察「トウコマツナギ」)



精霊バッタ?おんぶバッタ?

2021-08-17 10:02:47 | みんなの花図鑑
TOKYO 202Φ


キク科のヒャクニチソウの花シベを観察しようとマクロレンズでのぞいたら、いきなりバッタの顔が正面に!
コメツキバッタだ!(と最初は思いました)




コメツキバッタでググると、ショウリョウバッタの記事ばかり出てきます。

コメツキバッタ
「ショウリョウバッタの別名。両足を掴むと体全体を上下に大きく動かす姿が米をついているようにみえるとされ、コメツキバッタという名がつけられた。」
ショウリョウバッタ
ショウリョウは「精霊」のことで、「8月の旧盆(精霊祭)の時季になると姿を見せ、精霊流しの精霊船に似ることから、この名がついたと言われる(同様の命名にショウリョウトンボがいる)」(wiki「ショウリョウバッタ」名前の由来)

季節はピッタシだけど、でも、これは 大きさからして、精霊バッタじゃない (´v_v`)
おんぶしてないけど、どうもオンブバッタらしい (´∀`)





最大のポイントは・・・
精霊バッタのオスが、体長5cm前後だとすると、オンブバッタのオスはその半分程度なんですと(^^ゞ




そしてオンブバッタには、顔にイボがあるんですって。
どこどこ?
眼の下からずっと白い点々があるけど、これのことかな?
顔にイボがあるバッタは、オンブバッタのみなんだそうです。





多くのバッタがイネ科の植物を好むのに対し、オンブバッタはクズ、カナムグラ、カラムシなどの葉の広い植物を食べます。

それにしてもかわいい目をしています。




末尾に追いやられてしまいましたけど、キク亜科のヒャクニチソウは たくさんの舌状花と筒状花からできています。
周辺の大きな花弁一枚一枚が ひとつの舌状花で、付け根に 黄色いめしべが一本伸びています。花弁は一枚が極端に肥大化しています。




中心の筒状花のほうは 毛むくじゃらの花冠の中に 雄しべ筒と雌しべがあります。両性花です。