アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ヨウシュヤマゴボウ ~ ヤイトバナ

2021-09-04 18:19:25 | みんなの花図鑑
ヨウシュヤマゴボウ

ヨウシュヤマゴボウは、名前の通り、北アメリカからやってきた帰化植物。
有毒です。




wikiによると、ヤマゴボウ属には ヨウシュヤマゴボウ以外に、ヤマゴボウ、メキシコヤマゴボウ、マルミノヤマゴボウなどがある、とあります。



在来のヤマゴボウはのほうは 山菜として売られているので 食用かと思いがちですが、これも有毒です。
(山菜の販売所で売られている“山ゴボウ”の名前で販売されている漬物の原料は,キク科のモリアザミ,オニアザミ,オヤマボクチなどのアザミ類やヤマボクチの根の総称である.山菜として「山ゴボウ」と称されているもので,“ヤマゴボウ”とは全く異なる植物である.wiki「ヤマゴボウ」)




学名: Phytolacca americana
属名の Phytolacca は phyton(<植物)+lacca(<中世の1. 深紅色の顔料)。
 液果に深紅色の汁を含むことによる。(学名解説より)




ヤイトバナ

赤い枝はヨウシュヤマゴボウです。




ヤイトバナはアカネ科のヘクソカズラのことです。




アカネ科といえば、ヤエムグラ、ハクチョウゲ、ペンタスなどが含まれます。サンタンカもコーヒーノキもそうです。




クチナシだってアカネ科です。




この花の写真を撮ってると、「何を撮ってらっしゃるのですか?」聞かれたときが 一番困ります。
学名:Paederia scandens
種小名 scandens は「よじ登る性質の」の意。
属名 Paederia は 「paidor(悪臭)。体全体に悪臭のあることに基づく。」(学名解説による)
どう転んでも「悪臭」から離れられない(ToT)




クズ - 蝶形花

2021-09-04 13:21:42 | みんなの花図鑑

きのうのエビスグサ(カッシア属)の花は マメ科なのに蝶形花でなかったので、今朝は ハギの花を求めて散策してみたんですが、ハギは萩でもヌスビトハギにしか出合えませんでした。



でも、こんなクズの花に出会えました。




クズは マメ科クズ属。
学名は Pueraria lobata
Pueraria スイスの植物学者Marc.N.Puerari(1765~1845)の名に因む。
lobatus 浅裂した








一番大きく目立つのが旗弁(きべん)。
旗弁の根元にはマークがあることがほとんどです。このマークは昆虫に蜜のありかを教えるためのもので蜜標と呼ばれます。




旗弁の下に突き出すようになっているのが翼弁と、舟弁です。