アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

センニンソウ - クレマチス属

2021-09-05 18:09:36 | みんなの花図鑑

豊田安城自転車道が 第2東名のアローブリッジをくぐるあたりに 何か所か センニンソウの花が咲いています。




センニンソウは クレマチス属のつる植物です。
「センニンソウ属 Clematis は、キンポウゲ科に含まれる植物の1群。蔓性のものがよく知られるが、その姿は様々。花が美しく、観賞用に栽培されるものもあり、また有毒植物である。園芸方面ではクレマチスと呼ばれる。」(wiki「センニンソウ属」)




何とか 背景にアローブリッジを入れようといろいろアングルを変えてみましたが、逆光で、モノトーンになっちゃいました。




学名:Clematis terniflora
「属名(Clematis)は「若枝」を意味し、種小名(terniflora)は「3枚葉の」を意味する。」(wiki「センニンソウ」)




4枚の白い花弁のように見えるものは萼片です。花弁は無いとのこと。




面白いのは
「雄蕊は無毛で多数」(同上)は良いとして、
「雌蕊も多数ある」(同上)なんです。雌しべが多数ある花は珍しいと思いませんか(^_-)-☆





つぼみ




カナブンが来ていました。夢中で餌を漁ってます。




コガネムシの仲間は、白い花が好きなんですって !(^^)!




猿渡川の堤防にもありました (´∀`)



センニンソウ(仙人草)の名は…

種子から出るヒゲが仙人の髭のようだから。

ノアズキ - つる性アズキ

2021-09-05 10:39:27 | みんなの花図鑑

なんで 「野アズキ」かというと、(もちろん属は違いますが)花がアズキ(小豆)の花にそっくりなんですよ。



といって、アズキの花は葉に隠れて咲いているので、その気にならないと観察できません。
去年撮ったアズキの花の画像があったので、再掲します。

アズキ
どおでしょう、よく似ているでしょう! !(^^)!
もっとも ノアズキはつる性なので、そこはかなり違いますけれどね。
で、アズキとか ノアズキとか マメ科なので 花は 蝶形花と言って マメ科特有の構造をしています。
上の写真で 像の耳みたいな大きいのが 旗弁です。
その手前の より黄色い2枚が 翼弁です。
しかしこの翼弁、普通の蝶形花とちがって ねじれています。

以下に、去年 同じ話題「ねじれ翼弁、ねじれ舟弁」を取り上げたとき使った アレチヌスビトハギを使って普通の蝶形花の花弁を図示します。

アレチヌスビトハギの蝶形花





ここからは つい最近撮ったノアズキの花です。
この画像から分かるように、ノアズキの舟弁は サイの角みたいにカーブしています。




白っぽいサイの角のような舟弁の両側に よく弁が2枚付いているのですが、舟弁がカーブしているので、翼弁もそれにつれて曲がっています。




舟弁の中には シベがあります。
この画像では まだ時期が早いので不確かなのですが、シベが曲がっているので、それを包んでいる舟弁も曲がっているのだと思います。





シベが曲がっているのはなにがしかの利点があるからなのでしょうが。。。




去年の記事を読むと
「舟弁の突起部に虫が止まったとき、反対側の開口部がシーソーのように揺れ動いて、雌しべに雄しべの花粉がつく」
なんて、見たようなことが書いてあります (´∀`)