アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ブラッシカ・ラパとツバメシジミ - Google Lens

2021-09-02 18:13:31 | みんなの花図鑑

いつ降り出すか分からない曇り空の中、散歩してきました。
オオニシキソウを撮ってると、きれいな蝶が何匹も(←何頭も?)来てアブラナ科の植物に止まっています。
シジミチョウの一種なんでしょうが チョウの名前が分かりません。
そしてアブラナ科の植物のほうも名前が分かりません。



そういう時は スマホの Google Lensアプリで検索します。現場で検索するのが一番いいのですが、撮ってきた画像をパソコン画面に映して それをスマホで検索しても結構分かります。
このアブラナ科の植物は 「ブラッシカ・ラパ」という初めて聞いた名前を第一候補に挙げてきました。
「ブラッシカ・ラパ(学名: Brassica rapa)はアブラナ科アブラナ属の野草で、多様な栽培植物の原種と考えられている。特に命名されておらず、学名をそのまま読んで表記される。

古代から西アジアから北ヨーロッパの大麦畑に生える雑草で、古代、農耕文化が伝播すると共に、作物の種子に紛れて移動したと考えられている。」(Wikipediaより)

「アブラナ属の植物は交雑しやすい特色を持ち、変種が多い。とりわけラパは数多く[1]、野菜として利用されているものが多い。」(同上)としていくつか例が挙げてあります。
B. rapa var. chinensis - チンゲンサイ
B. rapa var. hakabura - ノザワナ
B. rapa var. nippo-oleifera (Makino) Kitam. - アブラナ
B. rapa var. perviridis L.H.Bailey - コマツナ
B. rapa var. purpurea - コウサイタイ



シジミチョウのほうも 画像の蝶のほうにGoogle Lensを向けて検索したら
「ツバメシジミ」
を第一候補に挙げてきました。




ツバメシジミ(燕小灰蝶、学名 Everes argiades)は、チョウ目シジミチョウ科に属するチョウの一種。名前の由来は後翅にある尾状突起にちなんでいる。(Wikipediaより)

カンナとジンジャー - ショウガ目

2021-09-02 10:06:25 | みんなの花図鑑
カンナ (ショウガ目)

カンナ科カンナ属のカンナ。
カンナというのは学名Canna のことで元はラテン語です。
品種は Google Lensによると 「Yellow King Humbert」(ちょっと違う気がしますが参考まで)。
こういうカンナの花、私はよくショウガと間違えるのですが、ショウガに似た根茎を持つショウガ目の植物です。




では カンナの和名は?
「和蘭檀特(おらんだだんどく)」
ですが…
使われることは、ほとんどありません。




カンナはもともとラテン語なので、英語でも Canna(カナ)
フランス語でも Canna(カナ)
イタリア語で canna indica(カンナ・インディカ)
スペイン語で cannas (カンナス)
中国語で 美人蕉(メイレンジャオ)
韓国語で 칸나 (カンナ)




カンナの花は雄しべを6本だし、その中の一本を残してあとの5本は花びらに変化するのだそうです。
どおりで 花を撮ってもシベを観察しなかったことをいつも後悔するはずです (T_T)

女の唇 十も集めてカンナの花 (山口青邨)




ジンジャーリリー(ショウガ目)

単に「ジンジャー」とも。
(遠くから見つけたときはとてもキレイに見えたのですが、時期を過ぎていました。)
和名の「ハナシュクシャ(花縮紗)」もよく使われるようです。



ジンジャーといえば 生姜(しょうが)のことですが、観賞用の生姜をジンジャーというようです。
生姜は ショウガ属で、ジンジャー(リリー)は ヘディキウム属です。



属名の Hedychium はギリシャ語の「hedys(美味)+chion(雪)」からきている。(みんなの花図鑑「ハナシュクシャ [花縮紗]」)



花の仕組みも独特である。 花被片は6枚あるが、外花被3枚は合着して花のつけ根にある。 内花被3枚はつけ根は合着し、先が3つに分かれる。 もう1枚、唇形の花びらがあるが、これは雄しべが花びらの形になっている。 また、飛び出しているシベは、雄しべと雌しべが1つになったものである。(同上)(蘂をシベと編集して引用)