アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ヒレタゴボウとチョウジタデ - 水田アカバナ科

2021-09-18 18:15:46 | みんなの花図鑑
ヒレタゴボウとチョウジタデはアカバナ科チョウジタデ属の水田雑草です。


ヒレタゴボウ

どちらも黄色い花弁ですが、ヒレタゴボウのほうが大きめです。
チョウジタデの花弁は5枚ありますが、ヒレタゴボウは4枚です。




茎は角ばっています。
そして 果実も上から見ると四角い部屋です。




ヒレタゴボウのほうが目立ちやすいので 数が多く見えます。
クワイの田んぼにも侵入しています。




子房は萼の下にあります(子房下位)。




虫のような大きな花粉が 中央の雌しべの柱頭にも振りかかっています。










チョウジタデ

ヒレタゴボウに比べると、チョウジタデのほうは小さくまとまっています。




花弁は5枚のことが多いですが、上のように 4枚もあります。
そして雄しべも花弁の数に合わせて4~5本で、雌しべとは離れて伸びています。




茎から花弁までが長いのも ヒレタゴボウと同じですが、大部分が子房です。
ヒレタゴボウに比べると、細めの子房です。



受粉すると、おしべと花弁が落ち。。。




やがて柱頭と花柱も落ちます。子房だけが成長します。









コミカンソウ - 草刈り機の餌食に

2021-09-18 08:09:01 | みんなの花図鑑

ちょっと観察を怠っていて、先日久しぶりに田んぼの畔を覗いてみたら、もうこんなにミカン色の果実ができていました。




コミカンソウは雑草で、エノキグサなどと同じくらいの草丈。
葉の裏にこんな実がなります。




コミカンソウは オオニシキソウなどと同じ トウダイグサ科。
葉は オオニシキソウの葉にちょっと似たところがありますが、果実は あちらがリンゴ、こちらが冬ミカン(^^♪
科はいっしょですが、あちらは 杯状花序の トウダイグサ属(ユーフォルビア)、
こちらは コミカンソウ属。




「花はごく小さく、上部の葉腋に雄花、下部の葉腋に雌花がつく。」(野に咲く花(松江の花図鑑「コミカンソウ」))




雌花と雄花が、あまりに小さくて、はっきり見分けられる画像がゲットできてません。




果実の横にある花は 雌花のように見えるのですが。。。
後日、花を取り直しに行ったら、時すでに遅し!
草刈り機の餌食になっていました (´∀`)
昨年、自宅の鉢に迎え入れたコミカンソウも 種子が育たず、芽が出てきませんでした。
また愛知県緑化センターに行って 観察してきます (^^ゞ