アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

マルバハギとクズ - マメ科

2021-09-16 18:13:27 | みんなの花図鑑
マルバハギ

今朝の10時ごろ撮ったものです。
ハギの品種は分からなかったのですが、3枚目のような丸い葉をしていましたので、単純に マルバハギ としました。




マメ科のほとんどの花は 蝶形花。
ハギも同じです。上方にある大きいのが旗弁といって、虫に知らせる旗(フラッグ)の役目をします。




先ほど言ったように、葉が真ん丸です。
このハギは お屋敷に植栽されていましたが、マルバハギは「コマツナギと同様に土留めのため種子の吹きつけなどにより植栽されることが多く、造成地などでもよく見られる」ということです。(三河の植物観察「マルバハギ」)




話があっちゃこっちゃしますが、蝶形花の下側には 2つのタイプの花弁が付いています。
下に長く出ているのは 舟弁で、花シベをつつんでいます。
その両側に 赤紫のリボンのようについているのが 翼弁といって訪花昆虫の足場となります。













クズ

クズ(葛)は マメ科クズ属のつる性植物。



一つの蝶形花の上側の大きい旗弁には 黄色いマークがついています。これを蜜標といいます。




訪花昆虫が蜜標を目印にしてもぐりこむとき、脚で翼弁と舟弁を押し下げます。
すると舟弁の中に包まれていた雌しべと雄しべが露出し昆虫に花粉をつけたり、昆虫から花粉を受け取ったりします。



昆虫が飛び去ると翼弁と舟弁は元の位置にもどり再び雄しべ雌しべは隠れるようになっています。



オオブタクサに…クモ

2021-09-16 08:54:01 | みんなの花図鑑
画像は 10枚ありますが、後半5枚はクモですので、お嫌いな方は 5枚目までお付き合いください。


花穂が面白いので、ついカメラを向けてしましますが、花粉症を引き起こす草のひとつです。
キク科ブタクサ属の一年草。




「茎の高さは1mから3mに達する。」(wiki 「オオブタクサ」)





「北アメリカ原産。1952年に日本に侵入した帰化植物」
「日本への侵入経路としては、アメリカから輸入した大豆に付着したオオブタクサの種子が、豆腐屋などで廃棄され発芽したものといわれている」(同上)




「花期は8月から9月で、雌雄異花で、茎の上部に雄頭花が総状につき、その下に雌頭花がつく。」(同上)




「花穂は雄花で」「雄花の総苞片には黒線がある。」(松江の花図鑑)


オオブタクサの花は ここまでです。

以下は、その花穂に住んでいた?クモ。




クモがいるということは、寄ってくる虫がいるのでしょうか?



オオブタクサは風媒花なのに?



カメラを向けると 隠れるように逃げていきます。







テナガザルみたい。