アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アオギリ - 一丁上がり

2021-09-12 18:05:31 | みんなの花図鑑

イタドリは果実ができたばかりですが、こちら アオギリの果実はもう「一丁上がり」です(^^ゞ




「果実の形は特徴的であり、若い時期は5本のさやが垂れ下がったおもしろい形となる。」(植物雑学辞典「アオギリ」)




「8月のおわり頃からさやは内側が裂開して舟形になり、その周辺に種子が4つ付いている。」(同上)




「さやの中には、4つの種子が入っていたわけである。このような果実の形は、5枚の葉が変形したものであると考える意見もあり、花と葉の関係をよく表している例の1つにあげられることがある。」(同上)





「 種子はなかなか離れず、冬にこの舟形の心皮とともに風に飛ばされて散布される。」(同上)


イタドリ - 雌花~果実

2021-09-12 11:15:58 | みんなの花図鑑

昨日イタドリの雄花のほうをアップしましたので、今日は別のところで撮ってきたイタドリの雌花(と果実)です。
いきなりアップでイタドリの果実です。
果実(種子?)のまわりに花被片の変化した翼が伸びています。




イタドリの雌花と若い果実の穂。
左は節のあるイタドリの茎です。



以下順を追って…

イタドリの雌花。












雌しべの柱頭が透き通ったガラス細工のようです。








子房の付け根のほうにある褐色の器官は 雄しべと思われます。(たぶん退化している)




雌しべは受精すると 外周の花被片3枚が 果実の翼に成長します。




カエデの翼は最初から翼の形をしていますが、イタドリは 花被片が萼の役目をしたあと 翼果の一部に変化するんですね。




翼はいずれ枯れて乾燥し風に飛ぶように軽くなるのですが、今はまだみずみずしく キラキラ輝いています。