うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

キーボード

2010年10月04日 | 忘れかけていたこと
肩のこらないキーボードが欲しいという話が出た。
パソコンメーカーの人にぜひ聞いてもらいたい声である。

キーボードのせいで肩がこるなら、それをなくしてしまう方法もあるが、キーボードに慣れたユーザーが、代わりのシステムを使いこなすまでには、また肩がこるだろう。

目の玉が経年劣化しているので、ディスプレイはやはり少し離して見たい。
キーボードをなくすにはタッチパネル。だが、指をまっすぐに伸ばしてなお10センチぐらい離して置いてあるディスプレイを、タッチパネルに替えるにはエア・タッチにしなければならない。
形もキー配列も今のままで肩がこらないようになればサイコーだ。

肩がこらないためには、まずカタカタ鳴らないキーにすることだろう。
キーボードは叩くときに抵抗があって、安いピアノを弾くときのキーの抵抗感にやや似ているような気がする。
断るまでもないが、私がピアノを弾くのではなく、娘の使っていた学割ピアノでいたずらをしたときのことを思い出しているのである。

消え入るようなピアニッシモを目まぐるしくしかも流れるように弾く。CDで聴くああいうのはどんなピアノを使っているのだろうか。
想像だからはずれかもしれないが、指を置いたら沈んでいくようなキーでなければ、ああいう音は出ないと思うのだが。
パソコンのキーボードを作る人は、ピアノを作る人に学んでいるのだろうか。

半世紀前のこと、ある大学の講堂で聴いた奥田良三のうしろで、ピアノのペダルが踏むたびにキーキー鳴っていたのを思い出す。それでも歌はよかった。
あのピアノを弾いていた人も、さぞ肩がこったことだろう。