うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

押しかけソフト

2010年10月24日 | 忘れかけていたこと

MSオフィス新バージョンの評価版をダウンロードできるということが、会合で話題になった。


どういうソフトが入っているのかという話で、「ワード、エクセル、パワーポイント、それからなんだったか」に思わず「アウトルック」と口走る。

実際にその場で呼び出してみると、4番めは「アウトルック」ではなく「ワンノート」だった。
「OneNote に、職場、家庭、学校などのさまざまな出来事を記録」というシステム手帳の電子版のようなものらしい。
どんなものかと覗いてみたが、起動までに時間がかかり、ちょっとメモしておこうと思ったのがなんだったか忘れてしまいそうなものだった。
何でもかでも放り込んでおいて後から整理がうまくできるのかどうか。
およそ整理という仕事は、趣向に合わなければ後から役立つようにできるものではない。自分流を思いついたつもりでも、しばらくして気が変われば、もとのゴチャマゼとたいして変わらなくなるものだから、こんなことに凝るつもりはない。
「ワンノート」ははじめから敬遠と決めてあったので、すぐにその名を思い出せなかったのである。

ではなぜ「アウトルック」と叫んだのか。
評価版がダウンロードのあと、使うつもりのない「アウトルック」に押しかけられて面倒な思いをさせられたからである。
気付いたのが Web ページからのメール送信のときだったかどうか覚えていないが、メールソフトの様子がいつもと違う。よく見ると画面左上の名前が Outlook になっている。
デスクトップのアイコンもいのまにか Outlook に入れ替わっている。
秘書を使うほどの仕事はしなかったが、もし相談なしに秘書に交替されると、こういう気分になるのではないか。
すいすいと仕事をこなしてくれた人が急にいなくなって、いることは知っていたがあまり好かないおばさんに、今日から参りましたとバタバタやられてはたまらない。

デスクトップのアイコン削除、常時使用メールソフトの設定変更など、押しかけソフトのおかげで余計な手間をとらされた。
入り込むなら、「わたし、使ってもらえますか」ぐらいのことを訊いてからにしてもらいたいものである。

それやこれやで「アウトルック」の悪印象が強く、初手から敬遠の「ワンノート」をすぐには思い出せなかったのであった。