うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

オプション

2010年10月16日 | 忘れかけていたこと

パソコンのソフトには、[オプション]と称するメニュがいろいろある。

オプションとは選択、とくに行為の選択、こうしましょうと決めることを指しているようである。
オプションのメニュは「する」か「しない」かどちらか一方に決めるように仕組まれている。
あなたはどうしますかと聞かれたとき、「する」と答えたとき結果がどうなるか、「しない」と答えたときはどうか、それがわからなければ返事のしようがない。
わからないからとお任せにしておけば、それが結構パソコンの働きの速さにじゃまになっていることが多いらしい。

Internet Explorer の[ツール]→[オプション]→[詳細]を覗いてみると、意味のつかめない項目がずらっと並んでいる。
ヘルプには、それを逐条説明してくれている項目はない。
参考書を読み漁って一つひとつ理解していこうという気の起きない無精者だから、まあ、これやってみるかという方法しかとっていない。

そのひとつに、「画像を滑らかにする」というのがあった。
もともとチェックが入っていて、そう「する」ことになっているが、画像のどういうところがどうなれば「滑らか」なのかわからない。
われわれがいじりまわす画像の解像度などたかが知れているから、試しにチェックをはずしてみる。
ブログに載せた画像で、滑らかにする、しないを比べてみたが、どこがどう変わったのか全然気付かない。
これは多分超大型画像の印刷をするときなどに、細かい部分のディテイルがどうこうと問題にするときでなければいらぬことではないかと、勝手に納得して「しない」のままにしておく。


この結果パソコンの動作にどのくらい影響が出ているのかわからないが、ちりも積もればということもあるから、「しない」ことにするのも何かした気になって、放っておくよりなんとなく気分がよいものである。


破損ファイル

2010年10月15日 | 忘れかけていたこと

3年ぐらい前のことなので、OSもアプリケーションも進化したいま、同じことが起きるかどうかわからないが、むかし話のつもりで書いておくことにする。

Excel が急に起動しなくなった。
起動しないだけでなく動かなくなってしまう。フリーズである。だいぶ前にアメリカで、「フリーズ」と言われて理解できずに鉄砲で撃たれた日本人の少年がいた。

Excel を起動しかけたときのことだから、Excel に関係のあるファイルが壊れたに違いない。
FAQをたどっていくと、.xlb という Excel のツールバーやメニューバーに関する情報が保存されているファイルがあって、それが壊れると動作に影響が出ることがわかった。

10月9日の記事に、.dll ファイルが破損したことを書いたが、それと同じ手で、「検索」で該当ファイルを探し出して名義変更、もう一度起動してみる、OK。
ことの順序から言えば、.xlb 事件のほうが先で、それが頭に残っていたから、ダメなファイルを探す→名前を変えて存在しなくなったことにする、という手順に簡単にたどり着けたのだ。

なくなればまた作るからいいよ、Windows はまことに鷹揚なのである。


限定

2010年10月14日 | 忘れかけていたこと

「オートマチック限定」という自動車運転免許の条件がある。
視力の衰えてきた人の免許には眼鏡着用という条件がつくが、着用は条件であって限定ではない。
こういう屁理屈を盾にして、眼鏡着用条件のついた免許証を持っている私は、運転するときに眼鏡をかけない。
逆らうのは好きではないが縛られるのが嫌だからで、眼鏡をかけずに運転していたことが原因になって、ひとさまに迷惑をかけたこともなければ、こすったこともない。

パソコンのソフトにもいろいろな限定がついている。
Excel と同じように使えるという触れ込みのKというソフトがある。
試用期間が限定されていて、その期間を過ぎると、急に変な動作をしたり動かなくなったりする。
機能にも、限定するつもりではなかったのにできてしまったような限界がある。

その一例として、セル内文字の均等割り付けがある。
文字数の違う項目の並んだ表で、文字がセルの片端あるいは中央に寄り集まってしまうと、何かいじけた感じがするので、セルの空間いっぱいに文字配置を広げたくなる。
そこでセルの書式・配置・水平方向を「均等割り付け」にすれば、書き込む文字の間にスペースを入れていくようなばかげたことをしなくても、表示される文字はセルいっぱいに広がって見える。
いっぱいに広がったのはよいが、左右にいくらかゆとりがないと、これがまた窮屈に見える。

Microsoft Excel 2010 では、「均等割り付け」にすると「前後にスペースを入れる」というメニューが現れるから、そこにチェックを入れればきれいな形に仕上がる。
前のバージョンにもそれがあったかどうかは知らない。

だがKソフトにはそれがない。文字の両側にスペースを入れても、末尾のスペースは認識しないようになっているから、右寄りの奇形均等割り付けになってしまう。








サポートにたずねてみたらこんな返事が来た。「セルの文字の前後に空白を入れての均等割付につきましては、機能として実装がございませんので、何卒ご了承いただくようお願い致します」

両側に幅の狭い空白の列を作って、文字を書くセルの左右の罫線を消す方法もあるが、そんなのはもう古い手に属する。

使い方にも古い手はダサいという限定意識が働いて、ちょっと手を加えれば済むことも、ずいぶんと面倒に思えてくるから不思議である。


BGM

2010年10月13日 | 忘れかけていたこと

ブログのBGMは、開いていきなり鳴り出すと耳障りになることが多い。
画像の脇にボタンがあって、聴く人はどうぞというのがある。これがいちばん心地よい。
いつもすばらしい写真を見せてくださる方がおられる。そのブログにはときに楽しく、ときに悲しいBGMの鳴り出すボタンがついている。

聴きながらコメントを書こうと思ったら、BGMが止まってしまった。
向こうさんは気付かないだろうから「止まった」と書いたら、鳴らす前にコメントを書けば音楽は鳴り続けると返事が来た。
そうだったのか、ものには手順があるのだったとそのとおりやってみる。
コメントの入力画面が出てからBGMのボタンを押す。よしよし。

コメントを書き終え、「投稿する」のボタンを押す。おや、やはりBGMが止まってしまった。
なぜそうしてあるかというと、いつまでも鳴りっぱなしは迷惑だろうとの配慮らしい。
ブログのシステム設計というものはなかなか難しいものなんだなあ。


清潔

2010年10月12日 | 忘れかけていたこと

マウスは、じっと同じ握り方をしているから汚れる割合が多い。
手の汚れる現場でパソコンを使っていればなおのこと。

ジャバジャバ水洗いのできるシリコン素材のマウスが売られている。
値段は1980円、珍しいものがお好き、あるいは何でも洗ってきれいにしておくのがお好きな方はどうぞ。
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http://direct.sanwa.co.jp/pm/000562/007/

マウスパッドも汚れる?
それもある。どういうわけかマウスと同じ値段。
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http://direct.sanwa.co.jp/pm/000562/008/

耐水キーボードは? それはまだない。


ひろがらない

2010年10月11日 | 忘れかけていたこと

Internet Explorer で見たいサイトを開く。
画面の幅がディスプレイの半分しか出ない。これはきっと、前に「左右に並べて表示」を使った名残だ。それにしてもしぶといなあ。
窓の縁を引っ張っていっぱいの大きさにひろげる。
この次に開いたときは大きくひろがって見えるだろう。

次の日に同じサイトを開く。また半分の大きさだ。
Internet Explorer の[表示]にも、[ツール][インターネットオプション]にも、この設定を直してくれそうなメニューはない。

さて、どうするか。
この状態は、「左右に並べて表示」から始まったのだから、ねらい目はその近所にありそうだ。

窓を二つ並べて見た後に窓の幅が半分になってしまった。
それなら窓を一つだけ開いておいて、「並べてくれ」と言ったらパソコンはどう動くだろうか。
窓が一つでも並べと言われたら、その一つだけで精一杯ひろがるしか応答のしようがなかろう。
一つを一杯にひろげるなら、上下も左右もないだろう。上下でやってみよう。

タスクバーで右クリック →「上下に並べて表示」、おお、ひろがった。
閉じる → 開く、直った。

パソコンは、忘れて欲しいことを覚えていて、覚えていてほしいことには知らん顔、人間とどこか似ている。それはそうだ、人間が作ったものだから。


習癖

2010年10月10日 | 忘れかけていたこと

昨日書いた教えてgoo の回答の中に、「カメラメーカーのソフトでなくても画像を編集できるソフトがあるのに」というのがあった。
デジカメを手に入れた最初のときから、マニュアルにしたがって画像を保存し、編集はカメラメーカーのソフトでずっとやってきた。
ちょっと手の込んだ編集には、もう少し使いやすい別のものを使っていたのだが。

「カメラメーカーのソフトでなくても」ということに気付かずにずっと続けてきた。
なぜかと自分に訊いてみても、習慣としか言いようがない。
カメラメーカーが画像ソフトをつけて売るのは何のためか。
銀塩カメラの場合は、フィルムが抱き合わせで売られることはなかった。いや待て、「写るんです」というのがあったか。

抱き合わせには主従がある。「写るんです」は、カメラにフィルムが抱き合わせではなく、レンズがフィルムに抱き合わせになっている。
使えばなくなってしまうものに形の残るものを抱き合わせにすれば、資源の無駄遣いは当然増える。エコがはやれば反エコも突っ張って生き残ろうとする。
人間の性格で始末の悪いほうに属する嫉妬は、モチベーションの源だから、エコも反エコもいきなり一方だけに整理してしまえない。

画像ソフトの抱き合わせ販売は、便利と思わせる何かがあって成り立っている。
あるいは製造販売戦略上の別の理由があるのか、内実はわからない。

いままでやったこともなかったが、デジカメから取り込んだ長いファイル名のナマのファイルを、フォトフィルターで開いてみる。これはできて当たり前。
かと言ってカメラメーカーのソフトをすぐに追い出すとたたりが怖いから、しばらく動けないようにして様子を見ることにする。
c:\Programfiles にあるフォルダーに $ の烙印を押す。「ほかのプログラムが動かなくなるおそれがあるぞ」と脅しメッセージが出てくるが、知らん顔をしておく。
しばらく置いて何もなかったらアンインストールしよう。意地悪サポートのお相手はもうたくさんだ。
そうそう、アンインストールのときは $ を消さないと「そんなのないよ」とまたやられて悔しい思いをするだろう。
$ を消す、$ を絶つ。そう、これにもカネがかかっているんだと思うのがむだの因なのだ。


サポート:2

2010年10月09日 | 忘れかけていたこと

カメラメーカーから返事が来た。
「お知らせいただいたエラーメッセージにつきましては、OS側より発出されているメッセージとなり、マイクロソフト社のアプリケーションに係る問題と考えられます。
誠に恐縮ではございますが、今回のエラーの発生原因並び改善方法につきましては、マイクロソフト社へご確認頂きます様お願い申し上げます。」

OSは WinXP SP3 だと添え書きしてあって、マイクロソフトではもうそんな古いOSを相手にしてくれないのを、プログラムの仕事をしている人なら知らないはずはない。
つまり、わたしゃ知らない、勝手におしよということである。誠に恐縮とは書いてあってもそんな気配はまったく感じられない。

まともな返事をよこさないメーカーを相手にしても仕方がないから次の手段、「教えてgoo」に質問を出す。
こちらは返事がすぐ来る。何人もの方からこうではないかと言ってきてくださる。

ズバッと当たる答えがあればありがたいが、たとえそうでなくてもヒントは得られる。
それを頼りに順に探っていく。こんなのがあったぞと、知らせてくださる方も現れる。
しばらく沈黙が続く、ものごとをしっかり進めたければ黙ってやればよい。有言実行なんてのは中学校のクラブ活動レベルの言い草だから。

1.ddraw.dll をいったんなくしてしまって入れ替える方法はないのか。
2.なくすといっても、復活できなければバンザイだから、元に戻せる「なくし方」でなければならない。
3.ファイル名を変えればないのと同じになるだろう。それならあたまに文字を追加しよう。 $ が手ごろで見つけやすい。
4.動かなければもう一度CDからインストール。
5.動いた、目を覚ましてくれた。
6.画面がなんとなく古臭い。ddraw.dll の日付を $ddraw.dll と比べてみる。
7.古くなっている。そうだ、いつだったかメーカーのお誘いでアップデイトした記憶がかすかにある。
8.メーカーのアップデイトを探り出して実行する。新しくなった。

これなら最初からアップデイトすればよかったのではないのか。
メーカーのサポートに質問したとき、このサイトからアップデイトできるからお試しあれとなぜ返事をよこさないのか。
不思議に思ったが、不思議でもなんでもない、サポートも時間仕事、回答件数/質問件数が業績の管理値なのだ。
直接答えなくてもすむ理屈が見つかればどんどん跳ね返す。レスポンスはスピードがいのち。
きょうもバカな質問が多かったがさっさと片付けてやった、さあ、ビールが旨いぞ。


サポート

2010年10月08日 | 忘れかけていたこと

デジカメで撮った写真画像の最初の編集をするとき、カメラについてきた画像編集ソフトを使うのが習慣になっていた。

そのソフトがある日突然起動しなくなった。
「アプリケーションまたは DLL C:\WINDOWS\system32\DDRAW.dll はただしいWindows イメージではありません。
これをインストール ディスクのファイルと照合してください。」
とメッセージが出ている。

パソコンの入力操作、画面表示、印刷などには、その動作をさせるプログラムを要求に応じて働かせるのだが、どのアプリケーションでも同じことをさせるなら、いくつかのプログラムを作っておいて、それを Windows 上で共用させればよい。
共用プログラムの置き場所を決めておいて呼び出して使うようにすれば、個々のソフトに組み入れるのは呼び出しの号令だけでよい。「ちょっと、これ」「はい」とすぐに仕事をしてくれる部屋住みの仲間のような機能を発揮してくれる。
プログラムを共用すれば、ディスクやメモリーの占用度合いも増やさなくて済む。

「イメージがただしくない」と、意味のわからない注文をつけられた DLL: Dynamic Link Library も、この種のプログラムの一つなのである。
\Windows\system32のフォルダーを覗いてみると、ddraw.dll というファイルが確かにある。
そこにいいるのに、呼び出しても腰を上げないのはなぜだろう。

こういうときは、メーカーのサポートにまず問いかけるのが順序だろうと、カメラメーカーに質問を出した。
出したのが土日にかかっていたから、回答が来るまでお預けになった。


ダメ用法

2010年10月07日 | 忘れかけていたこと

○○の上手な使い方という記事は、雑誌にも Web にもたくさんある。
試しに「上手な使い方」でググッて見たら、エアコンの上手な使い方から、お金の上手な使い方まで9項目が並んだ。

先日送られてきた雑誌に、上手にではなくダメな使い方という記事があった。
『Windows7を「不快」に使う5つの技』というのである。

その5項目を挙げると、「技」とは言いにくいがこんなことになる。
1.デスクトップにいろんな小道具を並べて喜ぶ。
2.管理をきつくすればうまく働くと思い込む。
3.古いソフトへの未練を断ち切れない。
4.ディスクを掃除もせずに新しいOSを早く早くと呼び込む。
5.なんでも数値が性能に比例すると思い違いする。

そのまま書くとパクリになるから精を出してモジッたが、詳しい中身はこの雑誌をお読みくださればわかる。

この雑誌、IT界のおよその動きを察知できるので、ずっと無賃購読でお世話になっている。
ペラペラだから目を通すにも楽、読んだ後の始末も楽、封筒には「断ってもいいぞ」と書いてあるが、いえいえどうぞお気遣いなくと続けている。

「電脳会議」 ↓
http://gihyo.jp/book/dennou


コピー必須

2010年10月06日 | 忘れかけていたこと
下書きフォルダーに保存されるファイルは二通りあることに気付いた。新品と中古品である。
新品の場合は、[メールの作成]ボタンのクリック、[ファイル]→[新規作成]→[メール メッセージ]、あるいは連絡先のダブルクリックで始まる[メッセージの作成]で、プログラムが動き出しダイヤログが現れる。
受信トレイにあるファイルを[メッセージ]→[送信者へ返信]、あるいは[メッセージ]→[転送]の場合にも同じプログラムが動き出す。

中古品の場合は様子が違う。同じダイヤログの出てくるコマンドがないかと探したが、かすれた目では見つからなかった。

とにかく、はじめからしっかりこしらえた新品のファイルを保存すればよいことはわかった。
これで次の送信は楽にできる。下書きフォルダーをクリック→お目当てファイルをダブルクリック→送信ボタンをクリックと、合計4回で同形同文のメールが出て行く。
よし、しめたと思ったが、そうはいかなかった。
下書きフォルダーにあるファイルは、送信すれば去って行き、いつまでもそこにはいないのだった。
ファイルを一つだけ保存してあった下書きフォルダーは、それを送り出せば空になる。
その次に同じものを送るには、一つ送り出した後に残るもう一つのファイルが必要だった。
中古品ではダメと思ったコピー・ファイルも、下書きフォルダーの中で[右クリック]→[フォルダーにコピー]→[アイテムのコピー先]を「下書き」フォルダーにすればOK。
新品のクローンだからこれは新品同様なのだ。新品同様のクローンもまた新品同様である。

送信可否

2010年10月05日 | 忘れかけていたこと
10月2日の「反復送信」に、下書きフォルダーにあるファイルをダブルクリックしたとき、送信ボタンが現れてそこから直接送信できる場合と、送信ボタンのない場合があることを書いた。

下書きフォルダーに保存するファイルが、出来立ての新しいものか、あるいは使い古したメールを保存したものかによって扱いが違うらしい。
試しに新品と中古品の両方をフォルダーに入れてみる。上下に並んだファイルを比べてみると、あて先の頭についているマークが違っている。
新品のほうのマークは、切手を貼った封筒に入れる直前の手紙のような図柄だが、中古品のほうは、口の開いた封筒しか描かれていない。
封筒だけのほうは、肝心の手紙がまだ不完全だぞと言いたげに見える。

送信ボタンがあるときとないときでは、そのファイルを開いているプログラムが違うのだろう。
Outlook Express は、いろいろな場合に備えていろいろなプラグラムを持っていて、新品のファイルにはこちら、中古にはあちらというふうに選択しているのかもしれない。
新しくても古くても、ファイルの中身が変わらなければ同じ扱いにしてくれてもよさそうなものを、わざわざ別扱いにするのはどういうわけなのだろうか。
ひとの作ったメールを自分の下書きにしておいて、そのまま誰かに送りつける。そういういたずらを防ぐためだろうか。

セキュリティーというのは、どんな場合にも、無関係の人に面倒やイライラを強いることになる。これは人類最高の無駄な行為のように思える。

キーボード

2010年10月04日 | 忘れかけていたこと
肩のこらないキーボードが欲しいという話が出た。
パソコンメーカーの人にぜひ聞いてもらいたい声である。

キーボードのせいで肩がこるなら、それをなくしてしまう方法もあるが、キーボードに慣れたユーザーが、代わりのシステムを使いこなすまでには、また肩がこるだろう。

目の玉が経年劣化しているので、ディスプレイはやはり少し離して見たい。
キーボードをなくすにはタッチパネル。だが、指をまっすぐに伸ばしてなお10センチぐらい離して置いてあるディスプレイを、タッチパネルに替えるにはエア・タッチにしなければならない。
形もキー配列も今のままで肩がこらないようになればサイコーだ。

肩がこらないためには、まずカタカタ鳴らないキーにすることだろう。
キーボードは叩くときに抵抗があって、安いピアノを弾くときのキーの抵抗感にやや似ているような気がする。
断るまでもないが、私がピアノを弾くのではなく、娘の使っていた学割ピアノでいたずらをしたときのことを思い出しているのである。

消え入るようなピアニッシモを目まぐるしくしかも流れるように弾く。CDで聴くああいうのはどんなピアノを使っているのだろうか。
想像だからはずれかもしれないが、指を置いたら沈んでいくようなキーでなければ、ああいう音は出ないと思うのだが。
パソコンのキーボードを作る人は、ピアノを作る人に学んでいるのだろうか。

半世紀前のこと、ある大学の講堂で聴いた奥田良三のうしろで、ピアノのペダルが踏むたびにキーキー鳴っていたのを思い出す。それでも歌はよかった。
あのピアノを弾いていた人も、さぞ肩がこったことだろう。

番号

2010年10月03日 | 忘れかけていたこと
ブログに番号つけたらどうかというお言葉をいただいた。
番号をつけるのは、ものの整理の常道である。並べる、呼び出す、欠損に気付くなどいろいろ効用がある。

この記事には関連してあんなことも書いてあった、もう一度読んでみようという方もいらっしゃるとは。まことにありがたいことではある。

しかし、整いましたと言えるようなシリーズものなら番号もよいのだが、毎日思いつきで書く記事では、なまじ番号などつけると、町内の草野球チームが背番号入りのユニフォームを着たようで、たぶんあまり格好のよくないものになるだろう。

中身のわりに字数の増えることもあって、1回の記事をあまりずるずる長く引っ張るのは嫌だから、続きは明日ということもときどきある。
話をつなぐためには、昨日こう書いたとか、こういうことを前に書いたなどと断り書きを入れることにしている。
昨日、一昨日でなく、ずっと前の記事の場合は、○月○日に何々をと日付を示してあるので、関連記事を引っ張るには、画面の左側に出ているカレンダーで日付をクリックしていただけばよいと思っている。

番号をつけても、さしあたり連番しか手がない。むやみにつけた連番と中身を関連付けるのは超記憶術に属することで、たぶん実用にはならないだろう。

これが研究データであれば、中身によって分類整理し、6桁ぐらいの番号をつける方法もある。そうすれば入れ物だけは立派になるが、日記のような雑記帳のような記事では、どこかの国のみやげ物みたいになって、どうも好みに合わない。

まあ、そんなことで、せっかくのお言葉ですが、番号付けはご勘弁願うことにいたします。あしからず。ご無礼をお許しください。

反復送信

2010年10月02日 | 忘れかけていたこと
Outlook Express には「下書き」というフォルダーがある。
書きあがったメールは、いや書いている途中のメールでも、[ファイル]→[保存]で「下書き」フォルダーに保存される。

完成していた下書きメールは、そのフォルダーにあるメールをダブルクリックするとポップアップされて、[送信]ボタンを押せば送信できる。

ところが、この[送信]ボタンが現れないときがある。
Outlook Express の新しいバージョンでは下書きから引き出したメール文は直接送信できないようになっているから、新規のメールに下書きの文をコピーして使っていると、FAQサイトでまじめに答える人もいる。

完成した下書きはスッと送れるから、[送信]ボタンが現れないのは未完成メールのときだろうか。
そう思って、1.送信者が入ってないとき、2.宛先が入ってないとき、3.件名がないとき、4.本文がないときと、ありえない条件まで含めてバカみたいに試してみたが、[送信]ボタンが現れないという現象は現れない。
参った。

こんな珍現象は、なぜとか、どういう場合とか、そんなことにかかずらわないで、当てはまらない条件を探して使いまわすことにしている。
下書きを使うのは、繰り返しが面倒だからで、珍現象に付き合うほうがもっと面倒なのだ。
だが、よく見ると、下書きからファイルを開いたときに現れる画面がまったく違っている。
これはいったい何だろうか。さあ、わからないぞ。