さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

地質学的に面白い西オーストラリア

2014年06月01日 09時58分57秒 | Web log
西オーストラリア州は、天然資源で有名です。鉱山とか、石油とかガス田とか。

ピルバラという西オーストラリア北部の地域は、鉄鋼石の産地として有名ですが
地質学的にも非常に興味深いところで、地球最古と思われる化石も発見されました。

その化石は微生物の化石らしいです。

地球に酸素がない時代に生きていたと思われる生物は、繁殖するのに酸素を必要としない
ことが前提ですが、その化石を分析した結果、硫黄を食べて繁殖していたと思われる
微生物の化石だったとか。。

そういった微生物は日本の長野県の中房温泉でも発見されています。

そして、シャークベイというところに現存する「ストロマライト」という生物(微生物)ですが
「呼吸する岩」と言われているもの。岩なのに呼吸するの?と疑問をもたれるかと思いますが。

ストロマライトに触れる前に、シアノバクテリアについてちょっと。

シアノバクテリアは地球最古の「酸素供給型光合成」をおこなう生物ですが、このバクテリアの
存在によって、地球に酸素が供給されるようになったといわれています。その前は地球に
酸素は存在していなかったし、海も中性ではなく、酸度がかなり高かったらしいです。

ということで、地球環境を変えるのに大きな役割を果たした、シアノバクテリアちゃん。

で、このシアノバクテリアの残骸と泥粒が堆積してできたのが、ストロマライトなんだ
そうです。シャークベイのストロマライトは世界遺産に指定されているらしいですけど、
実は、シャークベイだけじゃなくて、西オーストラリアのあちこちに実はストロマライトが
あるらしい。近いところでマンジュラとかにも。

以前、西オーストラリア南部の町「デンマーク」というところに入ったときに、
ゴンドアナ大陸の名残というか、以前オーストラリア大陸と南極大陸が繋がっていたこと
を証明する場所に行きまして、たいそう感動したのですが、

硫黄を食べる微生物の化石の発見とか、ストラマライトの存在を知りまして、
西オーストラリアは、マニアックに面白い場所なんだなぁというのが、よくわかりました。

ま、どうでもいい人にとってはどうでもいいことなんですけどね..

ストロマライト、是非見に行きたいと思います。

子供たちはブーブーいいそうですけどね。

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