さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

信頼を学ぶ

2010年07月15日 09時42分13秒 | Web log
ジョナサンに支えられてすごした一日目。最初はためらったけれど、なんとか初日をクリアーした。

そして2日目の今日。
また怖気づくかと思ったら、何のためらいもなく、すっとグループの中に入っていった。

お兄ちゃんの力は、たいしたもんだ。

ジョナサンが大きな安心感となっている。

そして、今日は全身を使って一生懸命ボールをけったりして、自分のペースで参加していた。

上手に蹴ってガッツポーズをしたり、それなりに楽しめたようだ。

インストラクターが、声をかけてくれたり、ベンジャミンが理解できずにぼぉっとしているときに、お世話してくれたりしている様子が見えて、水を飲みに私の元に戻ってきた後も、意気揚々と走って、輪の中に戻っていく姿をみて、自然に顔が緩んでくる。

こうやって、家族以外の人の優しさに触れながら、人を信頼することを少しずつ学んでいくんだなぁ。

ジョナサンの友人(マシュー)のお父さんが遅れてやってきて、私のそばに席をとっていろいろ話しているときに、ベンジャミンが水飲みに戻ってきた。

マシューのお父さんも、ベンジャミンに優しく声かけをしてくれる。

名前すら知らない一人の男の子が、終わってすぐに、わたしたちのところにやってきて、ベンジャミンと遊んでくれた。だっこしてくれたりして、優しく接してくれた。

小さい子には、自然に愛情が向く。これは本能的なものだと思う。

そうやって人を惹きつけ、人に優しくしてもらって、家族以外の人の優しさを通して、信頼することを体で覚えていく。

わたしは、子供たちがサッカーが上手になったら、それはそれでいいことだと思うけれど、根本的にそんなことはどうでもいいと思っている。

外で体を動かして、いろんな人に接して、他の人と時間と活動を共有する喜びを体験できれば、それで十分。

ベンジャミンも言葉にはしないけれど、体と心でいろんなことを感じているに違いない。

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