昨日初日があいたばかりの宝塚花組『ファントム』を見て参りました。
5月9日づけのブログ
http://blog.goo.ne.jp/ayuayu1141/d/20060509に書いたようにチケットあたりまくり、自分で責任取って見るしかない(笑)の公演だったワケですが・・・。
結論を先に言えば、予想よりずっと良かったです。

2回も見れば十分と思ってたけど、余ったチケットで観劇回数増やしても良いかも。
話のつじつまがあってない部分はあるし、
(ファントムがキャリエールに「顔を見たいだろ?」と言い、キャリエールが見たことあるよ・・・と答えるのに、
その後二人で5才の頃に水に映った顔を見て驚いたことがあった・・・という話を二人でするのは絶対おかしい!)
演出ももう少しどうにかならんか?ってところもあるけど、曲はいいし、父子愛に泣かされるし。
オペラ座の怪人のファントムはストーカー

だけど、こちらのファントムは可哀相・・・なんですよね。
ただ、宝塚ですると、伯爵よりファントム選ぶって!と思ってしまうあたりが、ちょっと違う話になってしまうような?
ファントムの春野さん。
以前から何度も言ってるけれども、『歌えることは素晴らしい』
彼女の歌声は天使の歌声・・・ではないけど(笑)・・・癒しの歌声ですわ。
すごく聞いていて耳に心地よい。
ラスト近くで「でも声はいいだろ?」というセリフがあるのですが、それがとても説得力があった。
彼女自身、相手役と恋愛模様をするよりも自己愛の表現のほうが得意だと思うので、ハマリ役だったのではないでしょうか。
クリスティーヌの桜乃彩音ちゃん。
天使の歌声には遠かったものの

、前回の春野さんのコンサートで聞いた歌声とは段違い!
ものすごく頑張ったんだなあ・・・と感心しました。
これだけの短期間でここまで上手くなるってことは、今後は期待できるんじゃないでしょうか。
最初の出での『メロディー』はおいおいの状態で、どうなることかと思ったけど、場が進むごとにうまくなっていったのが、ストーリーにあってて、計算?違うよね?みたいな。(笑)
(一緒に見てた友達は、ファントムが「そのままだとダメだ。僕が教えてあげよう」と言う場面で、『早く教えてやってくれ!』とつっこんだらしい(爆))
ストーリーどおりといえば、ごく普通の娘が伯爵に見いだされてオペラ座のスターへの道を昇るというストーリーとトップ娘役のお披露目が被って、初々しさがうまく出ていて良かったなあと。
何より可愛いし、華があるし、春野さんにもよく似合ってます。
ただし、フィナーレナンバーでの歌はいつものあやねちゃんで、おいおいでしたので、こちらも精進してね。
キャリエールの彩吹さん。
路線の二番手さんがやる役とはちょっと違うのに、頑張って老け役をこなしてました。
この人も歌がうまいので、ファントムとのデュエットは見事。
なかなか鳴りやまない拍手が客席の感動を物語ってましたね。
伯爵の真飛。
伯爵らしい雰囲気は出てたし、歌もまずまず。
個人的にはとうこちゃんよりは伯爵に合っていたなと思います。
(本当はこの役はかしげちゃんで見たいんだけど(^^ゞ)
あとは、華城季帆ちゃんの歌はいつもながらよかった。
彼女の新人公演のクリスティーヌは本当に天使の歌声でしょうね。
さ、次はいつ見に行くかな~(笑)