鬱陶しいハナシなので、気の向いた方のみお読みください。
ウチの母は「いきい●」という中高年女性のための雑誌を定期購読しております。
この雑誌は対象年齢に相応しく、結構介護のことがとりあげられてたりします。
今月号は介護特集みたいな感じで、介護の座談会があったりしました。
介護の記事を読んでいたら、うちの母の年齢で介護といえば、普通は義父母or実父母のことで、夫の介護というのはまれ。
ついでにいうと。
私が友達と父の認知症のことを話してると「ああ、うちのおばあちゃんがそう」だとか「おじいちゃんと一緒だね」と言われます。
仕方ないことかもしれないけど。
若くしてボケた父を見るのは正直情けない。
というのも、父は脳血管障害による認知症なので、生活習慣に気を配って脳梗塞や脳卒中に気を付けていれば、防げたかもしれないのです。
ウチの父の家系は見事に脳卒中家系。
父方の祖父は5年も寝たきりになって亡くなったし、父の兄である伯父も55才ぐらいの時に脳卒中になり寝たきりになって亡くなりました。
血管が弱い家系なのでしょうね。
だから、父は祖父と叔父の姿を見て人一倍注意すべきなのに、全く気にせず喫煙&飲酒を繰り返す人でした。
一度軽い脳梗塞発作を起こして入院した後でさえ、喫煙をやめませんでした。
それで、2度目の脳出血を起こして、認知症が始まりました。
つまり、自業自得です。
でも、面倒見るのは家族。
出血した部分が記憶を司る部分らしく、今したことも覚えてません。
5分前に食べたお菓子のことも覚えてないし、ご飯食べたあとでもう一回ご飯食べようとしたりする。
そして、聞いたことも当然覚えていないから、同じ質問ばかり繰り返すし、逆に注意したことを忘れてダメだと言ったことをすぐにやってしまいます。
何より一番大変なのが排泄の世話。
小さいほうを落とすのは日常茶飯事で、私も慣れました。
でも、大きなほうをやられるのはキツいです。
今朝も母は父のおしりをふきながら、めちゃくちゃ情けなかったらしい。
私の行いが悪いから、こんな早くに夫の面倒を見せられるのだろうかと言ってました。
まあ、父も元気なうちにもっと母を大事にしてべきだったんだけど。
娘の私が言うのもナニだが、父は母に対していたわりの「い」の字もない人だったからな。
私は母にこう言います。
「いいやん、お母さんは血が繋がってないんやから」と。
母方の祖父は97才にして健在で全くボケてません。
でも、私には確実に父の血が流れてるのだから、いつか自分がこうなる可能性も高い。
何より、認知症の世話は血が繋がってるほうがより辛いところがあると私は思います。
情けなさが先立ってしまうし。
お医者さまからも「失敗を責めないように」と言われてるんですけど、ついついイライラしてあたってしまいます。
理性でわかっていても感情はそのとおりにはいきません。
父はといえば、自分のしたこと覚えてないから、幸せなものです。
感情司る線が切れてるのか、怒ると笑い出します。
それで余計にイライラする私。
介護って難しいです・・・。