今日は診察日でした。
9時半の予約にあわせて早く家を出たのに
思わぬアクシデントに見舞われました。
いつも通る橋が工事中で迂回を余儀なくされ
病院までの1.5kmほどが大渋滞。
おかげで15分で到着するはずが1時間近く掛かってしまいました。
ひえーっ。
朝は5分で生死をわけるのにっ


しかし、患者さんはみんな渋滞に巻き込まれたようで
駐車場がその時間にしてはあり得ないほどがら空き。
外来も検査も空いてました。
良かった良かった。
診察前採血で、検査技師さんに
「あ、この血管見覚えある!」
と言われちゃいました。
前回採血して貰ったのは1年ぐらい前です。
(
昨年の2月25日日記参照)
私は採血室に行く機会が少ないので、
(処置室で採血もすることが多い)
そこに複数いる技師さんとはなかなか遭遇しません。
今日担当の技師さんに取って貰ったのは数回じゃないかな。
姉曰く
『人は覚えてなくても血管は覚えてる。』
ものらしい。
私も人相より血管のほうが特徴あるってことですね。(笑)
今日は寒かったけど、上手な技師さんだったので一回で成功。
採血しながら、殿がイラチな件についてプチ盛り上がり。
技師さん「患者さんにそうやと(=いらち)思われたらあかんわなあ。」
あ「いやいや、患者には出さないようにされてますよ。」
技師さん「でも、わかるやろ?」
あ「うんうん。

」
いらちとはせっかちとか気が短いという意味。
殿は素晴らしいDrですが、時折「いらち」の部分が顔を覗かせるのです。
でも、それも人間らしくていいですけどね。
ちなみに私も結構ないらち。
だから、ついイライラする気持ちはわかります。
診察では年末までは無痛でほぼ鎮痛剤も使っていなかったけれど
お正月に食べ過ぎたせいで、ちょっと痛みが出てきたと伝えました。
殿「でも、白血球下がってないから大丈夫だよ。」
採血結果はこんな感じ
WBC 3600 (基準値3100~9200)
Hct 33.9

(基準値34.4~44.4)
Amy 226

(基準値37~120)
TG 35

(基準値50~150)
ALP 102

(基準値115~359)
CRTN 0.81

(基準値0.2~0.8)
Glu 83 (基準値60~110)
CRP 0.01(基準値0~0.3)
触診ではさほど問題なしでした。
お時間のある方は本日の採血データをどうぞ。
(画像クリックで飛びます)
今回と前回、そしてウォーキングを始める前の主要結果を並べてみました。

今回は食べ過ぎ疑惑はクリア。
総コレステロールもAlbもいい感じです。
痛いときよりも無痛の時のほうがアミラーゼが高いです。
やはり私の場合は
痛みと連動しているのはアミラーゼではなく白血球の値のようです。
前回の外注結果も忘れず聞きました。
トリプシン 590

(基準値100~500)
リパーゼ 60

(基準値17~57)
アミラーゼが289

と高めだった割に
トリプシンとリパーゼは微増程度。
リパーゼと痛みがリンクするとかいう説があるけれど
そんな気もします。
今回のお薬はボルサポが余っているのでお断り。
そのかわりにロキソニンを処方して貰いました。
強い痛みには殆ど無意味ですけど
鈍痛ぐらいには効果あるでしょう。
フオイパン100mg 1日6錠×28日分
セブンイー・P 1日6cp×28日分
パンクレアチン 1日6g×28日分
パリエット10mg 1日1錠×28日分
ビソルボン 1日3錠×28日分
ブスコパン 1日3錠×28日分
レンドルミンD0.25mg 30回分
ロキソニン60mg 20回分
他に、膠原病関係の結果も聞きました。
以下は私の備忘録も兼ねているので
適当に読み飛ばしてください。
ANAというのが抗核抗体のこと。
抗核抗体は細胞の中にある核に対する自己抗体で
陽性の場合、自己免疫疾患が疑われます。
しかし、必ずしも抗核抗体と病気とは一致せず
女性では何の症状もなくても陽性になる人は珍しくないようです。
逆に病気であっても陰性のこともあります。
6年前にはじめて測った時には160倍でしたが
途中から80倍に下がり、今は40倍で正常値になっています。
抗核抗体が蛍光抗体法での染まり方のパターンにより
色んな型に分類されます。
これがHOMOGENE型からゴルジ型まで。
これもすべて正常値。
以前はSPECKLED型に異常値が出ていたこともありました。
Speckled型、ボウスイ型、サイボウシツ型、ゴルジ型
・・・がシェーグレン症候群関連。
Homogeneous型、Peripheral型、Speckled型、Nucleolar型、サイボウシツ型、PCNA型、PCNA様型
、ボウスイ型、ゴルジ型
・・・がSLE関連です。
(その他の膠原病関連のものもあります。)
母の持病である原発性胆汁性肝硬変関連なのは
核膜型、細胞質型。
Speckled型の中に更にSSーA、SS-B抗体があります。
感度が高いのがSS-Aで、特異度が高いのがSS-B。
従ってSS-Bが陽性だとシェーグレン症候群の可能性は高くなります。
シェーグレン症候群は唾液腺と涙腺が破壊される病気で
難病指定なのに珍しく(?)公費にはなっていません。
私の場合、SS-Aは常に陽性なのですが、今回はSS-Bも弱陽性。
殿「シェーグレンかもね。」
と、これまた何度聞いたかわからない台詞を拝聴したけど
華麗にスルーしておきました。
今日の殿は検査オーダーのコピペ疑惑。
またもやIgGだのトリプシンだの抗核抗体が入ってました。
おかげで診察代は4310円、お薬代は8980円でした。
次回はまた4週間後です。