さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

父命日

2018年06月07日 15時20分34秒 | たわごと
昨日は父の命日でした。

ほんの数日前、我が家の母が
「6日に遊びに行ってもいい?」
と聞いてきました。
(私一人で坊さんの相手をしてくれということ。)

いやいや、お母様。
普通の月命日ならば好きに遊びに行ったらいいけれど、
今月は本当の命日なのに、遊びに行くの?
と返答したらば。

「え?来月じゃなかったっけ?」
とトボケた答えを返してきました。

去るもの、日々に疎しとは言いますが
妻に命日すら忘れられる夫・・・。(笑)

かくいう私も何回忌か?と聞かれると即答できません。
おそらく、9回忌で合ってるハズ。

例によって
「すいません、遅くなりましたー。」
と呑気な声で我が家に来られたお坊さん。

「ここでお経を読むと〇〇さん(=父のこと)を思い出しますねえ。
 やはり"気"が残ってるんでしょうね。」
とちょっとしんみりしつつ、父との思い出話。
天然だけれど、たまには良いことも言う、我が家のお坊さんです。

父とお坊さん、ついでに私は同じ高校の先輩後輩なので
父はお坊さんのことを可愛がっていた・・・という表現は変だけれども
親近感があったらしくて、二人は仲良くしてました。

お経と思い出話の後、例によって話が脱線。
もしかしたら坊さん的には、脱線後が本番かもしれない。w
脱線後の雑談が長くて時間が押して、遅刻魔になるわけですな。

何から脱線したのか、海外旅行の話へ。
坊さんがウィーンでハイリゲンクロイツ修道院を訪れた時のこと。

※ハイリゲンクロイツはウィーンの森の中にあり、
ルドルフ皇太子とマリー・ヴェッツェラ男爵令嬢が心中を遂げた、
マイヤーリンクのすぐ近くにあります。
マリーの墓があるのも、ハイリゲンクロイツ修道院の中です。
私もウィーンに行った時には訪れました。

ちょうど運よくミサの時間に重なったので、
参加させてもらったのだそうです。
ラテン語とドイツ語と交互の説教があり、
参列者たちはドイツ語で賛美歌を歌っていて
その光景に非常に感動したらしい。

坊さんはこう見えて(?)英語とドイツ語が出来るので
ミサが終わった後、参列者に話しかけたのだそうです。

「ラテン語とドイツ語でミサがありましたが、
みなさん、意味はお分かりになってるんですか?」

そしたら
「そんなもん、わかるわけないやろ。」
という返事だったそうな。(笑)
(関西弁で返事したわけではありませんww)

そこで、坊さんは
「なんや、仏教と同じやん。みんな、意味わからんとお経読んでるし。」
と、妙に納得したそーな。

仏教もキリスト教も根底はそんなものなのかもしれません。
その後はカトリックとプロテスタントの話をあれこれしましたが
さすがは坊さんだけあって宗教史には詳しく、
私が知らないことも色々ご存じでした。

実は、頭は良いんだよね。
音痴だわ、悪筆だわと坊主にあるまじきだし
おりんは飛ばすし、香炉の灰もぶちまけるけど。(爆)

坊さん話が長くなったので、受診記録は次回記事で。

坊さん用にいけたお花。
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6 コメント

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ラテン語とドイツ語がわかるお坊さん (masamikeitas)
2018-06-07 16:47:14
あゆさん、こんにちわ。

昨日はお父様の命日だったんですね。

>去るもの、日々に疎しとは言いますが
妻に命日すら忘れられる夫・・・。(笑)

お母様がお父様の命日を忘れるって、そんなに悪いことではないように思います。
お父様を亡くされた痛みが、だいぶ薄らいできているという事では。

私も父親の命日をよく間違えます。
本当は7月ですが、私はどうしても8月に亡くなったというイメージが頭にこびりついています。(苦笑)

>そこで、坊さんは
「なんや、仏教と同じやん。みんな、意味わからんとお経読んでるし。」
と、妙に納得したそーな。

ラテン語とドイツ語がわかるお坊さんなんていらっしゃるのですね。
頭が良いから細かいことに気が回らないんでしょうね。(笑)
「意味わからんとお経読んでるし。」。
でも不思議となんどもお経を聴いていると、なんだか意味が少しわかってきますね。
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こんばんは (サクランボ)
2018-06-08 20:52:03
雨のうっとうしい日でしたね。台風も発生しているとか。
受診お疲れ様でした。加えて命日のお寺さん参りもお疲れ様です。

のんきで天然なお坊様ほど、仏様から愛されるのかもしれませんね。今回はコント的なことはなかったみたいですね、ちょっと期待してました(笑)。
お母様、命日を忘れるなんて・・・。でも今を謳歌されてるのでしょう。私も父の命日忘れないようにしなくては。7年になるはず。キリスト教は1年ごとに記念祭なので、多分7回目だと思う。確認しなくてはです。

お坊様、ミサに参加されたのですね。すごいな。お話を理解されてるのがすごい。お経確かに意味わからず読んでる、まじないのように聞こえます。一種の音楽みたいなものかなと思います。キリスト教は母の胎内にいたときから聞いてるので、違和感なしに入り込めました。意味わからず、聞いてることもありますけどね。今の歴史観と昔の歴史観の違い、生活背景の違いとかあります。年齢の数え方など、幅が広いです。
ミサは、浦上天主堂で教会から紹介状を頂いて、参加しました。私はプロテスタントなので、カトリックのお友だちに頼んで、カトリックの神父様に書いていただきました。規模が大きく、荘厳な感じでしたよ。カトリックは建物もすごいですね。プロテスタントは質素だから。
浦上天主堂では普段は、信徒さん以外は入れないけど、教会の内部まで見せて頂きました。

現在はカトリックもプロテスタントも仲良くしようという動きが盛んになり、宗教改革記念ミサもなされたそうです。また長崎に行ってみたくなりました。

お坊様のキリスト教のお話、もっと聞いてみたい気がします。
ペンキ被ったり、いろいろなエピソードをお持ちの方ですが、博識でおられるのですね。
今回は無事法要が終わりよかったです。

気圧のせいで身体の調子が狂いますが、無理されませんように。お身体ご自愛くださいね。
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masamikeitasさん (あゆ)
2018-06-09 21:55:09
masamikeitasさんのコメントを読んで気づきました。
そうですね、ラテン語とわかるということは、
ラテン語も理解できるということですね。
ドイツ語や英語ならともかく、ラテン語とは恐れいりました、です。

>お父様を亡くされた痛みが、だいぶ薄らいできているという事では。
女性は強いです。
落ち込んでいたのはほんの数か月だけだったような気がします。
女やもめに花が咲くとはよく言ったものですね。(笑)
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サクランボさん (あゆ)
2018-06-09 22:04:41
学校の授業ではゲルマン系はプロテスタントという大雑把な教えられ方しかしていないので
ドイツはほぼプロテスタントだと思い込んでました。
が、坊さんによると北ドイツにプロテスタントが多く
南ドイツはカトリックが主流なのだそうです。
とはいえ、ドイツはいま移民が多くを占めていますので
一番多いのはそのうちイスラム教になるのかもしれないですね。(^^;;
カトリックが主流の国にいくと美しく豪華な教会がありますので、
観光で見るにも楽しいですね。
スペインやオーストリアの教会はそれはそれは豪華でしたよ。
(どちらもハプスブルク家!)
日本でも仏教の総本山は大きなお寺ですし、
仏教もキリスト教も坊主丸儲け??
なんて失礼なことを思ってしまいました。(笑)

仏教は7回忌のあとは13回忌まで法要はありません。
弟が忙しくてもう法事はやめてくれと言っているので
13回忌からは親戚も呼ばずに家族だけですることになると思います。
何かの機会に思い出してあげることが一番の供養かもしれませんね。(^^)
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今回も面白かったです! (mimi母)
2018-06-10 15:54:11
すっかりご無沙汰してスミマセン💦
お変わりないようで、何よりです!!!

さて、今回のお話もとても面白く読ませて頂きました。
やっぱりすごいですねぇ~♪
独特のあゆ節といいますか、お父様の「命日ネタ」で、これだけの話に仕上げられるとは、流石です!うなりますね!!ホント、あやかりたいです(笑)!
同時に、あゆさんのお母様の生き方も見習いたいです。
ホント、自然体で前向きに生きてらしゃるなって、いつも思います。流石、あゆ母。
愛すべきお坊さんの話も、ナルホドって感心しました。あの方達は、やはり尊い方々なのですね(笑)!
ジャガイモも、大豊作ですね♪
想像するだけで、ホクホク美味しそうです💛
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mimiママさん (あゆ)
2018-06-10 21:34:27
いやいや、褒めても何も出てきませんよー。(笑)
最近は幸い体調がいいので、膵炎ネタが全く書けておりません。
でも、入院通院ネタが続くよりは、ネタがないほうがいいことですよね。(^^)
坊さんはそのうちまた、
すごいネタを自ら作ってくださることでしょう。
母は友達に囲まれて、日々楽しく過ごしております。
「私、モテモテ」らしいですよ。(笑)
老後を楽しく過ごすには
近くに住む友人が多いほうがいいのかもしれませんね。
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