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Kenwood TS-950SDXのCWのザーザー音やSSBのバリバリ音

2019-12-30 | TS-950
ATは確かに動作しない(SWRが落ちる時もある)が、まぁこれはどうでも良い(但し、NCのハズなのに、配線してあるコネクタを発見、黒い銅線も1本だけ長さが違うし、AT部の組み立て間違ってるんじゃ・・・)。
困ったのは、暖まって来ると、送信音が割れること。DRU-2を組み込んで、RM-1でPLAYしてみたら、MONITORでも割れてるし、TS-870Sで聞いても割れてる。
冷間時は異常無し。DSPのICの劣化か?と冷や汗出たが、冷静になって、サービスマニュアルを落とす。
23Kgでとにかく重いので、「すのこ」の上に置いて、ここで上下の外装鉄部を外す。これぐらい重さが修理の上でのMAXだな。
お約束通り、AVRからの調整。15Vは15.20Vで範囲に入ってはいるが、きっちり合わす(多少発熱減るし)。
で、VCOの調整だが、下部AF基板と上部PLL基板の両方にVCOがあり、先に下部のAF部の調整。オプションフィルターを挿入した後、調整開始したが、そうはズレていないが、軒並み-0.1V前後落ちてる。修正不要範囲だが、とりあえず指定値に調整。調整には、HOZAN D-16コアドライバーセット等が必要です。さて、上部PLL、ひっくり返すのも大変なのだが、ここは、+0.7Vと大幅にズレてるVCO有。流石に30年経過してると、VCOは経年変化でやられてしまう。基板上のパーツは結構スカスカで、修理し易そう。コンデンサは表面実装ではなく、脚付きを使っている(ここは経年変化考えた?もちろんその他の半導体は表面実装)。
これで、数時間は澄んだモニター音が出る様になったが、やはり、test送信したりして時間が経つと、モニター音が割れてくる(CWやSSBを、内蔵MONITORだけでなくTS-870Sで聞いてもザーザー言ったり割れてる)。ここで、各バンドの状況をみると、7Mhzで音が割れてるときに、3.5Mhzにすると音は澄んでる。で7MHzに戻ると、また音が割れてるので、DSPの故障が原因では無いと判断した。で、バンド毎に切り替わるVCOというと、筐体下のAF基板のVCO1で、TS-950SDX VCO1でググるとOMの情報が見つかった~(直ぐ出てきます、お世話になります)。電源ラインのパスコンだそうで、なるほど。30年経つと、何が起こるかわからんな、Hi。で、パーツが田舎に有るハズも無く、通販も休みなので、直すのは、夏の盆だな、Hi。こりゃ、もう電解コンは全交換だろ(TS-950SDXであれば全交換の値打ちは有る)。
古い無線機はこうでなくちゃ面白くない、Hi。
黄色い枠が、AF基板だが、メイン受信機のバンド毎VCO。

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