TS-700S(1977年)のスケルチが、2時方向でしか効かなくなった。
上面右側のFM IF UNITの2SC460Bは既に2SC1675Lに交換してある。
今度は、袴付きTRの2SC733(Y)である。
そう、Yと付いてるので東芝製で、ftが80MHzと2SC1815(Y)
の前身のTRである。
(言い換えると、2SC733のパッケージを変えた物が2SC1815の様)
代替品は、何でも良くて、中華製の1本1円の2SC1815GRに交換してみた。
4本、袴付き2SC733(Y)が有るが、hfeを測ると200以上で大体OKだった。
1本だけ、160前後の物が有ったが、規格内である。
が、とりあえず、全部交換し、11時弱でスケルチが効く様にはなった。
ただ、hfeからすると、どうも、抵抗・コンデンサ類の気もする。
それと、FM IF UNITであるがどうも二種類存在してる様である。
海外版のサービスマニュアルの回路と日本語版の回路はかなり異なるので、
参考になるのは日本語版TS-700S取扱説明書の中のブロック図のみみたい。
(海外版のTS-700SのサービスマニュアルのFM IF UNITは回路図、ブロック図としては、参考にならない)
なお、ムラタのセラミックフィルターの右側の袴付きTRは2SAなので、
お間違えの無い様(N or Wの切り替え用)。