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IC-720Aの修理 PLLの調整の準備

2025-01-20 | IC-720A/740
IC-720AのPLLの調整に関して、注意喚起してるのは、ここ:
 Iom IC-720A and Friends thread [Archive] - The Island Of Misfit Hams

connect up the four required cables from the Logic Unit (data - two headers on J1 and J2, power - two headers on J5 and J6)/
ロジックユニットから4本の必要なケーブル(データ-J1とJ2の2つのヘッダー、電源-J5とJ6の2つのヘッダー)を接続

というのは、以下の通りで、
自分が検討したのと同じです。緑マルは残して、他を外します。
これで、PLL基板単体で動作するので、IF基板とRF基板は外せます。
J5は電源です。

Here's where we throw convention and the service manual out the window. Ignore what it's telling us./
ここでは、常識とサービスマニュアルを窓から投げ捨てます。それが私たちに言っていることは無視してください。

と言ってるので、途中から、サービスマニュアルが間違ってるんだな(苦笑)。
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IC-720Aの修理 SWRユニットのリレーに微小電流を流す

2025-01-19 | IC-720A/740
IC720-ICOMというgroups.io(メーリングリスト)に、Duane Hofstetterさんが、
接触不良を起こすSWRユニットのリレーに微小DC電流("wetting" current)を
流して接点を自動的に磨くというアイデアを掲載していました。
ハエの手擦り動作をしない開放型リレーに、極小RF電流しか流さない時は、
この方法は、良いかもです。
で、実装ですが、2本の10KΩの抵抗(手持ちが無く4.7KΩで代替しましたが、
10KΩの方が良いです)を付ける所は、こうなります。
ハの字の1/8W抵抗です。
リレーのコモンに抵抗経由で+13.8Vをかけてるだけです。

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IC-720Aの修理 ロータリーリレーの動作動画

2025-01-17 | IC-720A/740
IC-720Aのロータリーリレーが動作している動画がありました。
下記の18分55秒くらい。
音は、電磁石の動作がoffになる時の方が大きい気がします。
もう、どのバンドを選択しているか、周波数表示を見なくても、音だけで判明する様になりました(ォイ)。

以下、18分55秒への直リンです。正にこのパタパタ音です。


Poniendo a punto un viejo Icom IC 720A
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IC-720Aの修理 「QST 1996/5」にロータリーリレーの掃除記事

2025-01-12 | IC-720A/740
ARRLのQST誌1996年5月号に、IC-720Aのロータリーリレーの掃除
の記事があるそうです。
アメリカ出張時に買った、QSTのCD-ROMがどこかに有るはず、

で、CD-ROMを探し出せたのは良かったのですが、
Win11 64bitでは読めません。
viewer.exe(QST96.exe)がWin95互換モードでも動作しません。
あれやこれや、どうやっても起動せず、Win10 32bitのThinPad X61(これは、
WinXPからWin10まで延々とUPDATEして来たもの)で、やってみると成功。
その記事が、これです。
とりあえず、変わった事は言って無くて、接点に接点洗浄剤を吹けと言っています。

ここまでやって、Win11ではDOS-BOXが削除された影響だと気が付きました(多分)、
DOS-BOXを動かすパッチをWin11 64bitに入れれば、動作するかも・・・。


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IC-720Aの修理 P.B.Tのメンテナンスマニュアルの間違い

2025-01-11 | IC-720A/740
IC-720Aのメンテナンスマニュアルに従って、PBT(パスバンドチュイニング)
を調整すると、
訳わからなくなると思うので、メンテナンスマニュアルの修正です。(苦笑)

1. L7の調整で、R19③はR19⑬の間違い。
2. R-115の調整で、19,759.700KHzは19,756.7KHzの間違い。

3. 207の周波数の、19.7597MHzは、19.7567MHzの間違い。
4. 208の周波数の、19.7567MHzは、19.7597MHzの間違い。
過去、IC-720AのPBTの調整していた人は、どうやって調整していたのだろうか?
最初思い通りにならなくて、めっちゃ疲れました。
こんなので、気が付くまで数時間かかりました。
頭からドキュメントを疑わなくて、
状態の悪い中古の現物の故障だと、最初は思ってしまいますからね。
後、注意しないといけないのは、送信時の数値を測定しているとき、
ジェネラルカバレッジモードでは(送信ボタンを押しても)内部が送信
状態にならないので、調整時は常にHAMバンドモードにして下さい。
(これもハマった理由の一つ)
1981年と言うと、インターネットは、当然
無く、パソコン通信すらも無い時代で、
この手の出版物の修正機会は、全く
無かったんでしょうね。
市場に出てからのフィードバックが、
ほぼ無いですからね。
IC-720Aの海外の記事(eham netだったと思う)を読んでると、
PLLの調整の所でも、間違いが有るらしく、
完全にPLLを理解しろと書いて有ったけど、
間違い箇所を書いてくれれば良いのに(苦笑)。

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IC-720Aの修理 なぜ修理調整し難いのかの説明

2025-01-08 | IC-720A/740
以下の図、IC-720Aのメンテナンスマニュアルからの抜粋ですが、
上が、底面です。ですので、底面からアクセスします。
底面から見て、IF UNIT, RF UNIT, PLL UNITと3段重ねになっており、
しかも、それぞれの基板は、鉄ケースで覆われているので、
マジで動作状態で調整出来ません(笑)。
IF基板とRF基板は何とかアクセス出来たのですが、
一番アクセスしたいPLL基板の部品面が一番底に有り、難儀します。
(今週末トライしてみよう)
コツですが、コネクタは全て前面方向に配置されているので、
前面パネルを本体から出来るだけ離して、1層目と2層目を前面方向に
まくり上げて(FT-767みたい)、PLL基板の上面鉄板を外すのかなと思います。
PLL基板へのアクセス方法は、メンテナンスマニュアルにも書いてありません、Hi。
コネクタは、(2.54mmピッチで無く)2.50mmピッチなので、これは何とか
入手出来そうです。
(動作状態で調整するのに、延長ケーブルを自作する必要があるかも・・・)
PLL基板のさらに底(上面)には、上面からアクセスする基板が鎮座しています。
通りで、後年のIC-740はPLL基板が側面に来てるはずだわ(変な機構設計だと思ってましたが、IC-720が悪過ぎて、その修正をやったのか・・・)。


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IC-720Aの修理 アルミダイキャストパネルのタッチアップ

2025-01-07 | IC-720A/740
1981年製のIC-720Aなので、アルミダイキャストのパネルの周りに、サビ
が出て、塗装が落ちてる箇所が有りました。(過去写真)
そこで、ちょいペイント(タッチアップ)してみる事にしました。
ホームセンターに有った、アトムの水性工作用カラーの
ダークグリーンとブラックを6:4位の比率で混ぜ合わせて、
100匀の筆でチョンチョンと色を乗せて見ました。(特に左上、ただし、比率は逆の方が良かったかも。乾くと緑色が強調されます。)
遠目にはかなりマシになりました。

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IC-720Aの修理 RITが効かない

2025-01-03 | IC-720A/740
IC-720AのRITが効かなかったので、チョイ悩んでました。
結局これは、PLL基板へのコネクタが外れてるだけでした。
(何で外れたのだろう?)
(修理注意:このコネクタが外れていると、
受信周波数が、表示周波数から3Khz程
ズレます。)
この部分です:
受信フロントJFET交換、リレー掃除、RIT修正で、
そこそこ動くようになりました。

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IC-720Aの修理 SWRユニットの修理

2024-12-31 | IC-720A/740
IC-720Aの底面の蓋を4本ネジ外して見たところです。
赤枠内がSWRユニットで、黄枠のネジを外します。
コネクタが5本有るので、写真を撮っておいた方が良いです。
引っ掛かりが有るので、それを外す方向に持って行ってください。
(右ネジ方向に押し下げて、後方に外します)

先ず、2SK125x2の中の1本が死んでました。
受信トップの2SK125は死んでる事が多いなぁ・・・。
(2SK125は、探せば、まだ入手出来ます。無ければJ310で。)
2SK125x2を交換し、221D012リレーを交換では無く、紙ヤスリ
で、磨いてみることにしました。とりあえず回復し、
-143dBmの信号も確認出来ました。感度は最近のリグと同じです。
(このレベルだと、出力量は正確で無いかと思います。校正されていません。)
SWRユニットの中です。
この時は、221D012リレーと2SK125x2を外していました。
これで、受信感度は元に戻りました。


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IC-720Aの修理 ロータリーリレーを拝む

2024-12-23 | IC-720A/740
IC-720Aのロータリーリレーを拝めました。
ロータリーリレー部の拡大です。
ソレノイド(電磁石)が動作し、金属片を引っ張ると、
白いプラスチックの歯車を押すという、分かってみれば簡単な機構です。
指でも金属片を軽く押せて、回転させることが出来ます。
接触面は、リレーというより、ボリューム。
なので、いきなり、シリコンオイルは止めました。
(カーボンが保護膜なのか、必要なのか、よくわからないです)

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IC-720AのSWRユニットのリレー(2)

2024-12-22 | IC-720A/740
Fujitsu 221D012のピン配置が判明しました。
(富士通のリレーは、データシートが、
全く入手出来ないので、現物が無いと、
ピン配置すら分かりません。)
14pin DIP 2.54mmピッチです。12V。
これ、1A程の電流流して、接点を火花で散らしたんですけど、
ダメですね。OMRONみたいに、蠅の手こすりみたいな動作を、接点
がしないので、最初は調子いいのですが、しばらくすると、
又接点不良になります。特に小電流の場合。
ので、交換した方が良いです。(なかなか辛いんですけど)
修理注意:この手のハエの手コスリ動作をしないリレーに、
シリコンオイルを吹いてはダメです。
接点にオイルが挟まり、即、死にます。

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IC-720AのSWRユニットのリレー

2024-12-15 | IC-720A/740
リレー名の覚え書き(すぐ忘れるので)。
下面、IFユニットの後方にちょこんと付いてる、SWRユニットに、
プリアンプ切り替えのリレーと2SK125 PPが存在。
SWRユニットのケースに鍵型の引っ掛かりがあるので、右ネジ進行方向に押し下げて、
離すこと。
リレーはFujitsu 221D012、これはアリエクにすら無いので、入手不可。
eBay/RF-PartsではNOS品が有る場合も。
代替は、ピン互換は無いが、12V 2C であれば、サイズさえ合えば何でも良い。
(OMRON G6A-274P, G5V-2とか。ピンの変換必要です。)

RF-Partsは輸出不可だが、見どころはサイズ。
0.825"x0.4"x0.45"Tallは、2.0955x1.016cmx1.143cm高さ。
G6A-274Pは、2.05cmx1.01cmx1.15cm高さ。行けそうだけど、もう一回り
小さいのが良いなぁ(変換基板考えると)。
ATQ203,AGQ20012


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IC-720Aの28MHzを含む100W化

2024-12-13 | IC-720A/740
入手したIC-720Aは50Wになっていました。
そこで、全バンド100W化を行なってみました。
メーカーサイトのPDF取扱説明書でも、写真が潰れていて分かりにくいの
ですが、以下の写真の赤枠(写真は上面で前面左側)のスイッチを
左側に倒す事により、100Wになります。
黄色枠の青リード線のカットで、28MHzが100Wになります。
この情報は、JF3DRI OMのサイトで入手しました。
(お世話になっております、ありがとうございます)
ただ、28MHzを100W化しても70W程度しか出ず(低い方では100W以上出ます)、
ドライバーが悪いのか、ファイナルが悪いのか、まだ切り分け出来ていません。

ARRLのQST reviewですが、Aug. 1982に掲載で、
送信3rd IMDは、-28dBで並(とは言え、他社は真空管の時代)、
ノイズフロアは、-132dBmで、他社のプリアンプoff位、
受信のDRの92dB(20KHzスペーシングのはず)は、
FT-1000Dの90dBより良く、ここら辺のリグの感じだと思ってもらえれば、
当たらずとも遠からず。
ただ、シンセのフェーズノイズはチョイ高めで、これは昔のPLLなので
仕方が無いです。
という訳で、治れば、カジュアルコンテストでも行けそうです。



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IC-720A

2024-12-12 | IC-720A/740
IC-720A(1981年製)を入手しました。
バンド切り替えのロータリーリレーのガチャガチャ音を聞いてみたかったのです。
(病気かい!)
IC-710/720/720Aはローカルでも持ってる人がいなくて、
ロータリーリレーは未体験ゾーンです。
サビが多く、外見の状態が悪い物だったので、落とせた様です。
例により、リサイクルショップです。
ただ、FL-32というCWフィルターが入っていて、超ラッキーでした。
(CWフィルター代より安いです)
裏蓋を開けても、シールド板で、CWフィルタは、見えません。
で、ばっちいので、そこそこ掃除した後、電源ONしてみました。
リレーの接触不良はあるものの、SSGの信号を受信出来て
とりあえず、PLL/VCO辺りは大丈夫そうでした。
ボリュームは当然ガリっていますが、
滑らせていると、マシになりました。
ファイナルが壊れてないか見るために、AMで送信してみました。
おおお、25W位出てくるじゃん。RTTYに変更してみると、50Wで、
移動用に50W化されてるみたい。
CWフィルターも入っていたので、
OMさんがCW移動運用サービスされていたのでは無いかと想像。
TS-700Sより筐体は小さく、
当時のRigとしては、
非常にコンパクトです。
まぁ、傷が多いのも仕方がないです。
で、バンドを切り替えてみました。ロータリーリレーは、
送信LPFを切り替えてる訳ですが(受信でも利用)、
確かに、甲高いパタパタという音がします。
軽量鉄骨のアパートで、夜半だと無理そう位。
が、ちゃんとバンド切り替えも出来て、OKでした。
初めて聞いてちょっと感動、外からリモコンする為の文明開化の音だなぁ。
下の写真、綺麗に写りすぎです。上の輪っかは、スピーカー保持金具。
(上蓋、下蓋は丸洗い中)

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AA CW コンテスト

2024-06-16 | IC-720A/740
土曜日、用事が有り、結局のところ電波を出さずに聞いていただけでした。
(集合住宅のベランダANTで、エアコンノイズが凄いということもあります。
今日なんか、7MHzでS9+30dB振ってます、笑)
使用していたのは、先日直したIC-740(1982年製)。
これ、CWフィルターに関しては、3段階に切り替えられてFBでした。
①PBT-OFF, FILTER-OFFの場合、9MHz-15KHz, 455KHz-2.7KHz(結果2.7KHz)
②PBT-ON, FILTER-OFFの場合、9MHz-500Hz, 455KHz-2.7KHz(結果500Hz)
③PBT-ON, FILTER-ONの場合、9MHz-500Hz, 455KHz-250Hz(結果250Hz)
(という風になるように配線を変更してるんですけどね)
トーンコントロールが良く効いて、TS-830みたいな柔らかい音になります、Hi。
後、秀逸なのがNBです。S9+60dB(プリ入り、メーター読み、Sメーター未調整)の中国国際放送を聞いても、NB LEVELを上げても音が割れず。(効いてないのか?笑)
そうそう、プリアンプですが、内部リレーよりも、前面のプリアンプスイッチの接触不良の方が問題だと思われます。
サイドトーンの音量はAFゲインで可変ですが、受信音との差を付けたい場合は、
結局ケースの中の半固定ボリュームを回さないといけないので、この点だけが問題。
(惜しい)まぁ、改造方法もググれば出てきますけどね。
強力な局のすぐ側で聞いてみましたが、ガサガサと言わず、結構良いのでは?
(まぁANTがANTなので、そこは聞き流しておいてください)
VCO、FT-77はバンド毎に8個でしたが、IC-740は1.8MHzバンドが増えても、4個です。

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