ここは環境班の本拠地である馴化温室。
連日の猛暑で活動するにはかなり危険な環境となっています。
幸い今は夏休み。また多くの研究が一段落したので
メンバーが足を踏み入れる機会は激減しているためひとまず安心です。
しかしこんな環境の中にも命はあります。
それが水耕栽培されている薬草たち。コンピュータ制御の温室なので
光をあまり通さない不透明カーテンを天井に展開して直射日光を遮ったり
側面の窓や天窓を開け、換気扇を回すなどして植物たちを保護しています。
それでも暑いガラス温室。どうしようもない時はこんな対策もします。
よく見ると馴化温室の床が何やら光っているとは思いませんか。
実は打ち水をしたのです。この馴化温室、プログラムすると
温室自体が判断して自動的に灌水もできる優れものなのですが
もう10年以上も前に壊れていて動きません。
そこでバケツ に水を入れて床にまき、気化熱で冷やしているのです。
皆さん日本古来の風習だと馬鹿にするかもしれませんが
明らかに涼しくなります。また温室内には水を入れた
大きなトロ箱も設置しています。ローテクですが
ここからも水は常に蒸発して気温を下げていると思われます。
「農業の多面的機能」という言葉が10年以上も前によく使われましたが
そのひとつに「夏場の気温上昇を抑制する」というものがありました。
対象になるのは水田。この温室のように水田の水が蒸発することで
周囲の気温を冷やす「打ち水効果」が期待できるからです。
ささやかですが、あの手この手で抵抗している環境班です。
連日の猛暑で活動するにはかなり危険な環境となっています。
幸い今は夏休み。また多くの研究が一段落したので
メンバーが足を踏み入れる機会は激減しているためひとまず安心です。
しかしこんな環境の中にも命はあります。
それが水耕栽培されている薬草たち。コンピュータ制御の温室なので
光をあまり通さない不透明カーテンを天井に展開して直射日光を遮ったり
側面の窓や天窓を開け、換気扇を回すなどして植物たちを保護しています。
それでも暑いガラス温室。どうしようもない時はこんな対策もします。
よく見ると馴化温室の床が何やら光っているとは思いませんか。
実は打ち水をしたのです。この馴化温室、プログラムすると
温室自体が判断して自動的に灌水もできる優れものなのですが
もう10年以上も前に壊れていて動きません。
そこでバケツ に水を入れて床にまき、気化熱で冷やしているのです。
皆さん日本古来の風習だと馬鹿にするかもしれませんが
明らかに涼しくなります。また温室内には水を入れた
大きなトロ箱も設置しています。ローテクですが
ここからも水は常に蒸発して気温を下げていると思われます。
「農業の多面的機能」という言葉が10年以上も前によく使われましたが
そのひとつに「夏場の気温上昇を抑制する」というものがありました。
対象になるのは水田。この温室のように水田の水が蒸発することで
周囲の気温を冷やす「打ち水効果」が期待できるからです。
ささやかですが、あの手この手で抵抗している環境班です。