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ベランダ救助法(2022年3月8日)

2022年06月12日 22時25分06秒 | 航空機
2月末からまた感染拡大したコロナ。
当初、市町村訓練の一環で行われる予定だったものが自隊訓練として行われるという。
単なる救助訓練ならいくら県内でもちょっと遠いので行かなかっただろう。
今回行われるのは「ベランダ救助法」というもの。

昨年11月に福島県で行われたブロック合同研修会の記事(ヘリコプタージャパン2021・2022年12・1合併号)で
そのような救助方法があることを初めて知った。
それを岐阜では初めて訓練をするというのだから行かないわけがない。

昼から外出扱いで、まずは向かうは大垣インター。
いつもトライで行く工場を通り過ぎさらに南へ。
もうすぐ三重県に入っちゃう…と言う頃に訓練会場に到着する。
そこは廃校になった中学校だった。


校庭、というか運動場は色々と使っているようで草刈り等管理されている。


 今日は休日という隊長と一緒にしばらく行動。
 どこでどのような訓練をするのか説明を聞き…あとは臨機応変に。
 しっかりとヘルメットはかぶっておきます。


13:38 現場到着。まずはしっかりと下見と確認。


それから着陸へ。


着陸よし。


 すぐに隊員が降機し、走る。
 そして隊長も走るのでこちらも走る。
 すると中庭っぽいところがあり、そこに準備がしてあるのだった。

 ヘリは離陸して目的の場所へと接近。
 隊員2名がホイストで降下してくる。



3階建て建物の2階から救出する想定だ。


建物ギリギリに近づいて


ベランダに体が入ったところでホイスト止め。体勢を整えてから再び降下してベランダに入る。


要救助者をサバイバースリングにて引上げ。上階庇がネックとは聞いていたが納得。


そのままホイストで上げてしまうとフックが引っかかるので機体は離れ、それから巻き上げ再開。


十分離れたところで地上のガイドロープを外す。


そして機内へ。


 降下員2名がそれぞれ行った後、ヘリはグランドに着陸。
 そして攻守交替で隊員が校舎に走って入って行く。



準備ができたと連絡が入り離陸。


旧南濃中学校。結構大きな学校だった。


レフトターンで訓練場所へと接近。


降下員2名が機外へ。


降下開始。


気流が乱れるとなかなかベランダにたどり着けない。


吊り上げの最初が難しそう。ここまで来ると安心かな。


収容へ。


 写真が結構な量になってしまったのでここで割愛。
 かなり難しいようで隊員さんもへとへとになっていた。



14:52 着陸して地上にいた隊員をピックアップ。


最終確認して


14:53 JA21AR BK117C-2 岐阜県防災航空隊「若鮎I」 離陸


お疲れ様でした。


車で来た隊員もおり、こちらは地元海津消防の方と反省会中。


屋上に異常が無いか再確認。


 これにて撤収。
 変わった訓練を見ることができた。
 これは本当に難しい。
 この先何度か訓練するだろうな。

今回も岐阜県防災航空隊の皆様、お世話になりました。
コメント
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