前編より
元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)へ。長門湯本温泉からは30分ほどです。昭和30年にできた新しい神社です。4年前とは大きく変貌していました。
やたらと看板が増えて狐にはハートマークが。観光バスも停まれる大駐車場が完成。お店も出来ました。
当時、入口にあった鳥居は上に移動しました。ここには賽銭を投げ入れるのですが、元の位置では車道に転がりますのでね。奥にはキャラっぽい稲荷様が出来ました。
砂利道はコンクリで舗装、鳥居も綺麗に作り直されました。
より写真映えするようになりました。
青と赤のコントラストが良いですね。l
<2015年の写真です>
入口に賽銭を投げいれる鳥居があります。奥には砂利の狭い駐車場。私のギャランが見えます。鳥居のペンキも剥げています。
9月上旬ですが観光客は皆無で、カニとフナムシが走り回っていました。倒れた鳥居も見えますね。4年間でここまでの観光地にした力量は大したものです。
隣の「千畳敷」はガスって遠くが見えませんでした。
「角島」です。前回は雨でした。妻の要望で寄りましたが、冬の日本海なのに良い天気で青い海が見れました。
秋吉台の西の「別府弁天池」です。
「秋吉台」
秋吉台は新緑の季節以降がお薦めです。
地肌が茶色いのは野焼の跡です。この石灰岩が鍾乳洞の元なのですが、ちょっと脆そうな感じ。夏みかんソフトも良かったのですが、津和野のゆずソフトの方が更に美味しかったそうです。
山口に戻ってきました。「国宝 瑠璃光寺 五重塔」です。1442年頃建立(室町)。京都の醍醐寺&奈良の法隆寺で日本三名塔ですが、写真映えなら瑠璃光寺が一番でしょう。雪の写真も綺麗です。
賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)です。身体の悪い所を撫でると除病の功徳があるとされます。東大寺と善光寺が有名ですね。隣の香山墓所は「毛利家墓所」のうちの一つで"泥饅頭"が並びます。以前は柵が無かったのです(3枚目の画像が以前のもの)。
宿は、「湯田温泉 古稀庵」 麒麟草 露天風呂+和洋室 @34,560円 広々した敷地に広い部屋で、大谷山荘と同様で床暖も入っていました。テラスやバスルームにソファがあったりして寛ぐことを重視しています。
部屋付半露天は、源泉掛け流しでしたが湯量が少なく、全開でも朝はヌルくて湯を足さないと入れません(大谷山荘よりマシですが)。ph9.2だそうですが、足し湯するのでツルツル度は低目です。大浴場は軽い塩素臭ありです。
食事はレストラン。価格的には個室が欲しいところ。味は2万クラスかな~。量は少な目、刺身は半分はOKでした。
敷地が広いので、結構外を歩きます。冬は寒いかも。湯量も少ないので夏が良いでしょう。
通常、最終日は空港へ行くだけにしていますが、「防府」に寄りました。その結果、帰路はラッシュアワーとなってしまいましたが。
「防府天満宮」です。妻は初めて、私は2回目となります。
"おみくじ"コレクションに加わりました。川越氷川神社に似ていますが、手作り感のある凸凹で金色もありました。
「周防国分寺」は防府天満宮から車で5分です。741年の創建当時の境内に、移転なく残っているのは珍しいのです。槙は樹齢1000年とか。室町時代の金堂(本堂)は勿論、阿弥陀仏・四天王は平安時代、左右の菩薩は室町の重文です。画像(HPより)にはありませんが12体の菩薩像も良かったです。30cm位と目の前まで寄ることができます(ガイドが付きます)。
しかし山門の阿吽の像の片方は眼球が失われ、土塀もほとんど崩れてビニールシートに覆われていました。重要文化財でない部分が管理されていません。山門の上には16羅漢があるようですが、修復して公開して欲しいものです。
山口宇部空港出口の左側に、リムジンバスの券売機が設置されています。
走行533km 温泉宿のコスパはMY定宿を大きく下回り、11月の九州の3宿に負けました。しかし歴史遺産や景色に恵まれた山口県だからこそリピートしているとも言えます。温泉宿は一泊程度に絞って駅前ホテル+居酒屋も選択肢の一つになると感じました(飲めない私は別として)。
でも4年前のやれた感じも好きですよ~
元乃隅神社は、狐を渋く仕上げても良かったと思います。