あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

犯罪コストの話

2023-04-17 | from:sachiaki
2023年春のアニメがすごいラインナップで
毎週楽しいんですけれど、
今季はサスペンスものが2つブチ込まれてまして
そのうちの一つが『推しの子』で
もう一つが『マイホームヒーロー』で
どちらも見応えがハンパないので
おすすめのアニメなんですけれど、
倫理だのなんだのかんだのを深く考えるのは
『マイホームヒーロー』なので
こちらをちょっと取り上げてみようと思います。
”ヤのつくお仕事の人たちとは関わるな”
上記が信条のsachiakiです。

フィクションとなるアニメを見て
真面目に語るのも片腹痛いものがあると思いますが
『マイホームヒーロー』は娘のトラブルに気づいて
推理小説が好きで知識が豊富な父と
肝が据わった母が力を合わせて反社会組織と戦う、
という話なんですけれど
初手の対応が悪すぎる!!!って
ダンナ氏ことパンダ氏と話をしているところです。

これ、たぶんイジメとかもそうなんですけれど、
初手の対応ってのが本当に大事で
一度泥沼に踏み入れたら抜け出すのがすごく難しい
ってことを肝に銘じておかないといけないんじゃないかなと。

人間って「人」との「間」で生きているから
「人間」なんですけれど、
この人間の生き方ってのが関係性で生まれる以上
「間」をどう動くかって話になるんだと思うんです。
人間は「間」を介するからこそ
暗黙の約束ってものをたくさん持って生きています。
例えば何かを得るのに対価を払うとか、
人を傷つけてはいけないとか。

そして物事には「対価」や「賞罰」がつくことによって
人の動きっていうものに抑制がついたりします。
それをおそらく「理性」と呼ぶのでしょうが
昨今はこの「対価」や「賞罰」のことを
「コスト」というものに置き換える人が多く
犯罪の抑止力っていうのが弱まっているように感じます。
抑止力は強くすれば良いってものではありません。
私はそうならないようにする「機能」のことだと思っています。
「機能」の一つに「心」や「倫理」「道徳」ってものがあって
それらが軽視されている結果が
人を殴っても少年なら刑が軽い、と言う子がいたり
大人でも罰金3万なら殴った方が気持ちが楽、とか
そういうコスト計算をする人たちが出てくるのだと思います。

そしてこのコストの考え方の厄介なところは
「悪いことではない」ということなのだと思います。
だからこそ、選挙に向かって選挙活動に力を入れている人たちが
頑張っている中に「ブランディング広報」として立候補する
埒外の人たちが参入して選挙がおもちゃになってしまっている
そういう状況を生み出しているのだと思います。

テレビCMは千万の単位を払わなくてはならないことが多いのに
選挙の立候補演説枠は数百万である。
そういったコスト計算をする人たちがいるんですよね。
これは国民にとっての不幸だと思いますが
そういうのを当選させなきゃ良いだけなので
「はいはい、ブランディング乙」で終わらせば良いのだけれど
犯罪にまつわるものに関してはそうも言ってられません。

コストの計算で全てを賄う人たちの思考には
人一人の命の値段もコストとして捉えます。
『ハイパーインフレーション』って漫画に
グレシャムっていう悪徳商人が出てきますが
彼は奴隷の値段を覚えているので
いくら人を投入(投資)すれば
儲けが出るかってことを常に考えています。
これは漫画だから笑って済ませられる
ギャグ要素として効いているんですけれど
実際の経営者なんかも
「教育として云百万払ってるんだから
 それなりの対価が出るように働け」
と言ってるわけで、対価の価値がなかったら
クビにすることもできるわけです。
(簡単にはクビにできない仕組みになっているんだけどね)

その最も人の価値が軽い計算をするのが
反社会組織にいる人たちで
この人たちは自分達の命も軽く捉えている分
相手の人間の命も軽いというところがあります。
なぜそうなのか、というのは議論の余地があるので
ここでは省きますが……
とにかく彼らにとって、人を傷つける
尊厳のあるものを壊すってことも
そこにかかる刑務所にぶち込まれる時間や
金額のことも織り込んで、
それでもGOするという冷静なところがあるし、
そこまで考えていなくても
目先のコストでしか考えていないというものがあるよ
ってことなのです。
目の前のおばあさんを殺して得る云十万で
自分が刑務所に入ることなどは
カウントに入っていないってこともあるでしょう。
(カウントにいれる価値もない)

実際は一度でも犯罪に手を染めれば
社会復帰の難易度は上がるので
見えないコストがとても大きいってことに
まったく気がついていないってことなのですよね。

「コスト」を単なるお金やら時間、労力という
交換可能なものだけで考えるからそうなるんだと思います。

実際の私たちのライフっていうのは
「コスト」なんてものだけでは推量れない
見えない約束ややりとりがたくさんあるんですよ。
ただ「コスト」で考えると
さまざまなことが定量化するので
現実の行動がとてもスムーズにいきやすい
というメリットが大きいので
経営者や個人の目標が大きい人は
こういった数値の鬼になりやすいのだと思います。
切り捨てているものの価値がどういうものなのか
それは今の社会を見渡せばなんとなくわかります。

倫理が究極に薄まったころに
「センソウはモウカリマース」
という暗黙の了解が成り立つのも
そう遠くないのかもしれません。

戦争だってコストの塊ですから。
例えば北朝鮮のミサイルなんかは
発射にかかった費用で4〜6億5戦万ドルだとも言われています。
戦争は長引けば長引くほど費用が嵩むというのも納得な話です。
それでもこのコスト以上のなにかを得るために
必死なのも確かでしょうし、
「なにを得る」かの話の時に
「人間の価値は低いから捨ててよし」に
ならないようにと祈るばかりです。

実際コストだけの話に収めてしまったら
人間の価値なんて究極的に下がるのは
想像に難くないですからね。
その論拠は今までの戦争を見ればいいだけで。

と、四千文字になってしまった!
アホみたいに長くなってしまったけれど
犯罪のコストっていうのは
割に全然合わないよ!ってオチをつけたかっただけです。

それではまた。モイモイ。
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バイトチームコンテスト2日目に挑むよ!

2023-04-17 | from:sachiaki
もう日付変わってしまっているけれど
これからバイトリームコンテスト2日目に挑んできます!!
猛者たちの金イクラ納品200個超えを見て
そんな膨大な数を入れられたら上位入賞の壁が
どんどん遠ざかるじゃん!!
なんて青ざめていたsachiakiです。

こういうイベントやるよ!っていう
告知を見た時の上位イクラ納品数は
上位5%が172個以上で
上位20%が136個以上、
上位50%が113個以上ってなっていたので
目標値150個でやっていれば
上位20%には入れるんじゃ??
なんて思って、よーしやるぞーーー!!!
ってトライして144個までいけたので
まぁまぁかな?
なんて思っていたのに、
200個超えを当たり前に出してくる人たちのツイートを見て
あー、これ150個とかぬるいこと言ってると
上位20%も無理かもしらん……
なんて気持ちになってました。

実際はエンジョイ勢もそれなりにいるし、
そもそも上手い人だけが自慢ツイートをするので
そんないっぱい200個超えしてくるもんじゃないだろ?
なんて思ってはいるものの
いやはやどうして。
人間の慣れというか対策能力の凄さを感じずにはいられません。

とりあえず今夜も少し頑張ってきます!
それではまた。良い社畜を!!モイ
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