日本の宝というには大袈裟?
いやいやそんなことはないでしょう。
世界中の子供を熱狂させ、
日本の1970後半生まれは確実に
一度もその人の絵に触れたことはないってぐらい
そしてその人の絵に話の作り方に
影響を受けなかったクリエイターはいなかったろうってぐらい
大きな大きな影響を残していった
鳥山明先生の訃報に落涙している人は多いはず。
まだ68歳だったそうで、新しい漫画や映画は進行中
そんな中での逝去だなんて早過ぎますよ先生……。
と、とても悲しい気持ちでいっぱいのsachiakiです。
齢40以上にもなれば自分に影響を与えた人たちが
だんだんと退場していく年齢になっているものですけれど
一向に慣れることはないですね。
三浦健太郎先生が亡くなった時も
「ベルセルクって結局未完になってしまったりね〜」
なんてジョークが不謹慎になってしまったぐらい
あまりの早さでショックが大き過ぎたし、
レイハラカミとフジファブリックの志村正彦の時も
ほんとにどういうことなのよ……とシンドくなったものです。
いまだに「若者のすべて」を聴いて泣く人は
そこそこの人数いるんじゃないでしょうか。
とくにフジファブリックを20代で聴いていた
私たち40代はガッツリ心を持っていかれているので。
あぁ、そうだ昨年はYMOのお二人も逝去されていますね。
本当に悲しみがいっぱいです。
他にも俳優さんとかさまざまな方が亡くなっていますが
私にとって漫画・アニメ・音楽は
自分を生かしてくれていたものなので
そういったジャンルの人が逝ってしまうと
喪失感がハンパなくでかくなります。
鳥山明さんの絵のうまさっていうのは
もうちょっと特殊なもので
大友克洋さんとかのようなスチームパンクを
めちゃくちゃ可愛く描けちゃうっていう
いくつもの壁を乗り越えちゃってる人だと思うんです。
あ、もちろん大友克洋さんのすごさも
常人じゃないものだって話だし、
大友さんからの影響も莫大に受けてる人は
いっぱいいるのを存じておりますゆえ。
私はイラストを描くにあたり
高橋留美子先生とアニメーターの芦田豊雄さん、
そして江口寿史先生という人たちが中心にあるものの
それでも自分が持っているエッセンスの中に
鳥山さんがないってことはなくって
血肉なっているんだろうなっていう感じがあります。
そういう意味では鳥山さんの遺伝子というか
なにか種のようなものは
たくさんのクリエイターが受け取って
これからも誰かに渡していくから
永遠に生き続けるといっても良いのかもしれません。
それでも…やっぱりもう少し作品を紡いでいって欲しかったですよ。
たくさんの方がドラゴンボールの悟空が天国にいってしまう時の
「死んだらまたすぐ会おうなー!」って画像を上げながら
悼んでいるのを見て、またさらに涙ですよ。
もうほんとね今日は無理。
違う作業したり動画見たりしてるけれど、
それでもフとした隙間時間にニュースとか見ちゃって
ガッツリMPを削られてる感じ。
この喪失感は作っていくことでしか埋めていけないんだろうな。
そう思うので、私も頑張ってヘタなりに絵を描き続けていきますよ。
さ、そうと決まったら今日は休んで明日に備えましょう。
そうしましょう。
それではまた。モイモイ
鳥山先生、たくさんの作品をありがとうございました!!!