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ヤマサギソウ・2~開花

 谷戸の陽当たりの良い草地に生育している「ヤマサギソウ(山鷺草)」。ラン科ツレサギソウ属の多年草で草丈は25~30センチ。5~6月に長さ2~3センチの花を10数個咲かせる。花色は淡黄緑色で草の中では目立たない。花の様子をサギに見立てているが、サギと言うよりはトンボに似ている。
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キクノハアオイ・2~果実

 堀之内寺沢里山公園の野道に生育している「キクノハアオイ(菊の葉葵)」。アオイ科キクノハアオイ属の多年草で北アメリカ原産。関東以西に拡がっているが私は初めてここで開花を見つけた。写真は果実で直径6~7ミリ。熟すと長さ1ミリほどの扁平な種子を零す。学名のModiola carolinianaの〝 Modiola” はラテン語の車輪のハブのことでこの実の形に由来している。
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コケリンドウ・8~果実

 鑓水の林縁に生育している「コケリンドウ(苔竜胆)」。リンドウ科リンドウ属の一年草~越年草で3~5月に直径5~6ミリの小さな花を咲かせる。果実は蒴果で長さ4~5ミリ。晴れていると閉じているが雨が降ると果実が開いて種子を零す”雨滴散布”になる。
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アキノハハコグサ・8~若葉

 キク科ハハコグサ属の「アキノハハコグサ(秋の母子草)」。陽当たりの良い山野のやや乾いた場所に生育する一年草~越年草で9~10月に茎の先端に淡黄色の頭花を多数咲かせる。アキノハハコグサは都内では2000年代を境に急速に減少し区部では絶滅したとされている。多摩地域でも絶滅危惧ⅠA類(CR)でごく近い将来に絶滅の危険性が高いと考えられている。当地の専門家によれば以前、小山内裏公園付近の林縁に群生していたものがその後消滅したという。アキノハハコグサは一時期群生を作るが数年後には突然消えてしまうようだ。ここでは去年小さな群生になっており花を初めて見ることができたが、今年も写真の芽生えが10数株見える。今年は何とか花が見られそうだ。
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ハナイバナ

 長池公園“中央園路”に生えている「ハナイバナ(葉内花)」。ムラサキ科ハナイバナ属の一年草~越年草で日本全土に分布している。直径2~3ミリの小さな花は春から秋まで咲き続けている。写真は果実で4分果になりひとつの直径は1ミリほど。
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ヒメハギ・5~果実

 ヒメハギ科ヒメハギ属の「ヒメハギ(姫萩)」。4~6月に長さ1センチほどの小さな花を咲かせる。果実は直径7~8ミリの扁平形で2室ある。中にひとつずつ長さ3ミリほどの種子が入っている。これを採取して庭の隅に植えてみよう。
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ハタザオ・5~開花2

 鑓水小山緑地の草地に生えている「ハタザオ(旗竿)」。アブラナ科ハタザオ属の越年草~二年草で海岸の砂地や山野で見られる。草丈は40~80センチになり4~6月に茎の上部に直径7~8ミリの十字花を数個咲かせる。この場所は毎年初夏に草刈りが行われるためにその生存を心配している。今年も何とか開花を確認できた。ヤマハタザオと花も草姿も良く似ているがハタザオとヤマハタザオは属が異なる。
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ヤマハタザオ・5~日影林道

 小学生高学年の頃、児童会の委員をしていたため運動会の国旗掲揚の時に〝君が代”に合わせてロープを引く役を何回か経験した。早過ぎても遅すぎても具合が悪く、『~こけの~む~す~ま~で』と終わる時にちょうど国旗が天辺に届くようにタイミングを計らなければならなかった。社会人になってからは国旗掲揚の式典に出た記憶は無く、オリンピックの金メダル表彰をテレビで見るくらいだ。
 写真は奥高尾“日影林道”に咲いている「ヤマハタザオ(山旗竿)」。アブラナ科ヤマハタザオ属の越年草で日本全土の山野の陽当たりの良い場所に生育している。草丈は40~80センチになり葉が小さく茎に添うので全体としてヒョロヒョロと茎が直立した姿に見える。これを旗竿に見立てている。
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シロバナマンテマ

 堀之内東山ふれあい東緑道付近の道端に咲いている「シロバナマンテマ(白花まんてま)」。ナデシコ科マンテマ属の一年草~越年草でヨーロッパ原産。日本には江戸時代に渡来したと考えられている。当地では花は淡紅色タイプが多いが稀に写真のような純白の花を見掛ける。
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番外編・10~ニホンザル2

 都内で今年初の真夏日になった昨日、初夏の花を求めて奥高尾を歩いてきた。標高392mの大垂水峠から標高670mの小仏城山まで登り下りは日影林道をバス停まで歩いた。その日影林道で頭上の電線をスルスルと動く物体に気付き見上げると電柱に「ニホンザル(日本猿)」がしがみついていた。以前、多摩森林科学園で野生のサルを見たことがあったが奥高尾では初めてだった。ニホンザルはオナガザル科マカク属の霊長類で体長は50~70センチ。群れで生活するがここでは1匹しか見えなかった。一瞬のことでやや逆光になってしまったがご容赦頂きたい。クマでなくて良かった。ところで、この日ホトトギスの初鳴きを聞いた。
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