婦人公論の3/22号は「老後」についての特集です。
「なぜ、これほど老後が不安なのか」
(読者560人のアンケートより)
【私たちの老後はいばらの道ですか?】
≪老後」と聞いて、期待と不安、どちらが強いですか?≫
1.不安 77.6%
2.期待 17.0%
3.両方 1.6%
4.その他 3.8%
≪老後への不安を感じるのはどんなことですか?≫
1.健康 27.3%
2.お金 20.0%
3.「老いること」そのもの 15.1%
4.介護問題 14.0%
5.生きがいを持てるか 7.1%
6.住まい問題 5.1%
7.その他 11.4%
≪不安を解消するための対策は?≫
1.コツコツ貯金。そのために節約し、働く。
2.体力維持のための運動やエクササイズ。
3.何事もポジティブに考える。
4.読書で視野を広げる。情報のアンテナを張る。
5.抗(あらが)っても仕方ないから何もしない。
≪老いを感じる瞬間はどんな時ですか?≫
1.疲れやすくなった。
2.物忘れがひどくなった。人の名前が出てこない。
3.鏡の中の自分の姿を見て。
4.肌のたるみ、顔のシワ、シミを見つけたとき。
5.白髪が増えた。髪が薄くなった。
≪老後へ向けて始めたこと、始めたいことは?≫
1.自分名義の貯金
2.身辺整理
3.遺言を書く
4.体力作りのウォーキング
【介護されるなら誰に・・・?】
≪要介護状態になったら、面倒を見てもらいたい人は誰?≫
1.施設
2.夫
3.娘
≪最期を看取ってもらいたい人は?≫
1.夫
2.娘
3.息子
≪いくつまで生きたいですか?≫
1.80~89歳 48.4%
2.70~79歳 23、7%
3.90~99歳 10.4%
4.60~69歳 4.5%
5.100歳以上 3.9%
6.50~59歳 0.7%
7.49歳以下 0.3%
8.無回答 8.1%
≪実父母、義父母の介護は誰が?≫
1.自分 46.3%
2.きょうだい 26.7%
3.施設に入居 12.1%
【三大不安に備える】
◆ お金 ◆
ゆとりある老後のためには3000万円が必要。
<資金作りのポイント>
① 自分が今、ライフステージのどこにいるかを考えてから
資金計画を考える。
② 所得控除のメリットがある確定拠出年金がおすすめ。
③ 預貯金のように安定していて、
自由に出し入れできるものも、ある程度は必要。
◆ 健康 ◆
<「心と体の健康」のためのポイント>
① 「2人に1人はがんになる」ことを自覚する。
② 民間療法の話に振りまわされないようにする。
③ 主婦は特に自覚して、人間ドックと乳がん、子宮頸がん・体がんの検診を
1、2年に1回は受ける。
④ 「もし自分が余命半年と言われたら」と、年に一度考えてみよう。
◆ 住まい ◆
理想的な「終の棲家(すみか)」を見極める。
これまで日本人は、
老後は親族のだれかに看てもらうものだという意識がありました。
けれども、格家族化が進み、
家族だけで介護をするのは困難になったため、
社会全体で介護を支えていこうと、
「介護保険制度」がスタートしました。
介護保険の特徴は、
自分で選んで、自分で契約するということ。
老いの時間を、どこでどのように暮らすか、
自ら人生設計をしなくてはいけない時代になったのです。(本文より)
以上、40代以上の女性たちが捉える「老いへの思い」(アンケート結果)です。
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老後の準備って必要ですね。
「老い」も「死」も、すべての人に必ず訪れます。
介護保険制度のスタートにより、
40歳以上の人は介護保険料を納め、
そのおかげで、
安心して老後を迎えられるようになりました。
介護保険施設への入居も一般的になり、
かつての「老人ホーム」とはイメージが変わってきましたね。
「もし自分が余命半年と宣告されたら・・」と年に一度考えてみる。
これって大事なことだと思います。
病気は突然やってきます。
私の乳癌も肺癌もそうでした。
いつ、どんなことが起きてもいいように、
心の準備をして、
残された時間をたいせつに生きたいですね。