みなさま、お盆をいかがお過ごしですか。
8月13日の中国新聞の「天風録」に、
「生身魂(いきみたま)」について書いてありました。
私は(恥ずかしながら)初めて聞く言葉でした。
「生身魂(いきみたま)」<8月13日中国新聞/天風録より>
きょうはお盆の入り。
久しぶりに帰ってきた子や孫と連れ立って、墓参りに出掛ける人もおられよう。
亡くなった父母や祖父母、遠い先祖の霊に手を合わせる。
もともと盆は死者の供養をするだけではなかった。
両親そろって健在であれば、子どもたちが親元に集った。
お祝いを贈ったり、ごちそうしたりする「生身魂(いきみたま)」という習わしである。
始まりは鎌倉時代にさかのぼるという。
今を生きる年長者に礼を尽くす「敬老の日」のような意味合いもあったようだ。
「生身魂七十と申し達者也(なり)」。正岡子規の句がある。(続き)
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お盆は、ご先祖さまの供養をするとともに、
「一家の長老を 生きた御霊として祀る(まつる)」
という習わしもあるのですね。
それを「生身魂(いきみたま)」といい、
「生盆(いきぼん)」ともいうそうです。
“お墓参り」を目的に故郷に帰り、
家族が顔を合わせる良い機会だとは思っていましたが、
両親や目上の人に贈り物をしたり、ごちそうをしたり、
「礼を尽くす」ということは、知りませんでした。
地方により風習も異なっているようですが、
一家の繁栄と健康を祝い、それにあやかるということです。
交通機関や高速道路が混雑するとわかっていても、
地元に帰省する人たち・・・
“お墓参り”だけでなく、
ご両親に会って“礼を尽くす”ということでも、
意義があり いいですねー。
「生身魂」のことを知っている方、
どの位いらっしゃるのでしょう。
親からの言い伝えでしょうね。
私も、息子に教えなくては・・・
ちなみに、季語は「初秋」だそうです。