★☆ 愛しき時間(とき) ☆★

2007年に乳がんと肺がんを克復しました。
現在 ACTH単独欠損症(特定疾患)、糖尿病の闘病中です☆

父の命日

2006年02月28日 | 想い



今日は父の祥月命日。
母と姉と3人で、リーガロイヤルホテルでランチをいただき、
ガーデンラウンジでお茶しながら、父を偲んだ。
妹は東京にいるため、同席できず残念だった。

父は60代の若さで、亡くなった。 
死因は心筋梗塞。
本当に・・・突然逝ってしまった。
家族に何も告げないで・・・

その当時友人から「医者の不養生だね」と冗談で言われたことがあった。
私はその場では笑っていたが、
内心は、「そうではないのに・・・」と悲しかった。

父は生活習慣病にはとても気を遣っていた。
父が亡くなった後でわかったことだけど、
父の手帳の間から「舌下錠」がでてきた。
往診に行くときも、ゴルフに行くときも、
父は舌下錠を持ち歩いていたのだ。
それをみた時、家族みんなが絶句した!

いくら医者でも、
どうしようもない病気でこういうことが起きるのだということを、
その時痛いほど感じた。

父は亡くなる2時間前まで、
ご近所のお宅に往診に行ったほど元気?だった。

前日は確か日曜日で、
結婚式に出席のため東京に行き、妹家族と会っていた。

28日深夜・・・義兄が妹に父の死を電話で報せた時、
妹はどうしてもその言葉が信じれなくて、
父の死を受けとめることができなかった。

「どういうこと?どういうこと?」って気が動転した。

その数時間後、広島に帰ってきて、
冷たくなった父に対面し、号泣した妹。

「お父さま、起きて~!お父さま、起きて~!」って、叫んだ。

誰もが信じられなかった父の死・・・

地域医療に貢献し、
医師会のお仕事も真面目にこなし、
藍綬褒章をいただいた。

ゴルフが大好きだった父・・・。

私たち3人姉妹をこよなく愛してくれていた父・・・。 

私たちにとって自慢の父で、大好きだった。


☆ PHP「人間としてどう生きるか」より ☆
人は死ねば焼き場に連れていかれて、焼かれて灰と骨になります。
その時に、焼き場の1200度の高温でも、愛は焼けないんです。
レントゲンに写らず、目に見えなかったもの、
しかしながら今日私を生かしているもの、
それは焼けないんです。
だから愛は死よりも強いのです。
愛は死に負けないで、不滅なのです。



今でも、父と私たちは「愛の絆」で結ばれている。

父は天国で私たち家族のことを見守ってくれている。


私は4年前、「ACTH単独欠損症」で、
2週間くらい意識がなくなった時期がある。
その時みた夢?で、
父が、「まだ早い・・・ここにこなくていい・・・」と私に告げた。
とても不思議だけど、
意識が朦朧としている私に父がそう言った。

それからしばらくして、
私は奇跡的に意識を取り戻すことができた・・・
今でも、その時に父が私を救ってくれたのかなーと、思っている。

今日の画像は私が育てている「ビオラ」の花。 
今、綺麗に咲いている。
父に捧げたい・・・と思って挿入した。








Comments (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ♪卒業式の歌 | TOP | 永田議員の謝罪会見 »
最新の画像もっと見る

4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
ビオラの花が・・・ (奈々)
2006-02-28 23:38:56
今日の歌音さんのお父様の命日にとてもふさわしく、高貴な中にも凛としていて素敵ですね。

余りにも突然の死に遭遇すると、人間って涙がすぐには出ないんですよね。

きっと、暫くはその死が受け入れられなくて、一週間位経ってから、やっと現実を受け入れざるを得なくて、その頃から涙がとめどなく流れて、何をしていても泣いてばかり・・・・。



今日は、歌音さんにとってとても意義ある一日

だったみたいですね。

私は、霊の存在を信じているので、今日はきっと、お父様は三人のまわりでニコニコしながら、お話を聞いていらしたかもしれませんね。



返信する
奈々さん、ありがとうございます。 (歌音)
2006-03-01 10:50:56
奈々さん、おはようございます。

私ね、昨夜はしんみりとしていましたが、夜奈々さんのコメントを拝見し、少し元気がでてきました。いつも慰めていただきありがとうございます。

やはり、親の死っていうのは悲しいですね

何年たっても同じですね。ついこの前のことのように、父との想い出がよみがえってきます。

でもおかげさまで母は今も元気で、3人姉妹のなかを行ったりきたり過ごしています。

昨日も楽しく(命日なのに?)ランチして、お茶して、Shoppingして…、奈々さんが書いていらっしゃるように、父も天国で喜んでいると思います。



昨日のコメントでも書きましたように、「死」って言うのは永遠の別れです。声が聞けないというのが寂しいですね。でも「愛は不滅…」です。

これからも一日一日を大切に、生きていかねばと思います。とともに、逢いたい人には(後悔することのないよう)逢っておきたいですね
返信する
お久しぶりです (土筆文香)
2006-03-01 17:50:09
この記事を読んで心打たれました。お父様、67歳の若さで突然亡くなられたのですね。ご家族の皆さまの悲しみを思うと、胸が痛みます。神さまからの慰めがありますようにお祈りします。



わたしの父が癌で余命わずかだとわかってから、母も妹も心痛で体をこわしてしまうほどです。この記事を印刷して母と妹に読んでもらおうと思います。きっと希望が持てるようになるでしょう。
返信する
文香さん、おひさしぶり! (歌音)
2006-03-01 18:42:54
文香さん、こんにちは。

覗いてくださってありがとうございます。

私の拙い文章でも、どなたかのお役にたてれば嬉しいです。

文香さんのお父様の具合はいかがですか?

ご心配ですね…。文香さんをはじめ、ご家族のご心中を思うと、私も胸が痛みます。

きっと、お父様ご本人が一番おつらいとおもいますが、文香さんたちも希望を失わないで、明るくお過ごしくださいね。

文香さんご一家には必ず神様のお守りがあるとあると信じています…
返信する

Recent Entries | 想い